Photo: (c) AEW & WWE 編集部編
■ AEW Dynamite
日時:5月8日(現地時間)
会場:カナダ・アルバータ州エドモントン ロジャーズ・プレイス
本誌が再三指摘している通り、どうも構成や順番のマッチメイクにせよ、なんか休みナシの番組制作の疲労が蓄積したのか、内容的にはイマイチが続いているAEWなのである。おまけに、トニー・カーン代表が場違いなWWE批判をやり出したり、やはり休暇は取らないと頭がリフレッシュしないのだ。
もちろん、そういう声は届いているハズで、PPV大会『Dynasty』は凄い充実内容になったのであって、しかし、波があるというか、なんか元に戻っているカナダ巡業中のDynamiteなのだった。そりゃアダム・コープランドがトリでした、オカダ・カズチカらのエリート軍出てきてますなんですけど・・・。
そんな2時間番組で、もっとも印象に残ったのは、白川未奈に「毎週おかわり」のリクエストが来て、またも日本からトンボ帰りで13時間の飛行機に乗って呼ばれたこと。いや、マライア・メイが知らない選手と試合して(どうでもいい)、そこに白川未奈が走ってきてバックハンド・フィストを一発見舞うだけなんですけど。そして例によってマライアとブチューのKISSをやるのかと口先3cmまで近づいて、No No No、お楽しみはこれからだとシャンペン乾杯。結局、この数分だけの出番がイチバン面白かったのでした。
はい、マスコミ専門媒体側にせよ、忙しいGWイベントの処理だけで疲れております(苦笑)。休みがないAEWを責められません。
■ WWE NXT
日時:5月7日(現地放送時間 日本WWEネットワーク木曜以降)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center
今週も構成・内容・質とNXTがDynamiteに勝ってました。メインはロクサーヌ・ペレスのNXT女子王座防衛戦。チェルシー・グリーンの挑戦者起用は、もちろん本誌が先週号で紹介したように、ニューヨークのホテルで娼婦と間違われて追い出されそうになった件がゴシップ誌に書きたてられたから。こんな美味しいネタを使わないわけにはいきません。
チェルシーは普段ヒールなんだが、あの事件なんでここはベビーフェイスなんです。悪のロクサーヌが今はブーイング受けるんです。そりゃ最後はポップ・ロックスで防衛なんだが、「チェルシー、なかなかいいじゃなか」と勤務評価査定大なのでありました。Dynamiteの女子部とはレベルが違うのであります。
あと、その女子に限ってもミーチン(ミア・イム)が出てきたり、もうブランド分けが関係なくなっていることを再三繰り返しておきます。実際、今週のRAWでもっとも印象に残ったのはイリヤ・ドラゴノフvs.リコシェの「キング・オブ・ザ・リング」1回戦なのであって、ロシアの最終兵器はもう前から本当はメインルースター給料待遇なんです。昇格とかはもう意味ありません。
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▼期待と憎悪渦巻く旗揚げ前展望 Marigold女子団体第3勢力への道筋
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