バンピーロ・カナディエンセが引退ツアーで勝利!AAA トリプルマニア XXXII: モンテレー

(C)AAA

 4月27日(現地時間)にメキシコ合衆国ヌエボレオン州モンテレーで「AAA トリプルマニア XXXII: モンテレー」が開催された。
 メキシコの二大ルチャリブレ団体のひとつAAA。1992年、CMLL(当時の団体名はEMLL)のブッカーを務めていたアントニオ・ペーニャが独立し、メキシコシティに設立して旗揚げ戦を開催した。アメリカンプロレスを意識したエンターテイメント性の強いプロレスを推し進めてメキシコを基盤に南米やアメリカへの人気を獲得していく。
 今大会は年間最大大会トリプレマニアだが、近年は一年に一大会ではなく三大会程度行うようにいなっており、2024年トリプレマニア第一弾となる。
 メインでは、2024年、引退記念ツアーを行っているメキシコで最も活躍した(メキシコから見た)外国人バンピーロ・カナディエンセが6人タッグマッチで登場。パガノ、エル・メシアスと組んで、宿敵シベルネティコ率いるラ・セクタ(シベルネティコ、ダーク・オズ、ダーク・クエルボ)と対戦した。大乱戦となるが、最後はバンピーロがクエルボを丸めこんでフォール勝ち。バンピーロが引退ツアーを勝利で飾った。
 セミファイナルはジェフ・ジャレットが率いるアメリカ軍にインドのサトナム・シンを加えた反メキシコ軍が、絶対エース、サイコ・クラウン率いるメキシコ選抜チームと対戦した。メキシコせん滅をもくろむジャレットの秘密兵器サトナム・シンは二メートルの大型ファイターで、AAAデビューで大暴れ。最後はジャレットが乱入し、マーダー・クラウンの脳天をギターで強打。そしてサトナム・シンがチョークスラムでマーダーからフォールを奪いアメリカ軍が勝利した。試合後、アメリカ軍は、憎きサイコの覆面を剥ぎメキシコ壊滅をアピールした。
 イホ・デル・ビキンゴが怪我で長期欠場となり、空位となったAAA最高峰王座であるAAAメガ王者決定戦が、アルベルト・エル・パトロン(アルベルト・デル・リオ)とニック・ネメス(ドルフ・ジグラー)の間で行われた。元WWEのトップ同士の一戦は、メキシコ対アメリカという事で、TNAではベビーフェイスのネメスがAAAではヒールとなり、最後は反則のローブローからデンジャー・ゾーン(ジグザグ)を決めてフォール勝ち。これでネメスは、新日本プロレスのIWGPグローバルヘビー級王座に続き、AAAメガ王座も奪取に二冠王となった。

■ AAA トリプルマニア XXXII: モンテレー
日時:2024年4月27日(現地時間)
会場:メキシコ合衆国ヌエボレオン州モンテレー

<6人タッグマッチ>
○パガノ、エル・メシアス、バンピーロ・カナディエンセ
 ピンフォール
●ラ・セクタ(シベルネティコ、ダーク・オズ、ダーク・クエルボ)

<8人タッグマッチ>
○アメリカチーム(サム・アドニス、QTマーシャル、パーカー・ブードロー、サトナム・シン)
 ピンフォール
●メキシコチーム(ラレド・キッド、オクタゴン・ジュニア、ロス・サイコ・サーカス(サイコ・クラウンとマーダー・クラウン))

<AAAメガ王者決定戦>
○ニック・ネメス
 ピンフォール
●アルベルト・エル・パトロン

<6人タッグマッチ>
○ドクトル・ワグナーJr.、ベスティア666、ティグレ・ブランコ
 ピンフォール
●ネグロ・カサス、新生ダイナマイト兄弟(サンソン、フォラステロ)


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