【別冊112】安威川敏樹 マット界をダメにした奴ら

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別冊112 別冊ミルホンネット マット界をダメにした奴ら by 安威川敏樹

【別冊112】別冊ミルホンネット マット界をダメにした奴ら by 安威川敏樹

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価格 1,500 円

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【別冊112】別冊ミルホンネット マット界をダメにした奴ら by 安威川敏樹

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『マット界をダメにした奴ら』
著者:安威川敏樹

 プロレス界に深く切り込み、そして誰よりも愛した男・安威川敏樹がついにその真相を暴き出す!『マット界をダメにした奴ら』は、彼が鋭い観察眼と真摯な情熱で、プロレスを彩ってきた有名プロレスラーたちに迫り、プロレス・ファンが目をそらしてきた「本当の姿」を赤裸々に描く一冊である。

 この作品では、有名プロレスラーの「罪」と「功績」についても徹底的に語られている。既存のプロレスマスコミはプロレス界を陰から支え、盛り上げた一方で、時に忖度をし、真実を覆い隠してきた。これに対し、安威川敏樹ならではの「噛み付きスタイル」で有名レスラーをズバズバと切るスタイルこそ、真のジャーナリズムの真骨頂!

 プロレスを深く理解し、愛してやまないファンたちにとっても、きっと心を揺さぶる本書。『マット界をダメにした奴ら』は、表面的な美談だけでは語り尽くせないプロレスの「真実」に触れ、読者をファンタジーと現実が交差する世界へと引き込む。そして、この物語の裁定を下すのは、他ならぬ「最も厳しいレフェリー」であるファンのあなた自身だ。

 安威川敏樹がプロレスに捧げる痛烈な愛とリスペクトを込めた必読の一冊。プロレス界の楽しさ、痛み、そして真実を、あなたもこの本で味わってほしい。

超特大ボリューム236ページ!


▼マット界をダメにした奴ら~プロローグ

◆力道山・ジャイアント馬場・アントニオ猪木
 『マット界をダメにした奴ら』というのは逆説的な意味で、実際には『マット界に貢献した奴ら』ばかりである。最初に登場するのは、力道山以外にいまい。まさしく『日本プロレス界の父』であり、力道山がいなければ日本のプロレスは存在しなかった。 そんな力道山がなぜ『マット界をダメにした』のか? それを検証しよう。

▼角界の悪習を持ち込んだ力道山~マット界をダメにした奴ら
 by 安威川敏樹

・戦後の日本史を変えてしまった力道山
・プロレスの真剣勝負幻想は、力道山から始まった
・反社会勢力との関係を断ち切れなかった力道山
・プロレス団体=相撲部屋、という時代錯誤

 『マット界をダメにした奴ら』というのは逆説的な意味で、実際には『マット界に貢献した奴ら』ばかりである。第2回に登場するのはジャイアント馬場。言うまでもなく力道山の弟子であり、力道山の死後は日本のプロレス界を背負って立った。そんな馬場ですら、やはり『マット界をダメにした奴』なのである。

▼『成功は失敗のもと』となったG馬場~マット界をダメにした奴ら
 by 安威川敏樹

・日本でブレイクする前に、全米のトップとなったG馬場
・経営者ではなく、いちレスラーとして生きることを望んでいたG馬場
・プロレスラーとしては珍しい常識人だったことが災いした!?
・G馬場の個人商店から脱却できなかった全日本プロレス
・G馬場が非常識人だったら、現在のプロレス界は栄えていた!?

 『マット界をダメにした奴ら』というのは逆説的な意味で、実際には『マット界に貢献した奴ら』ばかりである。第1回が力道山、第2回がジャイアント馬場とくれば、次に登場するのはアントニオ猪木しかいないだろう。この3人は、間違いなく日本プロレス界の三大英雄であり、その中でも猪木は最も日本のプロレス・ファンに愛されたプロレスラーに違いない。日本でプロレス人気を沸騰させた最大の功労者は猪木だったと断言できる。だからこそ、猪木は『マット界をダメにした奴』になってしまったのだ。

▼劣等感にさいなまれた超天才、A猪木~マット界をダメにした奴ら
 by 安威川敏樹

・コンプレックスにまみれたアントニオ猪木の青春時代
・挫折続きのレスラー人生から、光明を見出す
・プロレス馬鹿から脱却するために、事業家および政治家に転身
・プロレスを宗教化し、マイナーなジャンルに追いやったA猪木

