RISE172 門口佳佑、魁斗、数島大陸、松本天志インタビュー

■門口佳佑インタビュー『自分の動きを100%出す。(魁斗が)前回と同じと思っていたら楽な試合になる』
 
–初めての防衛戦が決定しました。コンディションはいかがですか?
門口 コンディションはバッチリで、今年試合ばっかりしてるので、1年を通していつでも試合が出来る状態をキープしています。

–今年の夏はいつもより暑かったですが特に暑さとかも問題なく?
門口 暑いの好きなので余計に調子が良かったです。

–チャンピオンベルトを巻いて1年経ちましたが、チャンピオンになる前となった後で環境の変化はありましたか?
門口 環境とかは特に変わらないですけど、周りの応援の声とか、応援してくれる人を肌で実感できるくらいには増えたかなって感じです。

–初防衛戦、追われる立場という意味でプレッシャーは感じますか?
門口 もちろんプレッシャーは感じますけど、ここ3試合全部そんな感じの試合なのでちょっと慣れもあります。でも初防衛戦でベルトを懸けるのは初めてなので、そういった意味でプレッシャーは感じます。

–確かに去年の12月からずっと対抗戦で他団体の選手との試合が続いていて、今回も挑戦者が魁斗選手に決定しました。魁斗選手と戦うにあたり何か特別なプランなどはありますか?
門口 特に対策練習は普段からしてないので、相手が魁斗選手になったからといって変わらないです。
特別なことは何もせずいつも通り自分の練習をしています。

–前回の魁斗選手と安本選手の試合は直接見てたと思いますが、門口選手はどういう勝敗予想を立てていましたか?
門口 僕は魁斗選手が勝つ予想をしてました。安本選手がすごいフィーチャーされてたと思うんですけど、そんな簡単にはいかないんじゃないかなって思ってましたし、相性的に魁斗選手に分があるんじゃないかなって言うのは元々予想してたので、魁斗選手が上がってきたっていうのは結構予想通りかなって。

–予想されてた分、魁斗選手が勝ち上がって驚きはなかったということですね。
門口 僕がチャンピオンですけどずっと「安本選手の方が強い」って言われてて、そこをはっきりさせるためにも安本選手に上がってきてもらいたいというのはあったんですけど、本当に格闘技はそんなに甘くないというのを今回でわかったと思います。予想通り魁斗選手が上がってきたって感じですね。

–門口選手から見た魁斗選手はどの様なイメージがありますか?
門口 派手さはない選手で、圧倒的に勝つっていうよりは競り合いの中でしっかり勝ってくるイメージがあって、僕もそんな感じで一度負けてるいので。どの試合を見ても魁斗選手が圧倒的に勝ってる試合ってないと思うんですよ。そこで安本選手も舐めてた部分ももちろんあったと思うし、そういう部分でやられちゃったのかなっていうのもありますね。

–実際2年前にも対戦してますが試合内容的に今回はどういうプランを立てていますか?
門口 試合のプランとかは特に考えてないので、自分の動きを100%出すことに集中しています。前回の僕と今の僕とじゃ別人になってると思うので、魁斗選手が前回と同じように考えてたら楽な試合になるなという印象です。

–前回敗北を喫していますが特別対策をしないっていうのはどういった理由からですか?
門口 ゲームプランを決めてやるのが自分には合わないだけで、自分の動きに集中して自分の強さだけを仕上げていれば、とりあえず国内は全員勝てると思っています。

–指導者がいない中でやっていると言っていましたが、現状の練習環境で何か意識して取り組んでるものはありますか?
門口 「自分が強くなるためにこうしたらいいんじゃないか」っていうのが自分の中であるので、それをしっかり意識してトレーニングしています。

–ご自身のチームだけで練習をしていますか?
門口 ミットだけですけどボクシングは週に1回行っていて、ボクシングも別競技ですけどこういうのもあるんだという発見があるので、そういったものをどうキックボクシングに取り入れるかっていうのを自分で考えて、たまには行ったりもしますけど基本は出稽古もほとんどせずに、自分のチームのみで練習しています。

