大田拓真がカンボジアの難敵に勝利!SBとの激戦 1日2大会3試合め惜敗 NJKF CHALLENGER 2024 3rd

 6月2日 (日) 東京・後楽園ホールで開催されたニュージャパンキックボクシング連盟『NJKF CHALLENGER 2024 3rd 』。メインイベント(第10試合)は、日柬対抗戦でNJKFの代表選手である大田拓真 (新興ムエタイジム) がクン・クメールのオウ・テリット (カンボジア)と対戦、パンチ・キックの総合力で上回る大田が3R肘でカットされ、後半になっても動きの落ちないタフなオウ・テリットにペースを奪われかける場面もあったが、決定打はもらわず3-0で勝利した。

 セミファイナル(第9試合)ではNJKFvs.SBの対抗戦で、吉田凛汰朗 (VERTEX/NJKFスーパーライト級王者)が1Rダウンを奪うも基山幹太 (BELLWOOD FIGHT TEAM/SBライト級2位)は怯まず、2R反撃して巻き返し、3Rには両者打ち合いダウンポイント差で吉田が判定勝となったが好勝負で大会MVPとなった。

 第8試合では、クン・クメールにも参戦(1勝1敗)の現KNOCK OUT王者・久井大夢 (TEAM TAIMU)は、NJKF王者・龍旺/りお (Bombo Freely)と対戦予定だったが、減量失敗による脱水症状でドクターストップがかかった為、同日別会場(スックワンキントーン新宿FACE2部構成大会)でワンデー4人トーナメントで決勝敗退したばかりのテーパプット・シンコウムエタイ(新興ムエタイジム)と対戦、本戦3Rはテーパプットの老獪さに手こずり(テーパプット)1-0のドローで延長となり、本日3試合めの疲労も出たか?決定打はなかったが久井の前進にやや後手になってしまい判定敗けとなった。
(追加写真)和Photograph


■ NJKF CHALLENGER 2024 3rd
日時:2024年06月02日(日)開場17:00 / 開始17:20
会場:東京・後楽園ホール
主催:TAKEDA GYM
認定:ニュージャパンキックボクシング連盟
《お問い合わせ》
ニュージャパンキックボクシング連盟 TEL:046-205-9350
YashioGYM TEL:048-948-6911

<第10試合 NJKF vs クンクメール 対抗戦 58㎏契約 3分5R>
○大田拓真 (新興ムエタイジム) 
・IRON FISTムエタイ世界スーパーフェザー級王者
・NJKFフェザー級王者
・S1ジャパン55㎏級王者
・元WBC日本統一ムエタイフェザー級王者
・ONE 2戦2勝1KO
NJKFフェザー級王者 大田拓真 インタビュー
 判定3-0(50-48、2者50-47)
●オウ・テリット (カンボジア)អ៊ូច ធារិទ្ធ -Ouch Thearith
ラウェイ1分、BKFC1勝1KO
 カンボジアで人気のクン・クメールは、毎週6~7回大会を開催してTV、Youtube、FacebookのSNS配信を行って、大会数も多いので選手の試合間隔も短い。メインのオウ・テリットは5月5日カンボジアの「Krud Kun Khmer」57㎏ベルト贈呈戦試合動画で判定敗けを喫しており、月2回ペースで試合をこなしている。
2022年12月10日BKFCタイ大会でKO勝

 大田は1R~2Rパンチで追い詰めロ―キックも何度かヒットし、ダウンも奪えるか?というくらいの攻勢をかけていたが、カンボジアの月2ペースで試合をする環境で生き残っているタフなオウ・テリットを崩せず、3R後半から大田は攻め疲れかペースダウン

 3Rには肘でカットされドクターチェックも呼び込まれ、手数も減るが決定打は許さず判定3-0で勝利したが、3ジャッジ50のフルマークはない内容だった。


 オウ・テリットは試合後も「ダメージはないので、すぐに試合をしたい」とコメントしていた。

<第9試合 NJKF vs SB 対抗戦 64㎏契約 3分3R (EXR 1R)>
○吉田凜汰朗 (VERTEX)
・NJKFスーパーライト級王者
 判定3-0(2者29-28、29-27)
●基山幹太 (BELLWOOD FIGHT TEAM) SBライト級2位

