ベラトール王者ヴィタリー・ミナコフ母国凱旋秒殺勝利!7・31『Fight Nights: Sochi』

(C)Fight Nights

 2015年7月31日にロシア・ソチで『Fight Nights: Sochi』が開催された。このファイト・ナイトは2010年からロシアを中心に大会を開催しており、過去には元UFCヘビー級王者のアンドレイ・アルロフスキーやティム・シルビアも参戦。更にヴァレンタイン・オーフレイムやソクジュなど世界的な選手が参戦し、地元ロシアの若手が迎え撃つという豪華カードを組んでいる。

 しかし、今回はなんと現ベラトールのヘビー級王者であるヴィタリー・ミナコフの復帰戦がメインに組まれた。ベラトールはバイアコム(スパイクTVの親会社)が買収し体制が変わった為、大会数が減った事もあり、契約選手もアメリカ以外では試合する事を許可している。前ヘビー級王者アレキサンダー・ヴォルコフも地元ロシアのTech-Krep FCで、ポール・デイリーは地元イギリスのBAMMAで、それぞれベラトールと契約したまま試合を行なっている。今回のミナコフは、政治家になる為、暫くMMAを休んでおり、今回は復帰戦で、いきなりベラトールで王座戦をやる前に、肩慣らしをしたいという目論見もあるだろう。対戦相手は、アダム・マチエイェフスキというポーランドの選手で現在7連勝中、しかも北米でも試合を重ねており油断出来る相手ではない。試合は、なんとミナコフが試合開始後、すぐにテイクダウンを奪い、マウントを制して、マウントパンチ連打。マチエイェフスキは抵抗出来ず、レフェリーがストップ。ミナコフが圧勝で見事に復帰戦を飾った。

 また、あのアリスター・オーフレイムの兄であるヴァレンタイン・オーフレイムからダウンを奪いパウンドでTKO勝利した実績があるミハイル・モフナトキンも参戦。ドナルド・ンジャタ・ニャーを相手に、テイクダウンから攻めまくり、最後はチョークでがっちり仕留めた。

 迫力満点のヘビー級戦、セルゲイ・パウロウィチ対ウラジミール・ダイネンコは、試合開始早々に、パウロウィチの大ぶりな右パンチがダイネンコの顎に命中し、豪快なKO勝利。勝者、パウロウィチを祝福に、なんとちなみに復帰が噂されるエメリヤエンコ・ヒョードルが登場した。そのヒョードルが出るのでは?と言われる大晦日興行に関する情報はマット界舞台裏8月6日号W10対応 超人解雇G1広島佐山聡ブアカーオUFCミャンマーラウェイの巻頭記事「シュート活字講座① TV東京ROAD TO UFC JAPAN~清原邦夫と大晦日」に掲載されているので併せてご覧下さい。

■ Fight Nights: Sochi
日時:2015年7月31日
場所:ロシア・ソチ

<ヘビー級>
○ヴィタリー・ミナコフ
 1R 0分21秒 TKO
●アダム・マチエイェフスキ

<フェザー級>
○ラスール・ミルザエフ
 1R 2分46秒 リアネイキドチョーク
●ローニ・ゴメス

<キャッチウェイト>
△オレグ・ボリーソフ
 ドロー
△トマシュ・デアク

<ヘビー級>
○セルゲイ・パウロウィチ
 1R 0分25秒 KO
●ウラジミール・ダイネンコ

<ウェルター級>
○デイビット・ハチャトリアン
 判定 
●スルタン・アブラザコフ

<ウェルター級>
○マリフ・ピラエフ
 判定
●グレゴリー・キチキン

<バンタム級>
○クルバン・ガジエフ
 判定 3-0
●アスラン・トキタラバエフ

<ライトヘビー級>
○ミハイル・モフナトキン
 2R 4分34秒 リアネイキドチョーク
●ドナルド・ンジャタ・ニャー

電子書籍版は8月7日発売の「マット界舞台裏」に掲載されます。

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