–チームの中だけでやっていることで実戦不足などを感じたりはしないですか?
門口 特に感じないです。基本スパーリングばかりやってるし、うちのメンバーは色々できる選手が多いので、毎週やってても相手の癖に慣れたりする事もなく、左右スイッチするのもそうですけど色々試す人が多いので、全然不足しているとは感じないですね。

–今回の試合で勝ち方とかフィニッシュのイメージはどうですか?
門口 勝ち方やフィニッシュのイメージはゲームプランを決めないので決められないですけど、キックボクシングの試合で僕が強さのレベルの違いを見せるだけです。

–現状のご自身と魁斗選手の実力差はどう感じていますか?
門口 それは本当にやってみないとわからないですけど、基本的に僕の方がキックボクシング歴で言ったら短いので、僕の中では2年前に戦った時も元々僕の方が下にいてあそこまで追いつけたイメージなので、明らかに成長スピードで言えば国内のフェザー級の中で僕がダントツに早いと思ってるので、特に問題がなければ普通にやれば勝てるんじゃないかなっていうイメージでいます。

–先ほどもお話に出ましたが今回の魁斗戦含めて4試合連続で他団体の選手との試合になりますが、「大事な試合を落とさない」という点でご自身のストロングポイントはどこだと思いますか?
門口 あんまりそれが強みだという意識もないままやってるんですけど、やっぱり試合に負けたくない気持ちが誰よりも強いのかなっていうのはあります。みんな言葉では言いますけど、それが試合に出る出ないは本当に別の話なので、そういった部分が僕は試合で出るのが強みなのかなと思います。

–最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
門口 初防衛戦で今回も相手がシュートボクサーで対抗戦というのもあって、色々背負うものはありますけど、応援してくれてる人やサポートしてくれてる人の力を借りて今回もしっかり乗り越えようと思いますので、みなさん応援よろしくお願いします。


■魁斗インタビュー『最終目標は世界で一番強くなる事なんでそこに向けてやっていきたい』
   
–タイトルマッチが決定しましたが現在の心境を教えてください。
魁斗 単純にワクワクしてます。

–前回の安本戦から約二ヶ月という短いスパンでのタイトルマッチ挑戦ですが、この試合間隔は長いと思いますか?短いと思いますか?
魁斗 ちょうどいいですね。

–「フェザー級最強」と言われていた安本選手との対戦でしたが、あの試合を振り返ってみていかがですか?
魁斗 想定通りの強さというか、強かったですけど予想してたぐらいかなっていう感じです。想像を超えるような強さではなかったです。

–今回でRISEは4戦目になると思いますが過去3戦試合をしていてルール的には特に問題はないですか?
魁斗 初めて出た時はちょっと苦戦したというかやりにくかったんですけど、2戦目以降は特に問題ないです。

–シュートボクシングで試合をしてる時とRISEで試合してる時の意識の差というのはどこにありますか?
魁斗 ワンキャッチとか組んでの膝とかそういうところの違いと、あとはどういうところを見られてるか、アグレッシブさとかを意識してやってます。

–今回は2年前に一度対戦して勝っている門口選手との対戦となりますが、前回勝っているという部分で精神的には有利だと思う部分はありますか?
魁斗 特に何も考えてなくて、前回は前回だし今回は今回で、いつも通りの試合の感じで練習してます。

–タイプ的に門口選手は戦いやすいですか?
魁斗 別に戦いにくくはないですけど、ちょっと面倒臭いですね。

–具体的にどの辺が面倒くさい?
魁斗 頑丈だしガンガン前に詰めてくるからちょっと鬱陶しいなって。でもそこも跳ね返すぐらいの感じで考えてます。

–さっきおっしゃったように門口選手は結構タフでダウンしているシーンとかもそんなになく、一回SBルールでやってた時に苦戦したのを見ましたが、基本的にRISEでやった時は頑丈なイメージがあると思いますが、それでも圧倒できる、倒しきる自信はありますか?
魁斗 僕もRISEでやってきてるので全然問題ないです。

–現時点では短期決戦で挑もうと思ってますか?それともしっかりと5ラウンドを使って戦おうと思ってますか?
魁斗 特にプランとかは立ててないですけど、自分の中では前半からガンガン行こうかなと思ってるので、しっかり自分で相手の隙を作って倒す感じですね。

