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▼ドラゴンゲートの至宝・このまま市川引退試合!棚橋弘至との夢の対決で感動のフィナーレ
(C)ドラゴンゲート 編集部編
・プロレス界の異彩、このまま市川がついに引退試合へ
・このまま市川、棚橋弘至との引退試合で有終の美
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プロレス界の異彩、このまま市川がついに引退試合へ
ドラゴンゲートを代表する個性派レスラー、このまま市川が2024年12月17日に東京・後楽園ホールで引退試合を行うことが発表された。対戦相手は新日本プロレスの棚橋弘至という豪華な顔合わせで、プロレス界に一つの時代を築いた市川が26年のキャリアを締めくくる。
市川は1998年に闘龍門でデビューし、ストーカー市川のリングネームで一貫してプロレス界の「お笑い担当」を務めてきた。彼の試合スタイルはユーモアと奇抜さが特徴で、大物レスラーとの試合で数々の笑いと感動を提供してきた。対戦相手には高山善廣や長州力、武藤敬司などが名を連ね、そのコミカルなアプローチで観客を魅了し続けた。
引退試合の対戦相手として選ばれたのは、新日本プロレスの棚橋弘至。プロレス界の「100年に一人の逸材」と呼ばれる棚橋との対戦は、市川のキャリアを総括するにふさわしい一戦である。岐阜県出身同士である両者が後楽園ホールで繰り広げる試合は、観客に笑いと感動をもたらすことが約束されている。
市川は9月の神戸大会で年内の引退を発表。同団体GMの斎藤了は「大爆笑でリングを降りてほしい」とエールを送り、ファンもまた感動と惜別の念を持ってこの試合を見守ることだろう。試合前日には、これまでの「迷勝負」を振り返る特別番組が放送され、ファンにとっては忘れられない一週間となるだろう。
市川のキャリアは、ドラゴンゲートの中でも異色でありながら、団体を象徴するユニークさと革新性を体現してきた。その功績は、プロレスの新たな魅力を提示し続けたことにある。引退試合は、市川がプロレス界に遺した足跡を祝福し、その功績を称える一夜となるだろう。
この引退試合は、プロレスの新たな未来を切り開く一方で、市川がファンの心に残し続ける「笑いと感動」という大きな遺産を改めて感じさせる。試合がどのような形で終わるのか、そして市川が最後にどのようなメッセージを伝えるのか、大きな期待が寄せられている。
このまま市川、棚橋弘至との引退試合で有終の美
2024年12月17日、後楽園ホールで行われたドラゴンゲートのイベント。このまま市川が26年間のキャリアを締めくくる引退試合を行い、観客の涙と笑顔に包まれた感動的な夜となった。対戦相手は新日本プロレスの「100年に一人の逸材」棚橋弘至。異色のレスラー市川とプロレス界のエースが繰り広げた試合は、プロレスの可能性を改めて感じさせる素晴らしいものだった。
試合開始直後、市川は棚橋に挑発の言葉を浴びせ、勢いよく攻めかかる。しかし、棚橋の強烈なビンタが炸裂すると、そのまま3カウントを奪われ、試合はわずか30秒で幕を閉じるかに思われた。だがここで終わらないのが市川の魅力である。彼は「俺の26年をなんだと思ってるんだ!」とマイクで叫び、再試合を要求。観客の大声援を受けた棚橋はこれを快諾し、再び試合が始まった。
再試合では、市川のユーモアあふれる攻撃と執念が光る展開が続いた。スクリューカンチョーや独自の丸め込み技を繰り出し、観客を笑顔にしながらも熱戦を演じた。その中で、棚橋の持つプロレスの美しさと力強さが際立ち、会場は感動に包まれていった。