チコ・クワジがウェルター級新王者!GLORY 91

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 4月27日(現地時間)にフランス共和国パリで「GLORY 91」が開催された。
グローリーは、ヨーロッパのキックボクシング団体。2011年のFEGの経営悪化によるK-1の活動休止に伴い、世界的に大規模なキックボクシング団体がなくなったため、入れ替わるように新たにキックボクシングの世界的メジャー団体として活動している。
 今大会のメインはウェルター級王座戦で、王者エンディ・セメリアがチコ・クワジの挑戦を受けた。現在10連勝中の王者セメリアに対し、ランキング1位の最強挑戦者であるクワジは、2Rにバックブローでダウンを奪うと、続いて、ラッシュで合計三度のダウンを奪ってKO勝ち。クワジが見事な勝利で新王者に輝いた。
 セミファイナルでは、バフラム・ラジャブザデが、地元フランスでMMA戦士であるケビン・オマールと対戦した。試合は、オマールもフランスではキック王者だったという事だが、グローリーデビュー戦なのに対し、実力者であるラジャブザデがリード。そして3Rに遂にストレートでダウンを奪って、ラジャブザデがKO勝ちした。

■ GLORY 91
日時:2024年4月27日(現地時間)
会場:フランス共和国パリ

<ウェルター級王座タイトルマッチ>
○チコ・クワジ(オランダ/挑戦者)
 2R 2分07秒 TKO
●エンディ・セメリア(キュラソー/オランダ/王者)

<ライトヘビー級>
○バフラム・ラジャブザデ(アゼルバイジャン)
 3R 0分21秒 KO
●ケビン・オマール(フランス)

<キャッチウェイト(-72kg契約)>
○ユセフ・ブガネム(モロッコ)
 2R 1分17秒 TKO
●スタニスラフ・カザンツェフ(ウクライナ)

<ヘビー級>
○ソフィアン・ラドウーニ(フランス)
 1R 0分42秒 TKO
●ウラジミール・トクタシノフ(ドイツ)

<ライトヘビー級>
○パスカル・トゥーレ(フランス)
 判定
●モハメド・アミン(モロッコ)

<ウェルター級>
○ソフィアン・アブデルカラク(モロッコ)
 判定
●シリル・ベンザケン(フランス)

<フェザー級>
〇ボボ・サッコ(フランス)
 1R 0分55秒 TKO
●ダビド・メヒア(スペイン)