[ファイトクラブ]NXTコーラ・ジェイド前十字靭帯断裂 ロクサーヌ・ペレス20名バトル残

[週刊ファイト1月25日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼NXTコーラ・ジェイド前十字靭帯断裂 ロクサーヌ・ペレス20名バトル残
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■ WWE NXT
日時:1月16日(現地時間 日本WWEネットワーク木曜以降)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center


 番組は『ダスティ・クラシック』タッグトーナメントの、先週やってなかった反対側ブロックの1回戦が2試合。まずはカーメロ・ヘイズ&トリック・ウィリアム組と、マリック・ブレイド&イドリス・イノフェ組というマッチメイク。言うまでもなく、4人とも黒人というのがミソで、そういうカードもありますというアピールである。ただ、細身のマリックたちが勝つとは誰も思ってないカードの欠点はある。


 もっとも黒人選手はバネというか跳躍力なんであって、4人とも立体的かつスピーディに展開してくれて、そこは大変よろしかったかと。


 さて、LOVEBITESの新ベースがファミFAMIで、Breakoutトーナメント優勝の権利を行使していきなり棚ぼた式に北米王者となったのはオバ・フェミFEMIである。いや、メタルとプロレスのファン層が極めて被るから、そう覚えようとしている方はマジに多いと考える。なにしろ日本の文化で世界に通用して、国内以上に熱心なファンが大勢いるのが女子プロレスと嬢メタルというのは、まぎれもなく事実なのだから。
 ということで黒人大型の新人オバ・フェミが、しゃべりも出来る奴なのかの実験セグメントも用意されて、前王者ドラゴン・リーも出てきて、言葉は濁してたんだが、方向としてはPLE『ベンジェンスデイ』で再戦のようです。


 メイクも衣装もそっくりさんが流行っているNXT女子部。テイタム・パクスリーはモロ、現女子王者ライラ・ヴァルキュリアと同じコスチュームで、同じロープに腰掛けるポーズまでやって・・・。しかし、このコンビは仲が良いわけではなく、ライラは迷惑がっているという設定だ。ラテン系コンビのローラ・バイス&エレクトラ・ロペスは、寝ているローラにテイタムが倒れるというか覆いかぶさることで3カウントが入る結末に。当然、ローラとエレクトラは喧嘩しながら引き上げるし、ライラは困惑の表情という絵のカードなのでした。


 もっとも、この試合の際にメインの20人バトルロイヤルに出場予定されたコーラ・ジェイドが1月12日、フロリダでのハウスショー(トップ画像)で、ライラとシングルで闘ったんだが、前十字靭帯断裂になってしまい長期欠場になることをきっちり番組内で告知したのは誠意がある。

 それにしても2021年のWAR GAMESに抜擢され頭角を現したコーラ・ジェイド。別の怪我で暫く消えていたが、年末に復帰しただけでなく、ハウスショーでの王者とのシングル戦を持ち出すまでもなく、明らかにプッシュされる予定のタイミングだっただけに、これは極めて残念である。なにしろCMパンクがWWEに戻ってきたことで、子供の頃にファンだったコーラは昔に撮ったツーショット写真を出したりして大喜び。ファンの感情移入も増していた矢先のこと。

▼NXT男Breakout開始Dリー防衛Tベイト復帰CジェイドNライオンズ

[ファイトクラブ] NXT男Breakout開始Dリー防衛Tベイト復帰CジェイドNライオンズ

 ちょうどスターダムも故障者続出が問題になっているんだが、このコーラの件は、激しく厳しいトレーニングで知られるNXT女子部のコーチングに課題ありという話にまで広がっており、責任論にまで飛び火している様子がスターダムとの対比からも興味深い。
 ちなみに仕事上はCMパンクが父で、抗争相手のロクサーヌ・ペレスが妹というコーラは、23歳の誕生日を迎えたばかり。ヒールなんだが、実は愛されていたんだ、気にしていたのは本誌だけじゃなかったのかと、ここ数日アチコチで議論が沸騰しているのを眺めております。
 それにしてもNXT女子部の故障者頻度は確かに高いのでした。

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