[ファイトクラブ]先行公開 [週刊ファイト9月19日号]収録
▼長いシカゴAll Out金網ハングマン・ペイジ注射Swerveストリックランド
(c) AEW タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・ALL IN週後拠点シカゴ恒例Tシェバーニ&ナイジェル・マクギネス解説
・本戦第1定着MJF急所⇒ジャックナイフもダニエル・ガルシア会場over
・嫌味EVPヤングバックス防衛クラウディアオC&ウィラー・ユウタ善戦男
・Ore Oreオスプレイ歓声下での英国人対決 NJ日の出る国ドラゲーPAC
・Kスタットランダー蛍光灯Chicago Street Fight画鋲鎖Wナイチンゲール
・オカダConti. 防衛オレンジCも竹下幸之助Mブリスコ4way練ってます
・会場Let’s Go Shida, CEO声援交錯!MモネTBS防衛尻神様互角展開
・Scapegoatジェック・ペリーFinal Countdownブライアン二転三転bcc背信
・家全焼アダム・ペイジ復讐金網ブロック注射器血祭レフェリー止Swerve
■ AEW All Out
日時:9月7日(現地時間)
会場:米イリノイ州シカゴ NOWアリーナ
ALL IN週後拠点シカゴ恒例Tシェバーニ&ナイジェル・マクギネス解説
―― 英国はウェンブリー・スタジアムに約5万人を集客した『All IN』宴のあとは、スグ翌週にAEWにとって第二の拠点であるシカゴに戻って『All Out』開催というのは、もう定番パターンになってます。
▼オスプレイら英国勢overブライアンD新王者AEWウェンブリー5万人
オフレコ フロリダ州ジャクソンビルがAEWの本部なんだけど、なんでもトニー・カーン代表の親戚一同がシカゴ在住なんで、設立当初から第二の拠点になっている。『All Out』がNOWアリーナというのは通算では4度目の恒例会場になった。但し、前年はもっと大きいユナイテッド・センターだったんで、普段のDynamite収録会場に戻したな。
▼7日後All Outケーフェイ再現スキット 竹下幸之助Kオメガ駆逐 MOX奪取
―― とにかく、『All In』がスーパーショー扱いなんで長い興行となるのは仕方ないのかもですが、この『All Out』も長過ぎです。前座ZERO HOURの4試合は紹介省かせて貰います。しかし、本戦に絞っても長く感じさせたのはいかがなものか。
オフレコ まぁPPV本戦が始まって、トニー・シェバーニーに、ウェンブリーではあとから選手としても顔見世やった英国人ナイジェル・マクギネスが実況席だったんで、そこは日本通、事情通の解説だったのは良かったんだけどな。
本戦第1定着MJF急所⇒ジャックナイフもダニエル・ガルシア会場over
<第1試合 シングルマッチ>
○MJF
23分40秒 ローブロー⇒ジャックナイフ
●ダニエル・ガルシア
―― Dynamiteの番組構成でも、メインを務めるか第1試合に出てくるMJFが、会場の声援が多かった期待のダニエル・ガルシアを流血させて最後はズル勝ちするんですが、勝敗が決まったあと、ガルシアがローブローをやり返して、まるで勝者のように客席に行き、そのまま客側のゲートに消えていくマッチメイクでした。
オフレコ いわゆる一進一退の互角勝負を23分40秒やったからな。「AEW、第1試合からもうジュース流血かいな」とか、苦言のポイントもあったけど、見応えのある良い試合内容だったことは間違いない。
―― 将来を担うダニエル・ガルシアですから。会場の後押しも大きかった。
オフレコ 出だしは、さすがに試合の質で勝負するAEWだったんだけどな。
嫌味EVPヤングバックス防衛クラウディアオC&ウィラー・ユウタ善戦男
<第2試合 AEWタッグ王座戦>
[王者]○ヤングバックス
15分45秒 丸め込みフォール
[挑戦者]Blackpool Combat Club(クラウディオ・カスタニョーリ ●ウィラー・ユウタ)
―― 第2試合は、定番カードですかね。すっかりマシュー様、ニコラス様となったジャクソン兄弟がやると、今やEVPトリガーと呼ぶそうで・・・。
オフレコ クラウディオ・カスタニョーリのジャイアント・スイングは、早すぎて観客がカウント出来ないとか、ウィラー・ユウタはいつもの善戦マンであって最後は寝ると。大人のファン目線では、「だから何?」のマッチメイクになってしまったかなぁ。
―― まぁ、ヤングバックスはあとからジャック・ペリーの守護神役でまた出番がありますし、クラウディオは「あっと驚く」のサプライズが用意されてますから、このカードはこれでいいという構成者の考えもあるかと。
オフレコ だったら、無理に組むなよ。15分45秒、この試合から長いなぁと感じ出したからな。それが今回の『ALL OOUT』で続くことになる。
Ore Oreオスプレイ歓声下での英国人対決 NJ日の出る国ドラゲーPAC
<第3試合 AEWインターナショナル王座戦>
[王者]○ウィル・オスプレイ
20分20秒 ヒドゥンブレイド
[挑戦者]●”バスタード”PAC
―― 第3試合で、日本からの視聴者待望の大注目シングル戦が実現します。英国人対決となるウィル・オスプレイvs. PACは、まずはオスプレイがMJFからインターナショナル王座を取り戻してからとなるんで、共に「アメリカは住みたくない」と言う両名が、なんの巡り合わせかシカゴで闘うという・・・。
オフレコ まぁエクスカリバーが、「ランド・オブ・ライジングサンで成功した二人」と事情通解説やってくれているし、いいんじゃないか。新日本プロレスでスターになったオスプレイと、ドラゴンゲートのチャンピオンを務めたPACやから。
―― PACはWWEとは合わなかった。オスプレイは行ってないからわからないけど、二人がAEWで試合するんだ・・・という感慨はあります。
オフレコ 中身も結構濃い、日本のマニアが喜ぶ展開なんだけど、シカゴの客は”Ore Ore オスプレイ”という応援だったなぁ。日本でやったら両方応援だったろうけど。
―― ヒドゥンブレイドやって決まらず、そこからスタイルズ・クラッシュに行き、それでもハネ返されたんで、再度のヒドゥンブレイドというのが、日本のファン向けかいなと。
オフレコ マリーゴールドのリーグ戦で、初代ユナイテッド・ナショナル王者の青野未来が、ボジラにやられて負ける技がスタイルズ・クラッシュという、グローバルにマット界を見ないとマッチメイカーがどういうフィニッシュを考えてくるのか見えてこない。
―― そのUN王座決定戦は、スタイルズ・クラッシュをボジラが返した反動から、エビ固めでのフォール勝ちで戴冠でした。
オフレコ 試合後のバックステージ、WWEから転出したリコシェが「次は俺」みたいな、ややオブラートに包んだ歓迎のアピールがスキット挿入されていた。
―― ああ、あの「こんなのはバレエだ、戦いのプロレスじゃない!」と、Old Schoolの故ベイダーさん以下、アチコチから批判もされたピョンピョン飛び回る、打ち合わせプロレスの典型例ですね。
オフレコ でも、世界であんな3D展開できるのは、この二人だけやないかという絶賛もあった。オリンピックの体操競技より、こっちの方が凄いんじゃないかという評価も正しいと思う。
―― 職人PACとの攻防は、サイコロジーも生かされていたからこれまた見入ることになります。
オフレコ メインの金網デスマッチ、これまた日本の影響そのもの展開なんだけど、あれは残酷過ぎるという批判も大きかったから、この第3試合は必見作だと繰り返しておこう。