◆日本プロレス界を支えた功労者たち

 『マット界をダメにした奴ら』というのは逆説的な意味で、実際には『マット界に貢献した奴ら』ばかりである。今回は“世界の荒鷲”坂口征二。柔道日本一の看板を引っ提げて、鳴り物入りでプロレス界に入る。だが、その実績と巨大な体とは裏腹に、プロレス界のトップに立つことは遂になかった。

▼永遠の№2だった荒鷲、坂口征二~マット界をダメにした奴ら
 by 安威川敏樹

・『坂口を出せ!』明治大学柔道部がプロレス会場に殴り込み
・日本のプロレス史を変えた、坂口征二の新日本プロレス移籍
・№2の立場から、徐々に主流を外れていく
・新日本プロレスの歴史の中で、最も安定していた坂口社長時代
・「坂口征二のことを悪く言う人間はいない」は本当か?

 『マット界をダメにした奴ら』というのは逆説的な意味で、実際には『マット界に貢献した奴ら』ばかりである。今回取り上げるラッシャー木村ほど、様々な貌を持つプロレスラーも珍しいだろう。エース時代よりも、前座レスラーに逆戻りしてからの方が、人気が急上昇したという稀有な存在だ。

▼お人好し過ぎた金網の鬼、ラッシャー木村~マット界をダメにした奴ら
 by 安威川敏樹

・弱小団体の国際プロレスで、金網デスマッチにより才能が開花
・アントニオ猪木に挑戦するも相手にされず、国際プロレスは崩壊
・国際プロレスのエースとしての立場を踏みにじられた1対3マッチ
・マイク・パフォーマンスでラッシャー木村の人気が爆発
・今までにないヒールを演じたラッシャー木村

 『マット界をダメにした奴ら』というのは逆説的な意味で、実際には『マット界に貢献した奴ら』ばかりである。今回は予定を変更して、先日お亡くなりになったストロング小林さんについて取り上げる。小林さんは、国際プロレスのエースとして活躍した後、新日本プロレスに移籍。引退後はストロング金剛と改名して俳優に転身した。哀悼の意を表して、ストロング小林さんを『マット界をダメにした奴』に認定します。

▼追悼“怒涛の怪力”ストロング小林~マット界をダメにした奴ら
 by 安威川敏樹

・アンドレを投げ飛ばし、国際プロレスのエースとなったS小林
・本人は意外にあっけらかん? ファンが燃えたA猪木との名勝負
・国際プロレスを崩壊へ導いた、ストロング小林の離脱
・長州力の『噛ませ犬』となったストロング小林
・伝説となった“田コロ決戦”、ストロング小林の試合はノー・テレビ

 『マット界をダメにした奴ら』というのは逆説的な意味で、実際には『マット界に貢献した奴ら』ばかりである。今回は“プロレス過激な仕掛け人”新間寿。レスラー以外の人物として初めてのエントリーだ。プロレス黄金時代と言われた1980年代、プロレス界は間違いなくこの男を中心に回っていた。

▼プロレス界を動かした仕掛け人、新間寿~マット界をダメにした奴ら
 by 安威川敏樹

・最悪の出会いだった新間寿とアントニオ猪木
・新間寿が仕掛けた企画が大ヒット
・初代タイガーマスクとIWGP構想で新日本プロレスが大ブーム
・クーデター勃発により泣く泣く新日本プロレスを退社
・プロレス人生を賭けたUWF設立も旗揚げシリーズで頓挫
・今後、現れることはない『第二の新間寿』

◆次世代の四人 鶴藤長天

 『マット界をダメにした奴ら』というのは逆説的な意味で、実際には『マット界に貢献した奴ら』ばかりである。『日本プロレス界史上、最強のレスラーは誰か?』という問いに、必ず名前が挙がるのがジャンボ鶴田だ。少なくとも素質の上では力道山、ジャイアント馬場、アントニオ猪木を上回り、歴代№1に違いない。しかし、この3人とは異なり、鶴田がマット界を牛耳った時代はなかった。そのあたりに、ジャンボ鶴田が『マット界をダメにした奴』になった理由があるのだろう。

▼ 覚醒を拒否した化物サラリーマン、J鶴田~マット界をダメにした奴ら
 by 安威川敏樹

・全日本プロレスに『就職』し、始まったプロレス・サラリーマン人生
・ジャンボ鶴田を受け入れる土壌がなかった、特殊な日本マット界
・当時のプロレスラーとしては常識人すぎたジャンボ鶴田
・他団体のライバルとの対戦でも、本気は出さなかったジャンボ鶴田
・三度あった、ジャイアント馬場から離れるチャンス
・『鶴田の時代』が実現していれば、マット界の様相は変わっていた

