9月22日ミャンマーで開催されるラウェイ世界大会MLWC（ミャンマー・ラウェイ・ワールド・チャンピオンシップ）のメインのオープンウェイト（無差別級）選手権では、前王者のトゥン・トゥン・ミンが、無敗のチョー・スワ・ウィンと対戦する。(トップ写真）トゥン・トゥン・ミンは、上昇選手の時期に現地で寒川直喜（日本/バンゲリングベイ）と対戦（時間切れ引分/2013年9月21日）、ラウェイ王者になってからも巌流島(2016年7月31日）、ILFJラウェイの日本大会(2016年10月27日）にも参戦して日本にも馴染みある選手である。チョー・スワ・ウィンは60㎏以下で活躍していた選手だが、徐々に体重を上げていき最近は71㎏近位で試合を行っているが、実際は69.5㎏程度でトゥン・トゥン・ミンは76～77㎏と8㎏近くの体重差があり、お互い同意しての試合とは言え、基本体重差5㎏程度は不問にしているラウェイでもこの体重差も試合に響きそうである。
　またラウェイ重量級トップクラスのシュー・ヤーマン vs. ILFJ日本大会にも参戦歴（2019年10月2日 渡慶次幸平にKO敗）のあるアウン・カインの試合も発表されている。
　当初大会は8月に開催予定で、現ラウェイ王者スイ・ティ・ウィン・ラインと70㎏以下トップでONEバンタム級3連勝3KOのソー・リン・ウーも参戦メンバーに名前があったが、ソー・リン・ウーは9月27日「ONE FF 81」でナビル・アナン（アルジェリア/タイONEムエタイバンタム級3位）との対戦が決まっており、参戦はなさそうだ。

■ MLWC-9（Myanmar Lethwei World Championship）
日時：2034年9月22日（日）13:00（日本：15:30）
場所：ミャンマー・ヤンゴン
配信：SKYNET SPORTS ＆ SKYNET SPORTS HD

＜MLWC-9ラウェイ無差別級選手権試合＞
トゥン・トゥン・ミン(ミャンマー）ထွန်းထွန်းမင်း‐Tun Tun Min　
31歳　178㎝
・前ラウェイ無差別級王者
・MLWC 2016年 ＆ 2019年、2022年王者
・2013年 SEA GAMES MUAY 70㎏金メダル
・ラウェイ58勝22分4敗
※ILFJ日本大会1勝、巌流島1敗
・ムエタイ（THAI FIGHT カッチューア2勝1KO1敗）
・クン・クメール2敗
・2023 CAMBODIA 32nd SEA GAMES クン・クメール81㎏準優勝
　vs.
チョー・スワ・ウィン (M2K)ကျော်စွာဝင်း-Kyaw Swar Win　
23歳　173.7㎝　
・ラウェイ38勝無敗36分
・クン・クメール1勝1KO

＜ラウェイ　3分5R＞
シュー・ヤーマン (ミャンマー／Razadarit)ရွှးရာမာန်‐Shwe Yar Man
・2023年チャウンゾン王者
・2020年タウンピィ王者
・日本人選手（vs.渡慶次幸平）と現地で1勝1分
・2023 CAMBODIA 32nd SEA GAMES クン・クメール81㎏ベスト4
　vs.
アウンカイン（ဘိလပ်မြေစက်ရုံ-Sat Yone／Cement Factory）အောင်ခိုင်‐Aung Khaing
・ILFJ日本大会1敗

[参戦予定選手]

ソー・リン・ウー（ミャンマー）စိုးလင်းဦး-Soe Lin Oo　※ILFJ日本大会1勝1分、ONE3勝3KO
・2010年ゴールデンベルト60㎏王者
・2010年ロイヤルクラブ・チャレンジファイト王者（ベルト）
・2010年ダゴン旗王者(セカンドクラス)
・2011年ダゴン旗王者(スペシャル)
・2018年最多KO賞 (トロフィー)
・2019年最高選手
・ラウェイ69kg級世界王者
戦績（把握範囲）
125戦71勝(68KO)3敗51引分

トゥェィ・シット・ウインライン (ミャンマー)သွေးသစ်ဝင်းလှိုင်-Thway Thit Win Hlaing　※ONE1敗
・ラウェイ王者
・ゴールデンベルト2018年71㎏ ＆ 2016年67㎏王者