[週刊ファイト10月24日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼行田大会で見せた新時代の息吹!全日本プロレスの未来はここから
(C) 全日本プロレス 編集部編
・斎藤ブラザーズが北斗軍を圧倒!行田大会で世界タッグ王座V5防衛成功
・土井成樹、圧巻のV4達成!世界ジュニアヘビー級王座の防衛街道を突き進む
・青柳優馬、綾部蓮に屈辱のギブアップ!3冠防衛に黄信号
・宮原健斗の新テーマは?旗揚げ記念シリーズで巻き返しを狙う
・アンドレザ・ジャイアントパンダ、全日本プロレス参戦決定!斎藤ブラザーズと異次元対決へ
■「旗揚げ記念シリーズ2024」
日時:2024年10月12日(土)
会場:埼玉・行田グリーンアリーナ メインアリーナ
観衆853人
斎藤ブラザーズが北斗軍を圧倒!行田大会で世界タッグ王座V5防衛成功
2024年10月12日に開催された全日本プロレス行田大会において、斎藤ブラザーズ(ジュン&レイ)は、北斗軍(大森北斗&羆嵐)を相手に世界タッグ王座の防衛戦を行い、見事V5防衛に成功した。斎藤ブラザーズはこの試合で、チームとしての圧倒的なパワーと連携力を見せつけ、今後の全日本プロレスのタッグ戦線における強さを証明した。
試合は序盤から激しい肉弾戦となり、北斗軍も斎藤ブラザーズに劣らない攻撃を展開。特に羆嵐のアルゼンチンバックブリーカーや北斗のフロッグスプラッシュは、斎藤ブラザーズを苦しめ、試合を決定づけるかに思われた。さらに、北斗と羆嵐が連携し、ジュンとレイの両方に同時攻撃を仕掛ける場面もあり、会場全体が二人のピンチに緊張感を高めた。
しかし、斎藤ブラザーズもこの攻撃をしのぎ、再び反撃に転じた。レイは羆嵐を相手にアイスバインを決めて反撃の糸口をつかみ、ジュンは北斗のフロッグスプラッシュを迎撃。ここからジュンが一気にスピアーで北斗を追い込み、さらに得意技であるジャックハマーを炸裂させ、決定的な3カウントを奪った。
30分近い試合を経ての勝利に、斎藤ブラザーズは試合後、リング上で行田の名物であるスイーツとビールを堪能し、勝利を祝った。ジュンは試合後のインタビューで「ちょっと危ない場面もあったが、タッグとしてのパワー、コンビネーションでは我々が北斗軍を上回った。今後もこの勢いで、10回、20回と防衛を続けていきたい」と長期防衛への意欲を語った。
また、レイも「今回の勝利は、今後の北海道シリーズや最強タッグリーグに向けて大きな弾みになった。バッチリだぜ!」と笑顔を見せた。さらに、斎藤ブラザーズは次なる挑戦者として、10月30日に釧路で対戦することが決まっているアンドレザ・ジャイアントパンダとの対戦にも意欲を見せている。ジュンは「パンダと言えば上野動物園で並んだことはあるけど、実際に触ったことはない。だから北海道でパンダと対戦できるのが楽しみだ」とコメント。レイも「俺はかわいいものが好きだから、パンダに触りまくってやるぜ!」と試合への期待を高めた。
北斗軍も試合後にコメントを残しており、北斗は「完敗だ。斎藤ブラザーズはプロレス界最強だと認める」と語りつつも、「もう一度リベンジする機会を作り、いつか再び挑戦したい」と意欲を見せた。
この試合で、斎藤ブラザーズは世界タッグ王者としての地位をさらに確固たるものにし、今後の全日本プロレスにおける長期政権の確立を目指している。次に控えるアンドレザ・ジャイアントパンダとの対戦は、ファンにとっても異次元の試合となることが期待されており、全日本プロレスのタッグ戦線はますます注目を集めるだろう。
土井成樹、圧巻のV4達成!世界ジュニアヘビー級王座の防衛街道を突き進む
全日本プロレス行田大会において、世界ジュニアヘビー級王者の土井成樹が田村男児を相手にV4防衛を果たした。両者の一進一退の攻防は激しさを極め、試合は観客を熱狂させる展開となったが、最後は土井が経験と巧みな技術で田村を下し、王者の貫禄を見せた。
試合序盤、田村は自身のパワーと若さを前面に押し出し、土井に対して強烈なラリアットやパワーボムで優位に立った。土井も負けじとブレーンバスターで応戦し、エルボー合戦や打撃戦で真っ向勝負を繰り広げた。試合中盤に差し掛かると、田村の攻撃がさらに苛烈さを増し、土井はバックフリップや連続ラリアットで追い込まれ、場内には田村勝利を予感する声も聞こえた。