 『マット界をダメにした奴ら』というのは逆説的な意味で、実際には『マット界に貢献した奴ら』ばかりである。『炎の飛龍』として大人気を博した“ドラゴン”藤波辰爾。ポスト・アントニオ猪木と期待されて新日本プロレスの屋台骨を支え、昭和末期から平成初期にかけて日本プロレス界の中心レスラーとして活躍した。それでも藤波は『マット界をダメにした奴』の一人になってしまうのだ。プロレス界におけるドラゴンの功罪とはどういうものなのか。

▼“フツーの人”プロレスラー、藤波辰爾~マット界をダメにした奴ら
 by 安威川敏樹

・馬場の後継者の鶴田とは対照的だった、ポスト猪木の藤波辰爾
・藤波を売り出すためにJr.ヘビー級市場が開拓された
・長州力との抗争により、本格的な日本人対決のパイオニアとなる
・プロレス界を『普通人の世界』に変えてしまった藤波辰爾
・『おでん』では、厳冬の時代は乗り切れなかった

 『マット界をダメにした奴ら』というのは逆説的な意味で、実際には『マット界に貢献した奴ら』ばかりである。筆者は2021年度の本誌『鷹の爪大賞』MVPに長州力を選出した。毎年というわけではないが、MVPを選ぶ基準として筆者は『世間に対してマット界を最もアピールした者』としている。2021年度の場合、世間に対する長州の貢献度はプロレス界の中でも圧倒的だった。現役時代から、長州力の知名度は抜群。特に1980年代中頃は、長州を中心にプロレス界は回っていたと言っても過言ではない。それでも、やはり長州は『マット界をダメにした奴』になってしまうのだ。『革命戦士』が起こした革命は、プロレス界にどんな影響を及ぼしたのか・・・。

▼屈折したエリートの革命魂、長州力~マット界をダメにした奴ら
 by 安威川敏樹

・エリートでありながらエリート扱いされなかった長州力
・お互いに「失敗だった」と後悔した長州の全日マット登場
・長州力のフィニッシュ・ホールド『取材拒否』
・『プロレス側がマスコミをチョイスするのが理想』という思い上がり
・本当の意味での『革命』を起こせなかったエリート革命戦士

 『マット界をダメにした奴ら』というのは逆説的な意味で、実際には『マット界に貢献した奴ら』ばかりである。今回、登場するのは天龍源一郎。『風雲昇り龍』『ミスター・プロレス』などと称された、押しも押されもせぬレジェンドだ。それ故に、天龍もやはり『マット界をダメにした奴』なのである。

▼真の革命を起こせなかった天龍源一郎~マット界をダメにした奴ら
 by 安威川敏樹

・部屋の分裂騒動に巻き込まれ大相撲を廃業、プロレスラーに転身
・ビル・ロビンソンとディック・スレーターにより、天龍がプロレス開眼
・天龍にとって目の上のタンコブだったジャンボ鶴田
・ジャンボ鶴田にフォール勝ち、天龍がプロレス界の中心的存在に
・『黒船襲来!』と恐れられたSWSも、僅か2年で崩壊
・SWSの崩壊が、天龍源一郎にとって最大の失敗

◆日本プロレス界の新世代

 『マット界をダメにした奴ら』というのは逆説的な意味で、実際には『マット界に貢献した奴ら』ばかりである。プロレス界に多大な影響を与えた人物として、佐山聡を忘れてはいけないだろう。プロレスラーとしての活動期間は10年程度だが、その10年間が日本のプロレスにとって転換期となった。

▼理解不能な孤高の天才、佐山聡~マット界をダメにした奴ら
 by 安威川敏樹

・漫画『タイガーマスク』を圧倒した、佐山聡のタイガーマスク
・第一次UWFも佐山聡にとって安住の地ではなかった
・過去の自分を否定し続ける佐山聡
・佐山聡がタイガーマスクを被った、意外すぎる理由?

 『マット界をダメにした奴ら』というのは逆説的な意味で、実際には『マット界に貢献した奴ら』ばかりである。今回は“真打ち”大仁田厚。これまで登場した人物と違い、大仁田厚と聞くと「ウン、間違いなく『マット界をダメにした奴』だ」という意見が多いに違いない。 だが、逆に言えば、それだけ大仁田厚のプロレス界における影響力が大きいとも言える。

▼プロレス界を混迷に導いた大仁田厚~マット界をダメにした奴ら
 by 安威川敏樹

・全日本プロレス時代は、初代タイガーマスクのライバル
・『チケットは持ってますか?』 門前払いされたUWFに勝利
・大仁田厚が遂に禁断の新日本プロレスに登場
・力道山、ジャイアント馬場、アントニオ猪木に次ぐ知名度の大仁田厚
・プロレス界の無秩序状態は、大仁田厚そのもの

