チームアメリカがメインで勝利!AAA トリプルマニア XXXII:ティフアナ

(C)AAA

 6月15日(現地時間)にメキシコ合衆国バハ・カリフォルニア州ティフアナで「AAA トリプルマニア XXXII: モンテレー」が開催された。
 メキシコの二大ルチャリブレ団体のひとつAAA。1992年、CMLL(当時の団体名はEMLL)のブッカーを務めていたアントニオ・ペーニャが独立し、メキシコシティに設立して旗揚げ戦を開催した。アメリカンプロレスを意識したエンターテイメント性の強いプロレスを推し進めてメキシコを基盤に南米やアメリカへの人気を獲得していく。
 今大会は年間最大大会トリプレマニアだが、近年は一年に一大会ではなく三大会程度行うようにいなっており、2024年トリプレマニア第二弾となる。
 メインでは、2024年引退ロードを進んでいる、レジェンド、バンピーロ・カナディエンセがメキシコ側につき(バンピーロはメキシコから見て外人で最もメキシコ人に支持されたプロレスラーと言われている)メキシコ軍としてアルベルト・エル・パトロン(アルベルト・デル・リオ)、ロス・サイコ・サーカス(デイブ・ザ・クラウン & マーダー・クラウン)と組んで、ジェフ・ジャレット率いるチームアメリカというか反メキシコ同盟(QTマーシャル、サム・アドニス、パーカー・ブードロー、サトナム・シン※シンはインド人)と対戦。試合はセコンドのジャレットが手を介入しまくり、メキシコ側もラディン・ラバーが加勢にはいるものの、インドの巨人シンが大暴れで、メキシコ軍を蹴散らし、最後は、ジャレットがバンピーロにローブローから、シンが足で踏みつけてフォール。チームアメリカ、反メキシコ同盟が勝利となってしまった。試合後、スクリーンに謎の目玉のロゴが映し出され、今後、何かが起こる事が示唆された。
 また、この大会では、TNA、ザ・クラッシュと言ったAAAと業務提携している団体から続々の選手が参戦し、団体対抗戦が行われたが、セミファイナルで行われたのが、ザ・クラッシュとAAAの対抗戦であり、同時にドクトル・ワグナー一族とカサス&アルバラド一族というレスリングファミリー同士の対抗戦となった。試合は両軍が入り乱れての攻防となるが、最後はイホ・デル・ドクトル・ワグナーJr.がブラソ・デ・オロJr.をスーパープレックスで投げた後、伝家の宝刀ワグナー・ドライバーを決めてフォール勝ち。この結果に父親のドクトル・ワグナーJr.も喜び、かつてサイコ・クラウンに敗れて覆面を奪われた雪辱を一家対抗戦で復讐した形となった。
 またレジェンドの表彰ということで、ラヨ・デ・ハリスコJr.の表彰式も行われた。

■ AAA トリプルマニア XXXII:ティフアナ
日時:2024年6月15日(現地時間)
会場:メキシコ合衆国バハ・カリフォルニア州ティフアナ

<8人タッグマッチ>
○チームアメリカ(QTマーシャル、サム・アドニス、パーカー・ブードロー、サトナム・シン)
 ピンフォール
1●バンピーロ・カナディエンセ、アルベルト・エル・パトロン(アルベルト・デル・リオ)、ロス・サイコ・サーカス(デイブ・ザ・クラウン & マーダー・クラウン)

<レガシー対レガシー>
○チーム・ザ・クラッシュ=ドクトル・ワグナー一族(ドクトル・ワグナーJr.、ガレノ・デル・マル、イホ・デル・ドクトル・ワグナーJr.)
 ピンフォール
●チームAAA=カサス-アルバラド一族(ネグロ・カサス、サイコ・クラウン、ブラソ・デ・オロJr.)

<6人タッグマッチ>
○エル・メシアス、ダーク・スコリア、ダーク・エスピリトゥ
 ピンフォール
●シベルネティコ、ダーク・オズ、ダーク・クエルボ

<3WAYマッチ>
○メカウルフ
 ピンフォール
●レイ・オルス、べスティア666

<三チーム対抗戦>
○チーム・ザ・クラッシュ(デスティニー、D’ルクス、ノイシーボーイ)
 ピンフォール
●チーム・レスト・オブ・ザ・ワールド(CIMA、ウィリー・マック、ディナミコ)
チームAAA(オクタゴンJr.、ラレド・キッド、コマンダー)

<6人タッグマッチ>
○チームTNA(ターシャ・スティールズ、ディケイ(ハボック&ローズマリー))
 ピンフォール
●ラス・トキシカス(レディ・フラマー、ラ・ヒエドラ、レディ・マラビラ)

<8人タッグマッチ>
○チームAAA (ファビー アパッチ、ピンピネラ エスカルラータ、ニーニョ ハンブルゲサ、ミスター イグアナ)
 ピンフォール
●チーム・ザ・クラッシュ(アヌビス、キーラ、マンバ、トト)


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