1R吉田がパンチでダウンを奪うが、2R以降基山は盛り返すがダウンポイントが響き判定敗け

<第8試合 NJKF vs KNOCKOUT 対抗戦 ライト級 3分3R (EXR 1R)>
龍旺 (Bombo Freely) 
・NJKFスーパーフェザー級王者
減量失敗により欠場
●テーパプット・シンコウムエタイジム(新興ムエタイジム)35歳 171㎝-61.1kg
・元BBTVスーパーフェザー級王者
 延長判定1-2(2者9-10、10-9)本戦1-0
○久井大夢 (TEAM TAIMU) 
・KNOCK OUT-BLACKライト級王者

延長ラウンドも差はなかったが、久井の前進に本日3試合めで延長ラウンドとやや疲労がみえた感じのテーパプットは判定敗け


減量失敗で試合をキャンセルした龍旺は自身のXで引退を表明、団体王者らしからぬ対応に武田幸三プロデューサーも叱咤

<第7試合 NJKFウェルター級タイトルマッチ 3分5Rエキシビションマッチ 2分2R>
青木洋輔 (大和ジム) 
・NJKFウェルター級王者
・WBCムエタイ日本統一ウェルター級王者
負傷欠場
城戸康裕(谷山ジム)
SPACE ONE -75kg WORLD CHAMPION
K-1 WORLD GP 世界スーパーウェルター級トーナメント準優勝
 vs.
亜維二 (新興ムエタイジム) 
・NJKFウェルター級認定王者

青木洋輔 (大和ジム) のNJKF王座挑戦試合だったが欠場の為、認定王者となった亜維二は、城戸康裕とエキシビションマッチ2Rをおこなった。

<第6試合 NJKF vs スックワンキントーン 対抗戦 61.2㎏契約 3分3R (EXR 1R)>
●山浦俊一 (新興ムエタイジム) 
・元NJKFスーパーフェザー級王者
・元WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者
 判定0-3(2者27-29 28-29)
○小林司 (sports24) 
・スックワンキントーン ライト級王者

スックワンキントーン王者・小林が2Rダウンも奪い判定勝

<第5試合 NJKF vs クンクメール 対抗戦 ミネルヴァ キックルール 52㎏契約 2分3R>
○真美 (Team ImmortaL) 
・S-1レディース世界ライトフライ級王者
 1RTKO 3分07秒 ※パンチ連打
ノヴ・スレイ・ポヴ (カンボジア)នៅ ស្រីពៅ -NOU SREY POV※負傷欠場の為変更⇒サォンムンペット ポームンペット(タイ)※契約体重650gオーバーにより、減点1スタート


 急遽出場で調整不足だったかと思える計量オーバーのサォンムンペットを真美は、序盤から攻め込み、コーナーに詰めてのパンチ連打でKO、今大会唯一のKO結着だった。負傷欠場となったノヴ・スレイ・ポヴは、クン・クメールでのベルト獲得、ONE MMA、ラウェイにも参戦している好戦的な選手であり、真美との好試合も予想できた。

 5月上旬に膝を負傷していて1試合キャンセルしていたが、日本大会までに回復しなかった。
・判定有ラウェイWLC試合動画:https://youtu.be/9ea_kmLvTho?si=TXjtPJdZfkBpuKSo
・ONEでのMMA戦:https://youtu.be/P9AUqBfukfk?si=4nfGITBwDi3m64wY

<第4試合 NJKF 52.16㎏契約 3分3R>
●悠 (VALLELY) NJKFフライ級9位
 判定3-0(2者30-29 29-28)
○柚子貴 (京都野口GYM) NJKFバンタム級

<第3試合 NJKF vs MAキック 団体交流戦 59㎏契約 3分3R (肘無)>
○匠 (KING gym) NJKFスーパーフェザー級
 判定0-3(2者29-30、28-30)
●脩真 (Y’s glow) MA日本スーパーフェザー級

<第2試合 交流戦 56㎏契約 3分3R (肘無)>
○藤井昴 (KING gym) NJKFフェザー級
 判定3-0(2者30-28 30-29)
●伊原駿平 (ワイルドシーサーゴザ) フェザー級

<第1試合 ミネルヴァ 48kg級 2分3R>
●杉田風夏 (谷山ジム小田原道場)
 判定0-3(2者27-30 28-30)
○堀田優月 (闘神塾)


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