 『マット界をダメにした奴ら』というのは逆説的な意味で、実際には『マット界に貢献した奴ら』ばかりである。今回、ご登場を願うのは前田日明。ご存じ“格闘王”だ。前田の存在は、プロレスはおろか格闘技の歴史まで変えてしまった。それほど偉大な『マット界をダメにした奴』なのである。

▼バブルと共に弾け散ったUWF、前田日明~マット界をダメにした奴ら
 by 安威川敏樹

・プロレスのことは全く知らずにプロレスラーになった、稀有な存在
・問題が山積み、第一次UWFはあえなく失敗
・新日本プロレスを解雇された前田日明が第二次UWFを設立
・第二次UWFが社会現象となるほどの大人気に
・大ブームとなった第二次UWFは僅か2年半であっけなく崩壊
・神社長が前田日明に書いたという『詫び状』の謎
・前田日明はプロレス界における『第四の男』

 『マット界をダメにした奴ら』というのは逆説的な意味で、実際には『マット界に貢献した奴ら』ばかりである。かつて『プロレスは最強の格闘技』という幻想があった。提唱したのはアントニオ猪木であり、それを受け継いで具現化しようとしたのが高田延彦である。しかし、結果的にそれが高田を『マット界をダメにした奴』にしてしまった。

▼『最強の名のもとに』沈んだ高田延彦~マット界をダメにした奴ら
 by 安威川敏樹

・ミスター・プロ野球から燃える闘魂へシフトした青春のエスペランサ
・第一次UWFから新日本プロレスに出戻り、高田も大きく成長
・高田延彦にとって不完全燃焼となった第二次UWF
・UWFインタナショナルが目指した『昭和の新日本プロレス』
・『口は禍の元』隆盛を誇ったUWFインターナショナルが自滅
・『最強沼』から脱出できなくなった高田延彦

◆闘魂三銃士と全日四天王

 『マット界をダメにした奴ら』というのは逆説的な意味で、実際には『マット界に貢献した奴ら』ばかりである。今回は、先日「来年の春までに引退する」と表明した武藤敬司。武藤敬司は平成の日本プロレス界を牽引しただけではなく、グレート・ムタとして全米を席巻した稀有なレスラーだ。

▼トップに立てなかった天才、武藤敬司~マット界をダメにした奴ら
 by 安威川敏樹

・新弟子時代から持っていた武藤敬司の強運は天才の証し
・武藤敬司とグレート・ムタの二刀流で大ブレイク
・高田延彦との対戦で、武藤敬司の天才的センスが爆発
・原辰徳が阪神の監督に?
・武藤敬司がもし、プロレスラーとして専念していれば……

 『マット界をダメにした奴ら』というのは逆説的な意味で、実際には『マット界に貢献した奴ら』ばかりである。今回のテーマは三沢光晴。三沢は、前座の星から二代目タイガーマスク、全日本プロレスのエースを経てプロレスリング・ノア設立と、たった46年間で激動のプロレスラー人生を駆け抜けた。

▼リング禍の教訓が活かされず…三沢光晴~マット界をダメにした奴ら
 by 安威川敏樹

・根っからのプロレス好き、三沢光晴の素顔
・二番煎じと揶揄された、タイガーマスクへの変身
・素顔の三沢光晴に戻り、全日本プロレス最大の危機を救う
・確実に三沢光晴の体を蝕んでいった四天王プロレス
・ケーフェイが守られる限り、プロレスラーの命は守られない

◆外人レスラー達

 『マット界をダメにした奴ら』というのは逆説的な意味で、実際には『マット界に貢献した奴ら』ばかりである。今回は外国人として初登場のスタン・ハンセン。日本を主戦場に大暴れしたハンセンは、2016年にWWE殿堂入りを果たした。ハンセンはいかにして『マット界をダメにした奴』になったのか?

▼母国でスターになれなかったS・ハンセン~マット界をダメにした奴ら
 by 安威川敏樹

・プロ・フットボーラーから教師へ転職、そしてプロレスラーに
・ブルーノ・サンマルチノの首を折り、新日マットに登場
・史上最大の引き抜きにより、ハンセンが全日に電撃移籍
・移籍後は日本人以上に全日本プロレス一筋となったスタン・ハンセン
・『スタン・ハンセンはアメリカでは三流レスラー』は本当か?

