A・E・パトロン王座防衛!エル・メシアス新王者!AAAゲラ・デ・ティタネス2024

(C)AAA

 11月10日(現地時間)にメキシコ合衆国タマウリパス州シウダードで「AAAゲラ・デ・ティタネス2024」興行が開催された。
 メキシコの二大ルチャリブレ団体のひとつAAA。1992年、CMLL(当時の団体名はEMLL)のブッカーを務めていたアントニオ・ペーニャが独立し、メキシコシティに設立して旗揚げ戦を開催した。アメリカンプロレスを意識したエンターテイメント性の強いプロレスを推し進めてメキシコを基盤に南米やアメリカへの人気を獲得していく。

 今大会のメインでは団体最高峰王座であるAAAメガ王座戦で、ルード王者のアルベルト・エル・パトロン(=アルベルト・デル・リオ、ドスカラスJr.)にパガノが挑戦した。元々は、イホ・デル・ビギンゴが挑戦する事になっていたのだが、怪我で欠場となった為、急遽、パガノに白羽の矢が立った形だ。メキシコに王座を取り返したものの、ドリアン・ロルダンと合体し、ルードになったパトロンに対し、AAA絶対エースのサイコ・クラウンとピエロ抗争の後、ハードコアスタイルを得意とするテクニコとして活躍するパガノ。そのハードコアスタイルから、AAAメガ王座とは縁がないと思われていたが、ここで王座奪取にチャンスを得た事になる。しかし、パトロンについたドリアン・ロルダンが介入を繰り返した上、この試合を裁くレフェリーがルード側につく悪徳レフェリー、イホ・デル・ティランティスという事もあり、パトロン贔屓で試合が進んだ。そして最後は、ロルダンが乱入してパガノにギター攻撃、そしてパトロンが腕十字からフォール。パガノがローブブレイクしていたが、悪徳レフェリー、ティランティスは無視して高速でスリーカウント。パトロンがフォール勝ちでルードらしい王座防衛を果たした。

 AAAラテンアメリカ王座戦は、王者オクタゴンJr.に最強の挑戦者エル・メシアスが立ちはだかった。メシアスはラテンアメリカ王座よりも格上のAAAメガ王座にも輝いている大物で、実績から考えると格上の存在だ。試合は、老獪なメシアスが、オクタゴンJr.を翻弄し、ピエローJr.の乱入でレフェリーが気を取られている間に、メシアスが椅子攻撃。そのままフォール勝ちしてしまったのだった。これでメシアスが王座奪取、ベテランがラテンアメリカ新王者に輝いた。

 引退ツアーを行っているメキシコで最も成功した(メキシコから見た)外国人レスラーであるバンピーロ・カナディエンセは、メカ・ウルフ、そしてシベルネティコと組んで、ロス・バイパーズと対戦。試合前に、この試合でメキシコで完全に引退と語っていた。試合は、バンピーロがアビスモから丸め込みでフォール勝ちをして有終の美を飾った。

■ AAA Guerra de Titanes 2024
日時:2024年11月10日(現地時間)
会場:メキシコ合衆国タマウリパス州シウダード

<AAAメガ王座タイトルマッチ>
○アルベルト・エル・パトロン(王者)
 ピンフォール
●パガノ(挑戦者)

<AAAラテンアメリカ王座タイトルマッチ>
○エル・メシアス(挑戦者)
 ピンフォール
●オクタゴンJr.(王者)

<6人タッグマッチ>
○ディナミコ、ドラゴ、ラレド・キッド
 ピンフォール
●東京バッドボーイズ(ノブサン、SBケント、TAKUMA)。

<6人タッグマッチ>
○バンピーロ・カナディエンセ、メカウルフ、シベルネティコ
 ピンフォール
●ロス・バイパーズ(アビスモ・ネグロ・ジュニア&プシコーシス)とトーラス。

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ルチャリブレの専門家・寺内1/2兵衛参上

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