–門口選手に以前勝ってからその後の門口選手の戦いとか活躍はご自身ではどのように見てましたか?
魁斗 SBの選手も2人やられてるから敵討ちしようとかは別にないないですけど、僕は僕でぶっ飛ばそうかなと思ってます。

–今回門口選手と戦う中でのキーポイントはどういった形になりますか?
魁斗 僕が試合展開を作っていく側だと思ってるので僕次第ですね。前半からガンガン行って圧倒します。

–RISEのベルトが目の前の手に届くところまで来ていますが、RISEのチャンピオンになるというイメージはできてますか?
魁斗 出た時から一応イメージは持っていたのでやっときたなって感じです。

–ちょっと気が早いですけど、もしチャンピオンになったとしたら今後どんな相手とやりたいとかどういう風な路線に進んでいきたいみたいな希望はありますか?
魁斗 シュートボクシングが一番強いということを証明したいし、最終目標は世界で一番強くなる事なのでそこに向けてやっていきたいです。

–同じシュートボクシングでいえば70kgの海人選手は既にRISEのベルトを巻いているわけですが、そういった活躍を見てご自身が刺激を受けているというのはこれまでもありましたか?
魁斗 自分の先を走ってるので早く追いつくというか追い抜かないと駄目ですね。

–この試合のテーマが何かあれば教えてください。
魁斗 チャンピオンになるっていう覚悟を見せることと倒しに行く事です。

–最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
魁斗 10月29日、絶対RISEのベルトを獲るので、皆さん応援よろしくお願いします。


■数島大陸インタビュー『天使と神だったら神の方がレベル高い。「神の左」が勝つ』
 
–昨年10月の田丸選手との王座決定戦から1年経ちましたが、そこから1年を経てタイトルマッチが決定した現在の心境はいかがですか?
数島 1年前にタイトルマッチで負けてしまって、もともと田丸選手と松本選手がやる予定だったんですけど、田丸選手の返上もあって今回1年越しにタイトルマッチが出来て率直に嬉しいです。

–同じ大会で妹の七海選手がプロデビューしますが、妹さんは大陸選手の影響を受けてキックボクシングを始めたんですか?
数島 元々僕がやっていて僕の送り迎えのついでにやり始めたのがきっかけです。

–大陸さんから見て七海選手はどんな選手ですか?
数島 身長はどちらかと言うとでかい方ではなくて小さいですが、その中でも結構ガツガツ行ってアマチュアとかでタイトルもいっぱい獲ってるので、ちっちゃいなりに頑張ってるなーという印象です(笑)。

–デビューするからには兄妹でチャンピオンを目指したいですね。
数島 すごいありがたいことに今回兄妹で出させてもらうので、数島の日にします。

–同じ日に御兄妹が試合する事については親御さんは何ておっしゃってますか?
数島 元々僕の試合の方が決まるのが早かったので、タイトルマッチだし頑張れよって感じだったんですけど、妹の試合が決まったことで妹に心配の方がいっぱいいって、もう僕の方はあまり触れられないという(笑)。

–デビュー戦の妹さんの方が気になっちゃってるんですね。
数島 そうですね。僕に関しては「自分で頑張れよ」って感じになりましたね(笑)。

–王座決定戦の相手が松本天志選手に決まりましたが、相手の名前を聞いた時の率直な感想は?
数島 絶対近い将来やるなとは思ってたので、タイトルマッチという大きい舞台で最高の相手と試合が出来るのですごい嬉しいです。

–松本選手はどんな印象がありますか?
数島 スピードが早くて、ここぞという勝負どころで全部勝ってきてるので、すごい勝負強いファイターという印象です。

–数島選手も今年21歳でまだまだ若いですが、松本選手はさらに若い19歳と、自分よりも年下の選手が台頭してきてるいうことについてはいかがですか?
数島 僕はまだ20歳(12月28日誕生日)なんですけど、20歳がなんかもう中堅選手みたいになりだしてきて、凄い強い10代が多いので「20歳の僕も忘れないで」と思いますね(笑)。

–先日タイ修行に行っていたということですが、どちらの方に行ってたんですか?
数島 ペッシラー選手がいるジム(Wor.Auracha)です。

–タイではどんな練習環境でしたか?
数島 朝15キロぐらい走って、ロープ飛んでダッシュ系とかラントレ系の練習やって、夕方また10キロ走ってロープ飛んで、ミットとかマススパーとか、1日2部練を毎日ずっとやっていました。