 『マット界をダメにした奴ら』というのは逆説的な意味で、実際には『マット界に貢献した奴ら』ばかりである。日米を股にかけて大活躍した“超人”ハルク・ホーガン。ホーガンはプロレス界のみならず、銀幕の世界でも暴れまわった。そして『初代世界一』の称号を得たレスラーだったのである。

▼日本を捨てた超人、ハルク・ホーガン~マット界をダメにした奴ら
 by 安威川敏樹

・『日本帰りは出世する』を体現したスーパースター
・日米で順調に出世街道を歩むハルク・ホーガン
・ハルク・ホーガンが『世界一強い男』の称号を得る
・常に自分を高く売ることのみ考えていたハルク・ホーガン
・日本を踏み台にして、アメリカでスーパースターになった男

◆プロレス団体編

 『マット界をダメにした奴ら』というのは逆説的な意味で、実際には『マット界に貢献した奴ら』ばかりである。今回は幻の老舗団体・日本プロレスを取り上げる。もう日本プロレスのことを知る人も少なくなったが、『マット界をダメにした奴』としてどうしても外せないプロレス団体だ。

▼プロレス界の混迷を招いた日本プロレス~マット界をダメにした奴ら
 by 安威川敏樹

・力道山が日本のプロレス界統一に成功、日本プロレスの独壇場に
・力道山死去、日本プロレスは存続するも、体制が大きく変わる
・力道山の死により、日本のプロレス界は複数団体時代に逆戻り
・2局放送により日本プロレスは馬場派と猪木派に分裂
・プロ・スポーツ経営のセンスがなかった日本プロレス

 『マット界をダメにした奴ら』というのは逆説的な意味で、実際には『マット界に貢献した奴ら』ばかりである。今回は、旗揚げ50周年を迎えた新日本プロレス。つまり『マット界をダメにした奴ら』に登場するのは個人だけではないのである。新日本プロレスは言うまでもなく現存する最古のプロレス団体であり、業界最大手だ。逆に言えば、最大級の『マット界をダメにした奴ら』かも知れない。

▼盟主になれなかった新日本プロレス~マット界をダメにした奴ら
 by 安威川敏樹

・黎明期~定期テレビ中継、有名外国人なしという大嵐の中での船出
・成長期から黄金時代へ~様々な手法でブームとなった80年代
・安定期から厳冬の時代へ~新日本プロレスが遂に身売り
・力道山の日本プロレスを追い越せない新日本プロレス

 『マット界をダメにした奴ら』というのは逆説的な意味で、実際には『マット界に貢献した奴ら』ばかりである。今年の10月21日、創立50周年を迎える全日本プロレス。“王道”と呼ばれる老舗プロレス団体は、まさしく激動の歴史を歩んできた。それ故、プロレス界に多大な影響を与えたのである。

▼ライバルを独走させた全日本プロレス~マット界をダメにした奴ら
 by 安威川敏樹

・18年ぶりの日本武道館に21年ぶりの全日本プロレス中継
・かなり恵まれた船出となった全日本プロレス
・人気で新日本プロレスに逆転され、窮地に立った全日本プロレス
・松竹芸能vs.吉本興業にそっくり?
・長州力らジャパン・プロレスと提携、一時的に新日本プロレスを逆転
・鶴龍対決からSWS事件を経て、四天王プロレスの時代へ
・黄金時代とは別物となってしまった全日本プロレス

 『マット界をダメにした奴ら』というのは逆説的な意味で、実際には『マット界に貢献した奴ら』ばかりである。今回は初となる女子のエントリー、全日本女子プロレス。女子プロレス最大手だった全女も、今から17年前の2005年4月に崩壊してしまった。全女は女子プロレスで最大の『マット界をダメにした奴ら』だったのだろうか。

▼男子プロレスを超えた全日本女子プロレス~マット界をダメにした奴ら
 by 安威川敏樹

・エロオヤジ目線から女性ファンの取り込みに成功した全女
・クラッシュ・ギャルズvs.極悪同盟で黄金時代に突入
・遂に男子プロレスを超えた、長与千種の坊主頭
・全日本女子プロレスが女子プロレスを統一していたら……

◆終章

▼安威川敏樹のザンゲ録 「正直スマンかった」
 by 安威川敏樹

・何が『プロレス人気に復活の兆し』だ!?
・クソつまらなかった『アントニオ猪木をさがして』
・高田延彦も映画を酷評
・何のためのドラマパート?
・『残念な映画』。こんな映画、プロレス・ファン以外で誰が観るのか

▼マット界をダメにした奴ら~エピローグ

【別冊112】別冊ミルホンネット マット界をダメにした奴ら by 安威川敏樹

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