キックボクシングで3階級(ライト2回・ウェルター・ミドル)制覇4冠王者・極真館第7回全日本ウエイト制空手道選手権大会重量級(80kg超)優勝などの実績を残した須藤信充が、2024年9月17日(火)午前10:30、脳梗塞などにより首都圏の病院で亡くなった。(享年53歳)
須藤信充YoutubeよりNKBミドル級タイトルマッチで阿久澤英一にKO勝(2006年2月25日):埼玉県キックボクシング・格闘技ジム
・須藤 信充(すどう のぶみつ)
生年月日:1970年12月25日
出身地:埼玉県
身長:172cm
◇戦績
プロキックボクシング戦績:38戦26勝(17KO)10敗2分
プロボクシング戦績:10戦8勝2敗
BOX FIGHT:1敗
◇獲得タイトル
キックボクシング
・マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟バンタム級新人王(左手側から3人目)
・全日本キックボクシング連盟ライト級王座
・初代K-Uライト級王座
・NKB(日本キックボクシング連盟)ウェルター級王座
・NKB(日本キックボクシング連盟)ミドル級王座
ボクシング
・東日本新人王トーナメント準優勝
極真空手道連盟 極真館
・極真空手道連盟極真館第7回全日本ウエイト制空手道選手権大会重量級/80㎏超優勝(2009年7月12日)
須藤は、高校時代に士道館飯島道場に入門し、フルコンタクト空手とキックボクシングを修練、1988年、MA日本キックボクシング連盟よりプロキックボクサーデビュー。翌年、MA日本バンタム級新人王を獲得。東京北星ジムに移籍後、全日本キックボクシング連盟で全日本ランカーとして活躍しつつ、途中、プロボクシングに転向。
JBスポーツクラブに移籍し、東日本ボクシングライト級新人王トーナメントで準優勝。その後、神武館からキックボクシングに復帰し、全日本ライト級王者となり初戴冠。所属ジムの団体移動に付随してキックボクシング・ユニオン(K-U)に移り、K-Uライト級王者に認定される。その後、K-Uが賛同するNKBに参戦し、NKBウェルター級王者に続きNKBミドル級王者となり同時2階級制覇を達成。そこから当時ブームとなっていたK-1 WORLD MAXへの参戦を熱望。その流れでRISEに参戦したが、急激な階級アップや故障が祟り連敗の中、2008年の全日本キック連盟参戦が最後のキックボクシングとなった。翌2009年従来の極真空手ルールに顔面突き、ヒジ打ち、投げ、逆技(立ち関節技)を加えた“真剣勝負ルール”による極真空手道連盟極真館第7回全日本ウエイト制空手道選手権大会で重量級トーナメントで優勝。2010年にはバックブローやシューズ着用の自由(裸足可)の基本3Rボクシング“BOX FIGHT”での天田ヒロミ戦(2RKO敗)」が格闘技最後の試合となった。
立嶋篤史、金沢久幸、小林聡、尾崎圭司、天田ヒロミなどバンタム~ヘビー級に渡り強豪選手と闘い、“ハイテンションの天才”“怪物”と称される才能と独特の明るいキャラクターが特色の特異な名王者で、スカパー格闘技専門チャンネル「FIGHTING TV サムライ」の番組「キックの星」で特集された連載コーナー「天才!須藤信充通信」は人気を博した。
埼玉県久喜市に現役時代のキャッチコピーでもあったジーニアス(天才)ジムを設立し、息子の村松健太(リングネーム:むらけん)が、イベント格闘技“BreakingDown”や正統派キックボクシングの全日本キックボクシング協会からプロデビューするなど活動していたが、脳梗塞で倒れて活動を休止していた。
<息子・村松健太よりメッセージ>
「親子でブレイキングダウンに出るのが夢でした。毎日、朝から深夜までベストキッドのように破壊力のあるパンチやディーゼルノイのような膝蹴りもワンツーマンで教えてくれました。子供の頃、後楽園ホールでみたパパの圧倒的な試合は今でも忘れられません。まさかその20年後、僕も同じリングに上がることができたのは感慨深かったです。人生を変えてくれた父に感謝でいっぱいです。父のジム、『ジーニアスジム』も盛り上げ、天才の意志を継ぎます。親孝行でききるように精一杯頑張ります。
パパみててね!」
葬祭スケジュール
9月21日(土)18:00 通夜
9月22日(日)09:30 告別式
会場:さがみ典礼 サイカンホール プリエ久喜
〒346-0003 埼玉県久喜市久喜中央4-9-51
TEL 0480-43-1204
供花のお申し込みは、以下までお問い合わせください。
サイカンシステム株式会社
TEL 0480-43-1194
写真:須藤 信充 Facebook
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