–食事とか環境的な問題は特になかったですか?
数島 練習環境はすごい充実してて良かったけど、ちょっとタイ料理が辛いのが苦手で(笑)。このタイ修行で克服しようと思ったんですけど、結局克服できずに帰ってきました(笑)。

–タイ料理は辛いもの多いですもんね。
数島 もともと日本でさえ辛いのは避けてたのに、タイに行ってさらに辛いのを食べて「辛い」って言ったらタイ人に笑われてちょっとそこは苦痛でした。

–今回タイで特に強化した部分はどのあたりになりますか?
数島 技術的な部分よりは、ハングリー精神であったり格闘技に対する考え方だったりメンタル面がすごい成長しました。

–今まで環境が恵まれていたという気づきもありましたか?
数島 今までの環境がすごい恵まれていて、日本って何もかも揃ってると思うんですよ。一人でタイに行ったので一人で全部しないといけないし、練習以外のことは全部一人でやるのも初めてだったので、日本は恵まれてるなって改めて思いました。

–言葉の壁とかその辺りの問題はなかったですか?
数島 言葉は気持ちで乗り切った感じですね(笑)。ジェスチャーとか「これを伝えたいんかな?」っていうので大体「オーケーオーケー!」って言って過ごしてましたね(笑)。

–vs松本天志ということで対策とかはしていますか?
数島 相手の選手もすごい勢いがあるのでしっかり対策しないと簡単には勝てない相手なので、元々松本選手とは近いうちにやるかなと思ってて、対策はひたすらやっていたのでそこは問題ないです。

–警戒してる攻撃はありますか?
数島 松本選手も結構KO率高いので、「天使の左」には気をつけます。

–「神の左」vs「天使の左」。
数島 天使と神やったら神の方がレベル高いので、「神の左」の方が勝つんじゃないかなと思っています。

–試合内容的にはどういう展開を想定してますか?
数島 僕のスタイル的には1ラウンド目からガツガツ倒しに行くスタイルなので、すごい短期になる可能性もあるし、逆に向こうもすごい警戒してくると思うので長期的な闘いになることもあるし、どっちも想像してますね。

–及川代表からは何かアドバイスは?
数島 作戦とかは言えないですけど、今回は相手を倒すことも大事だけど、このベルトを獲るってことが一番大事だと言われています。

–今回RISEのベルトを獲った場合、及川道場としては初のRISEチャンピオンですね。
数島 昔からずっとお世話になってる先生なので、僕がRISEチャンピオンになって及川先生に恩返しをしたいです。

–先の話になりますが、目指してるチャンピオン像とかはありますか?
数島 アマチュアからレベルの高い若い子が多いので、その子らがプロになって今10代の勢いがすごいので、その強い奴らを一人ずつ倒して行って「フライ級やったら数島大陸には敵わへんな」ってみんなが言うような選手になりたいです。

–将来的には上の階級への挑戦も考えてますか?
数島 負けた相手にはやり返したい気持ちあるので、田丸選手はどの階級に行くかわからないですけど、多分1階級上の階級には居ると思うので、しっかり僕が強いやつを倒して田丸選手に挑戦したいです。今の立場的にベルト獲ってすぐリベンジ!とはいかないので、僕がベルト獲って強い奴倒して、向こうと一緒ぐらいのレベルになって僕が勝って全部奪いたいですね。

–最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
数島 今回2回目のタイトルマッチということで何が何でもベルトを獲ります。みなさん応援と期待をお願いします。
キックボクサーは泣かないぜ!!


