[ファイトクラブ]先行公開 [週刊ファイト9月26日号]収録
▼今週の肝*SHOGUN席巻 スターダムAEW 週刊ジャーナル一旦休刊報
タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・真田広之SHOGUNエミー賞最多18冠本誌通信員ら米国内での反響大
・Netflixダンプ松本『極悪女王』配信開始!ミクロなマット界と世間認識差
・The Queen of Villains同時世界配信!マキ上田の声優アレクサ・ブリス
・中野たむ全勝5★GP舞華下し赤 なつぽい白防衛10・5TストームIWGP
・JBLジョン・ブラッドショー・レイフィールドのMLW・TNA出没を裏返すと
・AEWワーナーWBD放送権年間$170million(約245億円)噂だが未確定
・見る本報道主義!18周年記念セールと通巻800号での休刊お知らせ
―― 『マット界舞台裏』名義から週刊サイクル発行の電子書籍ジャーナルとしては通巻800号になる9月26日号をもって、一旦なんですが週刊ジャーナルは休刊となります。これは後半でやりましょう。
真田広之SHOGUNエミー賞最多18冠本誌通信員ら米国内での反響大
オフレコ 毎日、膨大な数のEメールを海外とやりとりしているからこその商業媒体、グローバル目線でのマスコミが謳えるんだけど、今週の要はなんだったのか? あるいは「どっちが勝った、負けた」は、オモテだけ追うサイトが早く出すネット時代なんだから、例えば大会評にせよ、どこがその肝なのか? そこを追求してこその週刊ファイトの存在価値なんだけど、今週、もっとも多くの本誌通信員からのメール内容は、SHOGUNがエミー賞最多の18冠に輝いたニュースだった。
―― それは色んな意味で考えさせられますね。「五輪で日本選手が沢山金メダル取った!」というのを騒いでいるのは日本国内だけ。しかし、TV番組シリーズのSHOGUNが快挙だったというのは、明らかに日本にとって大変喜ばしい超重要ニュースなんですが、一応は日本語の報道番組でも触れてはいましたけど、マグニチュードの重さが理解されてないのかも。
オフレコ 世代的には三船敏郎、リチャード・チェンバレン、島田陽子の『SHOGUN』だったし、島田陽子のヌード写真集が出た時は、飛ぶように売れたのをリアルタイムで覚えているけど、さすがに真田広之がプロデュースと主演でリメイクした方は、正直まだ見てなかったから。普段マット界の情報を交換している仲間たちから、次から次へと「SHOGUNが・・・」とお祝いになるのか、そりゃ悪い気はしないんだけど、こっちがビックリしたからな。
―― 本誌の紅闘志也はSHOGUN Toshiya Kurenaiのリングネームで海外でも試合してるんですけど、旧作版の『SHOGUN』が世界で通じる単語になったからですから。
オフレコ 香港製のポケベルや、日本のトランシーバーにイスラエルの諜報機関が爆薬を仕込み、メッセージを受信したら大勢が亡くなったという、恐怖のテロがあった週でもあるんだけどな。
Netflixダンプ松本『極悪女王』配信開始!ミクロなマット界と世間認識差
―― 残念ながらマイナーな国内マット界の話題より、海外から見た日本としては、どんなニュースがあったのか、それが先に来るんじゃないかと。
オフレコ もっとも本誌の周辺人脈で、後楽園ホールのエキストラ観客役、弁当支給だけで長時間拘束されたのに、いったい『極悪女王』はいつやるのか?と、なんでその質問が本誌にくるのかという嘆きもあるんだけど、9月19日から配信になったようだ。
―― なんといっても、ダンプ松本は、世間の側が少なくとも名前は知っているプロレスラーですからね。あと神宮寺しし丸が、リングアナウンサー役で出てます。そんな、中野たむが赤いベルト、なつぽいが白いベルト防衛したと言い返しても、「誰ですか?」となるのがオチやから。
▼たむロード前進‼ TストームIWGP照準…butスターダム不安と不満
https://miruhon.net/270052
The Queen of Villains同時世界配信!マキ上田の声優アレクサ・ブリス
オフレコ いずれにせよ、『極悪女王』はThe Queen of Villainsの英語タイトルで世界同時配信というから凄い。英語版、マキ上田役の声優がアレクサ・ブリスで、「歌うのが難しかった」と言っている。
―― あのロンパールームが♪駆けめぐる青春を唄うんですか? 英語版の方が見たいかも(笑)。
中野たむ全勝5★GP舞華下し赤 なつぽい白防衛10・5TストームIWGP
オフレコ そのミクロの世界に絞っても、スターダムのエディオンアリーナ大阪・第1競技場大会が、主催者発表で集客1407人なんだけど、「厳しい入りだった」と西尾智幸記者が追及しているからなぁ。
―― 重複は避けますが、『5★GP』全敗の中野たむを、結果的に短命王者となった刀羅ナツコから赤いベルト取らせて、全勝優勝の舞華にV1防衛のマッチメイク進行、正直、不満でした。ロジックになってないとか、なんかやり方違うなぁと思っているので。
オフレコ 前から予定されていた〝たむロード第2章″に無理やりマッチメイクを詰めたんだろうけど、リーグ戦全敗者が全勝の女帝に勝利してワールド・オブ・スターダム王座防衛って、「なんじゃそれは?」とライト層ファンにも不審感を抱かせるからなぁ。
―― 葉月にとっては6度目のワンダー・オブ・スターダム王座挑戦、「これが最後」とアピールしたプロレスに重要な”テーマ”が備わってました。セミにラインアップされたなつぽいの白いベルト防衛戦の方が見応えがありましたからね。
オフレコ なつぽいは「おとなしくないですか? だから一生、片思いなんじゃないですか?」と挑発する煽りだったからな。19分8秒闘ってのフェアリーマジック決着、週刊ファイトの表紙はなつぽい!
―― いくらグローバル観点では見ている人の数の桁が余りにも違うとしても、アメプロの表紙ばかりじゃ怒られます。かといって、トニー・ストームの岩谷麻優IWGP王座狙いというのは、なんかときめきません。
オフレコ そりゃ、CMパンク自身が「これは面白いと」とアイデア持参で参加志願してきただけでなく、専門媒体目線でも10・1NXTのシカゴ大会、ロクサーヌ・ペレスvs.ジュリア女子王座戦の方が注目やからな。
▼CW移行CMパンクNXTロクサーヌPジュリア EペイジTウィリアムス