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2024年5月26日(日本時間27日)、米ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデンアリーナで開催されたAEWのプレミアム・ライブイベント『ダブル・オア・ナッシング』は、プロレスファンにとって見逃せない一夜であった。多くの期待が寄せられたこのイベントでは、数々の名勝負が繰り広げられ、観客を魅了した。
IWGP世界ヘビー級王者のジョン・モクスリーは、竹下幸之介とのエリミネーター戦で激突した。竹下が勝てばIWGP王座への挑戦権を獲得するこの一戦は、モクスリーの左腕を徹底的に狙う竹下の戦術が目立った。試合前に竹下に襲撃されたモクスリーは、左腕を痛々しい包帯で巻いた状態でリングに上がった。竹下はアームバーやジャーマンスープレックスなどで攻勢をかけたが、モクスリーはカーブストンプで竹下を逆転し、デスライダーで勝利を収めた。モクスリーは、この勝利により新日本プロレスの大阪城ホール大会でEVILとのV4防衛戦に弾みをつけた。
AEWインターナショナル王座戦では、ウィル・オスプレイがロデリック・ストロングを下して新王者となった。試合中、オスプレイはマネージャーのドン・キャリスの指示を受けながら、最終的にはストームブレイカーでストロングを倒し、勝利を収めた。オスプレイの勝利は、新日本プロレスでの活躍を経て、AEWにおいてもその実力を証明するものとなった。
FTW王座の3ウェイ戦では、クリス・ジェリコがフック、柴田勝頼を相手に防衛戦を行った。柴田はジェリコに足4の字固めを仕掛けるも、乱入者のブライアン・キースに妨害され、最終的にはジェリコが勝利を収めた。試合は終始激しい攻防が繰り広げられ、観客を沸かせた。
メインイベントでは、エリート軍団(オカダ・カズチカ、ヤング・バックス、ジャック・ペリー)がチームAEW(ブライアン・ダニエルソン、ダービー・アリン、FTR)と対戦した。リング内外が無法状態となる「アナーキー・イン・ジ・アリーナ」として行われたこの試合は、観客を熱狂させた。オカダはダニエルソンにイスで攻撃し、ペリーはトラックでアリンを狙うなど、激しい攻防が続いた。最終的には、オカダがダニエルソンにレインメーカーを決め、ヤング・バックスが膝を叩き込んで勝利を収めた。
AEWダブル・オア・ナッシング2024は、多くのドラマと感動が詰まった試合が展開された。ジョン・モクスリーの王座防衛、ウィル・オスプレイの新王者誕生、クリス・ジェリコのFTW王座防衛、そしてメインイベントの激闘など、プロレスファンにとって見逃せない一夜となった。これらの試合結果は、今後のAEWのストーリーラインに大きな影響を与えるであろう。次の大イベントに向けて、ファンの期待はますます高まる。
■ AEW Double or Nothing
日時:現地時間 5月26日 日本時間 5月27日
会場:ネバダ州ラスベガス MGMグランド・ガーデン・アリーナ 観衆9000人(主催者発表)
<ZERO HOUR 第1試合 シングルマッチ>
〇ディオナ・プラゾ
10分15秒 丸め込み
●サンダー・ロサ
<ZERO HOUR 第2試合 6人タッグマッチ>
〇アクレイムド(アンソニー・ボーウェン&マックス・キャスター) ビリー・ガン
11分45秒 丸め込み
●ゲイツ・オブ・アゴニー(ブライアン・ケイジ&ビショップ・カーン)トーア・フェニックス
<第1試合 AEWインターナショナル王座戦>
〇ウィル・オスプレイ
17分40秒 ストームブレイカー
●ロデリック・ストロング
<第2試合 AEWトリオ王座戦>
〇The Bang Bang Gang ジェイ・ホワイト オースティン・ガン コルテン・ガン
怪我で欠場していたジュース・ロビンソンが登場PACの邪魔をする。
12分20秒 その隙にブレードランナー⇒ピンフォール
●Death Triangle PAC ペンタ・セロ・ミエド レイ・フェニックス
<第3試合 AEW女子王座戦>
〇トニー・ストーム
15分00秒 ストームドライバー
●セリーナ・ディーブ
<第4試合 シングルマッチ>
〇オレンジ・キャシディ
13分55秒 ジャックナイフ式エビ固め
●トレント・バレッタ
<第5試合 FTW王座3WAY戦>
〇クリス・ジェリコ
ブライアン・キースが乱入、トラッシュカンで柴田を叩いて被せると、ジェリコはフックに12分40秒 ジューダスエフェクト、そして柴田をフォールして3カウント
●柴田勝頼
※もう一人はフック
<第6試合 IWGP世界ヘビー級王座エリミネーター戦>
〇ジョン・モクスリー
17分20秒 デスライダー
●竹下幸之介
<第7試合 TNT王座有刺鉄線スチールケージ戦>
〇アダム・コープランド
20分20秒 有刺鉄線を使ってクロスフェイス⇒レフェリーストップ
●マラカイ・ブラック
<第8試合 TBS王座戦>
〇メルセデス・モネ
18分00秒 モネメーカー
●ウィロー・ナイチンゲール
<第9試合 AEW王座戦>
〇スワーブ・ストリックランド
24分50秒 スワーブキック
●クリスチャン・ケイジ
<第10試合 アナーキー・イン・ジ・アリーナ・マッチ>
〇オカダ・カズチカ ヤングバックス ジャック・ペリー
29分55秒 オカダがレインメーカー、ヤングバックスがEVPトリガー、そしてペリーがランニングニーを叩き込んで3カウント
●ブライアン・ダニエルソン FTR ダービー・アリン
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