■松本天志インタビュー『どっちかが絶対倒れる、“天使の左”でやっちゃいます』
 
–数島選手とのタイトルマッチが決定しましたが今の心境を教えてください。
松本 今の心境は楽しみなのと怖さとたくさんの感情が入り混じって早く終わりたい気持ちです。

–怖さっていうのは具体的にどういったところが怖い?
松本 負けた時の自分を想像しちゃって怖いです。負けないですけど。

–それはニューウォーリアーズのトーナメントやデビュー戦でも同じなんですか?
松本 そうですね、怖いと思うのは試合前まででリングに上がるときには怖さはそんなにないです。
絶対自分の方が強いっていう自信があるので。

–数島選手に対してはどういう印象を持っていますか?
松本 数島選手はフライ級を作ってくれた人のトップだと思っているのでリスペクトしています。フライ級を盛り上げてくれてありがとうございますという気持ちです。

–数島選手の実力的なものはいかがでしょう?
松本 本当に色んな選手とやってるので、階級の上の選手ともやってますしムエタイの世界チャンピオンとかもやってますし、ダウンとかも取ってしっかり勝ってきてるのでめちゃくちゃすごいなと思ってます。

–その相手にご自身が現状で「食ってやる」って気持ちでやってると思いますが、どういった面で現状数島選手を上回っているって考えてますか?
松本 僕はスピードとキレではこの階級だと一番だと思っているのでそこをもっと磨いて、試合までしっかり仕上げていきます。

–ご自身のファイトスタイルと数島選手のファイトスタイルで試合は噛み合うと思いますか?
松本 僕も倒せる方だと思いますし、数島選手は本当に倒せる選手なので、どっちかが絶対倒れるんじゃないかな。

–同じサウスポー同士、数島選手は「神の左」を持ってますが松本選手は何で対抗しますか?
松本 僕は「天使の左」でやっちゃいます。

–SNSを見てたら東京、大阪と色々なところに出稽古に行かれていたようですが、理由とかきっかけってありますか?
松本 いや、特にないです。本当に行ってみたいなってことで行きました。

–行く場所は自分で決めて直接連絡してって感じなんですか?
松本 東京では奥平将太くんに頼んで、1週間たくさんいろんなところに行って練習させていただいて、大阪では自分で連絡して行きました。

–原口健飛選手のパーソナルも受けてましたがどんなことを教えて貰いましたか?
松本 今の自分の弱点とか、新しい技とかを教えてもらいました。

–かなりためになるパーソナルになりましたか?
松本 はい。自分では見つからない自分の弱点とかが見つかったので、そこを修正していきたいです。

–今回の東京と大阪、本当にいろんな所に行かれたと思いますが、誰か刺激を受けた選手とかっていましたか?
松本 近い階級の人と練習できたので、そこで本当にトップクラスの凄さをめちゃくちゃ感じました。
やっぱり自分はまだまだだなって再認識しました。

–チャンピオンクラスの選手たちとスパーしたり練習をしてその人たちの感覚を肌で感じたと思いますけど、次の試合に活かせそうですか?
松本 はい、活かせると思います。本当にいろんな人の意見を聞いたりして、いろんな目線から見えたことがたくさんあったので、本当にためになりました。

–練習を今されている中で意識して取り組んでいることとか注力していることってありますか?
松本 本当に誰よりも練習をするっていうのは本当に意識しています。絶対一番練習してるっていう自信はあるので、数島選手ももちろんめちゃくちゃしてると思うんですけどそれよりも絶対にしようという意識でやってます。

–どんな感じのスケジュールで今は練習されてるんですか?
松本 今は朝ランニングとか少し筋トレだったりしてからバイトに行って、午後からはボクシング行って、夜キックボクシング行くみたいな感じです。

–それって休みなく毎日やってるんですか?
松本 はい。でも疲労が溜まりすぎていたら1部練にしたりとかはします。

–今回タイトルマッチになので5ラウンド制になりますけど、スタミナの部分とかそういった部分で不安はありますか?
松本 全くないですね。

–試合の計画としては何ラウンドでフィニッシュするイメージですか?
松本 それは僕のスイッチの入り次第かな。

–そのスイッチはどういった時に入りますか?
松本 感覚です。いける!と思った時に入るので、そこでもう倒したいと思います。

-2月のトーナメントや直近の弾丸選手との試合もそのスイッチは入ってましたか?
松本 そうですね、特にトーナメントの時は入りました。

–チャンピオンになったらどんなチャンピオンになりたいとか、どういう風にこの階級を盛り上げていきたいってありますか?
松本 初代チャンピオンの田丸選手が本当に価値をめちゃくちゃ上げたレジェンドなので、その価値を下げるわけにはいかないので、これからも僕が上げ続けて、いつか田丸選手とやりたいと思います。

