[ファイトクラブ]先行公開 [週刊ファイト8月29日号]収録
▼お盆総括:ザック・コールG1両国~全日三冠交代~パリ五輪の教訓他
Photo: G-MASAO/他 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・辻陽太xデビッド・フィンレー、ザック・セイバーJr.x鷹木信悟の土曜日
・辻陽太下し引退するノア小川良成に捧ぐG1ザック・セイバーJr.初優勝
・8・17全日プロ青柳優馬3冠!安斉勇馬に旋回式ロックスターバスター
・マット界はアマの祭典からなにを学ぶのか サンフラワー優翔の転向?
・パリ五輪閉会式 トム・クルーズより黄金の旅人Goldenvoyger圧巻衣装
・今週の肝:スターダム 東京女子 マリーゴールド図らずも女子プロ特集
・AEWウェンブリー『All In』 WWE『BASH in BERLIN』はBABYMETAL曲
■ ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 34
日時:8月17日(土) 18日 (日)
会場:両国国技館 観衆5340人 8,056人(主催者発表)
辻陽太xデビッド・フィンレー、ザック・セイバーJr.x鷹木信悟の土曜日
<第7試合 G1 CLIMAX 34優勝決定トーナメント・セミファイナル 時間無制限1本勝負>
○辻陽太
28分5秒 ジーンブラスター⇒片エビ固め
●デビッド・フィンレー
<第8試合 G1 CLIMAX 34優勝決定トーナメント・セミファイナル 時間無制限1本勝負>
○ザック・セイバーJr.
27分38秒 ヒザ十字固め
●鷹木信悟
―― お盆で二週分の合併号ですから話題は多々ありますけど、やはりG1からでしょう。
オフレコ AブロックとBブロックに別れてのリーグ戦なんだから、新日信者観点からも、専門媒体としても8月17日のセミファイル大会が重要ということになるわな。
―― 辻陽太がデビッド・フィンレーを下して決勝進出を決めたとなると、次のトリはザックになるのかぁと、読めてしまうんですけどね。
オフレコ 辻陽太が決勝まで行くことも始まる前から読めていたんだから、それはイイんじゃないか。要は中身なんであって、ともに27-28分と、大激闘だったんだから称えるところは誉めないといけない。
―― なんといっても、ザックが「これまでミンナ、New Japanに誰が足りないかを話し続けてきた・・・ここにいる一人の男のことを忘れて」という台詞が印象に残ります。
オフレコ 客席の階段を駆け上がってザック・コールをさせた絵もな。これは翌日の決勝後にも再現されるんだけど、このセミファイナル大会でお客を味方に付けていたからな。
―― 新日本プロレスに8年、CSテレ朝の放送はバックステージまで流してくれるものの、字幕がないんですが、「今年しかないんだ。2024年なんだ!」というのが「なるほど」となります。
オフレコ 辻陽太の史上初の春と夏の両方を制覇という手もあったけど、確かにまだザックが残っていたわな。いずれにせよ、「どっちが勝ってもG1初優勝」というフレッシュなマッチメイクにしないことには、お先真っ暗、未来がないことになるからな。
辻陽太下し引退するノア小川良成に捧ぐG1ザック・セイバーJr.初優勝
<第8試合 G1 CLIMAX 34優勝決定トーナメント・ファイナル 時間無制限1本勝負>
○ザック・セイバーJr
31分04秒 クラーキーキャット(複合がんじ絡め)
●辻陽太
※ザックが初優勝
―― そして決勝はお約束の30分超え、時間がフィニッシュ・シークエンスへの合図になっているんですが、これまた見応えのある内容でした。
オフレコ TNA iMPACT!が、ニック・ネメスとジョシュ・アレキサンダーの30分TVタイム・ドローを先にぶつけてきたのが、すべてがグローバルに関連してくる今のマット界なんやけどな。
▼TNA iMPACT!闘う王者ニック・ネメス30分防衛ジョシュ・アレキサンダー
―― AEW『WRESTLE DREAM~アントニオ猪木追悼~』での、引退が近いブライアン・ダニエルソンとの闘いは、負けたんだけど「(約束の)サブミッション決着じゃないじゃないか」のクレームが付いてますからね。
▼新日全部は見てない自称マニア層には最高試合ブライアン夢戦ザック
オフレコ やはり、ザック優勝は「今しかない」だったんだよな。これで両雄の再戦は・・・(笑)。
―― ジョン・モクスリーのIWGP戴冠も、「このタイミングしかない!」でしたからね。つくづくプロレスは、タイミングが全てなんだなぁ、と。