[ファイトクラブ]オスプレイら英国勢overブライアンD新王者AEWウェンブリー5万人

[週刊ファイト9月5日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼オスプレイら英国勢overブライアンD新王者AEWウェンブリー5万人
 (c) AEW タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・また長い興行ZERO石井智宏トム・ビリントン柴田勝頼フォン・エリックス
・まだ明るい本戦初戦全12人トリオ王座PACラダー戦ロンドン・ブリッジ
・地元マライア流血戴冠トニーさん!REV pro女子王者・白川未奈も観戦
・FOZZY演奏入場CジェリコもFTW王座HOOKレッドラム防衛タズ共演
・SGT.ペッパー衣装Yバックス防衛FTRアクレイムド+リバプール風GYV
・オカダ ザック リコシェ 選手ナイジェル・マクギネスCasinoクリスチャン
・映画共闘ウィル・オスプレイ解禁タイガードライバーMJFトランプ星条旗
・メルセデス・モネTBS防衛ブリット・ベイカー8・30Capital Collision渡辺桃
・前年All Inから粉砕ガラス使用ジャック・ペリー 棺桶葬ダービー・アレン
・妻ブリーと子供2人ブライアンとSwerveのYES解禁大トリHappy Ending
・パリ五輪ショー演出まで比較させる順番以下緻密に練られたAll In総括
・♪We’re leaving together, it’s farewell鳴り響くEuropeのFinal Countdown


■ AEW All In
日時:8月25日(現地時間)
会場:英国ロンドン ウエンブリー・スタジアム 観衆約5万人(未発表)

また長い興行ZERO石井智宏トム・ビリントン柴田勝頼フォン・エリックス

▼マット界史更新AEWウェンブリー有料80709人もCMパンクまた喧嘩
 オージーオープン⇒タッグ王座MJFアダム・コール~トリ防衛まで英国

[ファイトクラブ]マット界史更新AEWウェンブリー有料80709人もCMパンクまた喧嘩

―― まず、ビジネス観点からだと前年のウェンブリー大会が、AEW発表で8万人という異常な成功でしたが、それはすべてのタイミングが揃ったからであって、今年もやるとなってそもそも「大丈夫なのか?」と囁かれていたんですが・・・。

オフレコ まだ外が明るい会場では空席も見えるんだけど、一応は3階席まで埋まってはいて、公式発表やらなかったものの、まぁ5万人は入ったんじゃないかと。

―― なにしろ「ブライアン・ダニエルソン、負ければ引退」以下、お題目を詰め込んだんだから2年目のジンクスを覆して、成功には違いありません。

オフレコ もっとも、その昨年のALL INは、CMパンクとジャック・ペリーの喧嘩事件他、色々あったんだけどな。世の中、そんなすべてがうまくいく訳がないんであって・・・。

―― あと、また長い興行やりあがって、ZERO HOURと称する前座が2時間も続きます。これはYouTube公開なんで、我々が詳細を紹介するのはよしましょう。

オフレコ そのZERO HOUR第1試合はなんと8人タッグ戦なんで顔見世の合計16名。まぁ、ダイナマイト・キッドの甥っ子トム・ビリントンが出たとかはあるけど、所属選手たちは「ちゃんとロンドンにも遠征させました」という、それだけやからなぁ。

―― 海外の方がはるかに評価が高い石井智宏が、ウィロー・ナイチンゲールと組んだ男女混合タッグが第2試合。なんや、ベビーフェイスなんかいと大笑いなんですけどね。

オフレコ 第3試合が、これまた10人タッグってなんやねん。柴田勝頼とか、フォン・エリックスが出てきたというお披露目はあるけど、中身的には語るほどのモンやない。

―― 9月5日号、電子書籍のみ収録の昭和回顧コラムは、「フリッツ・フォン・エリックの誕生日は1929年8月16日!鉄の爪」という、こじつけで関連させることにしました。

オフレコ 第4試合ならぬ、英国出身のサレヤが軍団引き連れてお出ましがZERO HOURのトリなんだけど、怪我で長く休んでいた英国のジェイミー・ヘイターが蹴散らしてくれる特典ボーナスの絵やったな。えらくスリムになっていて、不安が残ったんだけどな。