–最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
松本 いつも応援ありがとうございます。次戦の王座決定戦では一つの形としてファンの皆様、応援してくれる皆様に恩返しできると思っているので、必ずベルトを獲るので応援よろしくお願いします。

■ RISE172
日時;2023年10月29日(日)
会場:東京・後楽園ホール

<メインイベント(第12試合)第2代RISEフライ級(-51.5kg)王座決定戦 3分5R無制限延長R>
数島大陸(及川道場/同級1位、第30回全日本新空手道選手権大会 K-3GRAND PRIX 2019軽軽量級優勝)
vs.
松本天志(HAWK GYM/同級2位、RISE NEW WARRIORS フライ級(-51.5kg)トーナメント優勝)

<セミファイナル(第11試合) RISEフェザー級(-57.5kg)タイトルマッチ 3分5R無制限延長R
門口佳佑(王者/EX ARES/第5代RISEフェザー級王者、那須川天心挑戦者決定トーナメント優勝)
vs.
魁斗(挑戦者/立志會館/同級1位、HOOST CUP日本フェザー級王者、 RKSスーパーフェザー級王者)

<第10試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R延長1R>
梅井泰成(Mouton/同級2位、第4代RISEフェザー級王者)
vs.
ウォーム(ONE LINK/S-1 130ポンド王者)

<第9試合 ライト級(-63kg) 3分3R延長1R>
北井智大(チームドラゴン/同級2位)
vs.
伊藤澄哉(戦ジム/スーパーライト級7位)

<第8試合 ミドル級(-70kg) 3分3R延長1R>
モトヤスック(治政館/同級3位、WMOインターナショナルスーパーウェルター級王者、初代JKAウェルター級王者)
vs.
T-98(フリー/同級7位、元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者)

<第7試合 フライ級(-51.5kg) 3分3R延長1R>
塚本望夢(team Bonds/同級3位、初代DEEP☆KICK -51kg級王者)
vs.
酒井柚樹(TEAM TEPPEN)

<第6試合 バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R>
彪司[ひゅうが](TEAM TEPPEN/同級10位、King of Rookie 2021 -53kg級優勝)
vs.
松下武蔵(GOD SIDE GYM)

<第5試合 スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R延長1R>
SEIDO(LARA TOKYO/同級9位)
vs.
山元剣心(FAITH/フェザー級11位)

<第4試合 スーパーフライ級(-53kg) 3分3R延長1R>
遠山翔太(MONSTAR GYM/同級7位、初代DBSバンタム級王者)
vs.
羅司[らいぜ](TEAM TEPPEN/2021年RISE Nova全日本大会−60kg級優勝)

<第3試合 スーパーライト級(−65kg) 3分3R>
武 裕太(誠真会館所沢道場)
vs.
新井雄大(TARGET/JAPAN CAP 2023 -70kg級優勝)

<第2試合 スーパーフライ級(-53kg) 3分3R>
所 風雅(Refre’K/2023年RISE Nova 全日本大会 -55kg級トーナメント優勝、JAPAN CAP 2023 -55kg級優勝)
vs.
山﨑天輔(VALIENTE/TOP☆RUN 45kg,50kg王者)

<第1試合 ミニフライ級(-49kg) 3分3R>
宮本芽依(KRAZY BEE/2019年全日本女子ボクシング選手権大会シニアの部バンタム級 優勝)※MEIよりリングネーム変更
vs.
数島七海(及川道場/JAPAN CUP2022女子部-50Kg優勝、Stand up アマチュア全日本選手権大会2022 Bクラス女子部-53㎏優勝)


▼日韓国際戦は松山翔 勝利も韓国2勝1敗!MA日本キックボクシング連盟主催「激闘vol.4」

日韓国際戦は松山翔 勝利も韓国2勝1敗!MA日本キックボクシング連盟主催「激闘vol.4」横浜ランドマークホール大会

▼スックワンキントーン後楽園ホール第1試合からKO沸騰-ジュライ防衛
 健太Sライト奪取宣言 小林司ライト級-辻井和奏フライ級戴冠17歳対決

スックワンキントーン後楽園ホール第1試合からKO沸騰-ジュライ防衛

※600円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻)
’23年11月02日号Noah後楽園-月曜 全日青柳V5勝彦 SukWanKingthong MAキック 河野真幸