[ファイトクラブ]激闘の大阪大会!全日本プロレスが見せた熱き戦いと未来への布石

写真提供:全日本プロレス公式

[週刊ファイト12月12日]期間 [ファイトクラブ]公開中

▼激闘の大阪大会!全日本プロレスが見せた熱き戦いと未来への布石
 (C)全日本プロレス公式 編集部編
・マイティ井上追悼セレモニー:大阪大会で見せた団結と敬意
・斎藤ブラザーズ、全勝優勝へ向けた圧巻の勝利
・宮原健斗&スミスJr.組、Bブロック単独首位へ躍進
・最高の盛り上がり!世界最強タッグ佳境!大阪&米子大会結果
・長尾一大心、夢への第一歩:NHKインタビューで語った決意と未来


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マイティ井上追悼セレモニー:大阪大会で見せた団結と敬意

 2024年11月30日、大阪のエディオンアリーナ第2競技場で行われた全日本プロレス大阪大会の試合前、27日に心室細動のため75歳で亡くなったマイティ井上さんの追悼セレモニーが行われた。このセレモニーは、プロレス界のレジェンドである井上さんへの深い敬意と感謝の意を表す特別な時間となった。

 セレモニーでは、全日本プロレスの名誉レフェリーである和田京平氏がマイティ井上さんの遺影を手にリング中央に立ち、選手たちはリングを囲んで黙とうを捧げた。会場では10カウントゴングが鳴らされ、その静寂の中、観客と選手が一体となり井上さんを追悼した。

 さらに、アナウンサーが井上さんの経歴を読み上げた。「和製マットの魔術師」と称される井上さんは、国際プロレス時代にIWA世界ヘビー級王座を獲得し、空中殺法を得意としたスタイルで観客を魅了した。1981年に全日本プロレスに移籍後は、アジアタッグ王座やジュニアヘビー級王座を獲得し、全日本プロレスの象徴的な存在となった。

 井上さんは1998年に現役を引退した後も、レフェリーとして全日本プロレスやプロレスリング・ノアで活躍。その温厚な人柄と美声で、多くの選手やファンから親しまれた。井上さんの代名詞ともいえる「サマーソルトドロップ」は、後進の選手たちにも多大な影響を与えた。

 セレモニー後、全日本プロレスの選手会長である宮原健斗は、「井上さんが築いたプロレスの魂を引き継ぎ、これからも全力でリングに立ち続ける」と語り、井上さんへの感謝とプロレス界を盛り上げていく決意を表明した。

 井上さんが残した功績は計り知れない。彼の試合スタイルやプロレスに対する姿勢は、現在のプロレス界にも強い影響を与えている。井上さんが愛したリングの上で、後進の選手たちが彼の思いを受け継いでいくことは間違いない。

 マイティ井上追悼セレモニーは、全日本プロレスファンにとっても井上さんを思い出す特別な時間となった。この日の大阪大会は、井上さんの生涯と功績を称えるとともに、プロレス界の結束を改めて感じさせるイベントとして記憶に残るものとなった。

▼光り輝くスポットライトの陰で……、表舞台から消えゆく者たち
 by 安威川敏樹
・引退後はレフェリーの道を歩んだ故・マイティ井上

[ファイトクラブ]光り輝くスポットライトの陰で……、表舞台から消えゆく者たち

斎藤ブラザーズ、全勝優勝へ向けた圧巻の勝利

 大阪エディオンアリーナ第2競技場で開催された全日本プロレス「世界最強タッグ決定リーグ戦」において、斎藤ジュン&斎藤レイの斎藤ブラザーズがAブロック公式戦で芦野祥太郎&田村男児を下し、見事に5戦全勝を達成した。この勝利により、斎藤ブラザーズはAブロック首位通過を確定させ、全勝優勝への期待を高めた。

 試合開始早々、芦野と田村の連携プレーが斎藤ブラザーズを苦しめた。特にジュンは左脚を狙われ、鉄柱に激突させられるなど、一時は劣勢に立たされた。しかし、ジュンの右脚ビッグブーツでピンチを脱すると、タッチを受けたレイが猛反撃を開始。「フアーオ」と奇声を上げながらの強烈なチョップで会場を沸かせ、芦野を圧倒した。

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