まだ明るい本戦初戦全12人トリオ王座PACラダー戦ロンドン・ブリッジ
<第1試合 AEWトリオ王座ロンドン4wayラダー戦>
○PAC クラウディオ・カスタニョーリ ウィラー・ユウタ
 18分50秒 ベルト捕獲
[王者]●The Patriarchyクリスチャン キルスイッチ ニック・ウェイン
他にBang Bang Gangジュース・ロビンソン ザ・ガンズ(オースチン&コルテン)
House of Blackマラカイ・ブラック ブロディ・キング バディ・マーフィ

―― 本戦は、さすがにランクが違うというか、ロンドン・ブリッジに見立てたのかハシゴ戦というお膳立てに加えて、皆さん派手に飛ぶから大会場に映えました。

オフレコ マラカイ・ブラックまで飛んだからなぁ

―― やはり、地元英国のPACがブラック・アローとか、最後にハシゴ登ってベルト捕獲、新トリオ王者の誕生です。

オフレコ クラウディオ・カスタニョーリがジュース・ロビンソンをジャイアント・スイングで回す場面、こっそり当たらないようにウィラー・ユウタがハシゴをリングの端の方に片付ける場面とか、笑えた箇所もあった。

―― 大人のファン目線では、どのチームが勝ったとかはどうでもイイんですが、ジュース・ロビンソンのお仕事は光ってましたね。

オフレコ その次に出てくるのが妻のトニー・ストームと、今回は試合の順番が滅茶滅茶考えてある。底なし沼を楽しむスマート層がニヤニヤする構成だったのは誉めておかないといけない。

地元マライア流血戴冠トニーさん!REV pro女子王者・白川未奈も観戦
<第2試合 AEW女子王座戦>
[王者]●Timelessトニー・ストーム w/ルーサー
 15分15秒 掟破りストームゼロ
[挑戦者]○マライア・メイ

―― さて、お待ちかねのAEW女子王座戦です。マライア・メイにとってお母さんや兄貴がリングサイドの地元ロンドンというだけでなく、トニー・ストームはニュージーランド・オークランド生まれのオーストラリア育ちなんですが、実質は旧英連邦なんで、実は英国が主戦場だったんです。だから、色んな観点からもウェンブリー決戦は注目なのでした。


▼カルガリーAEWオーエン・ハート杯マライア・メイ制覇もトニー・ストーム血祭

カルガリーAEWオーエン・ハート杯マライア・メイ制覇もトニー・ストーム血祭

オフレコ 1930年代サイレント映画時代の大女優という設定のトニーさん。白黒画面の入場だけで銭が取れるチャンピオンになったんだから、REINA女子プロレスに来日した時から至近距離で見ているカメラマンとしては感慨深い。

―― それに、すっかり吸血鬼になった”グラマラス”マライア・メイの入場時の巨大なバックドロップも、口の周りが鮮血の赤という、大舞台でのお膳立てだけで大満足でしょう。

オフレコ Dynamite、カルガリーでの、セクシーだけじゃない吸血鬼マライアは紹介したけど、お盆とかあってしばらくDynamiteの報告が出せてなかったから、そこから話を始めないといけない。なにしろ、スターダム『5★GP』にアナ・ジェイが来て、本誌既報通りに白川未奈が長期滞在でアメリカに来てくれた。上記は現地8月14日のDynamiteバックステージや。

▼岩谷麻優 上谷沙弥 AEWアナ・ジェイ白星発進スターダム5☆GP開幕

岩谷麻優 上谷沙弥 AEWアナ・ジェイ白星発進スターダム5☆GP開幕

―― 甘井公平がスターダム『5★GP』序盤戦がどうたらと言うんで、「アナ・ジェイなんか、弱いAEW女子部の典型なんだから、AEWはずっと見たいけど、スターダムはレベル上がっていると言われても・・・」と、釘をさしてましたね(笑)。

オフレコ スターダムではベルトなしに整理しての渡米だけど、果たして#WeWantMinaなのは米国だけなのか。イギリスでも「見たい日本人選手は誰か?」となって筆頭が女子のMinaだと。

―― ということで前日の英国Revolution Pro、白川未奈がダニ・ルナを下して新・統一英国女子王者です。

オフレコ ウェンブリー大会は、英国ゆかりのトニーさんとマライアの因縁対決なんで、彼女の試合は組まれてないんだけど、試合中に観客席のMinaが何度も大写しになる。

―― そこのテロップに、英国Revolution Proの女子王者と出ますからね。

オフレコ 試合は例によってマライア流血での戴冠劇。ケツは読めていたことにせよ、中身も良かったかと。さらに実況席の英国人ナイジェル・マクギネスはそのあとに・・・という伏線も仕込まれていた。高評価とするしかない。

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