［週刊ファイト7月20日号］収録 ［ファイトクラブ］公開中
▼センスなさ露呈「新日令和三銃士」他、シュート活字2023年上半期総括
タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・辻陽太、成田蓮、海野翔太「令和三銃士」選手たち自身NO宣言のお粗末
・新日AEW合同『禁断の扉』、年間最高大会もフォロワー基盤横取り現実
・AEW新番組Collisionは初回除き下降線、アメプロ供給過多の課題あり
・SmackDown視聴者265.1万人でMSG小さい箱仕様の継続使用決断
・試合終わればグッズ販売に行列出来るウナギ・サヤカ、上半期MVP説
・武藤敬司引退東京ドーム3万人～訃報JパワーズBグラハムIシーク
・NHKアナザー・ストーリーズ「猪木アリ”世紀の一戦”の真実」寓話番組
―― マスコミ業界のルールとして「年間大賞」なり「総括」出すのが例年12月なんで、実際は前年の12月から11月末までが対象となります。その観点なら、ここらで上半期総括しておいて良いタイミングかと。
オフレコ なんといってもついにWWEが売却となり、テレビ局NBCグループの傘下になったというなら想定内だったんやけど、UFCの親会社エンデバーが買収という、「その手があったのか！」がどうしてもマット界の最大ニュースになる。
▼UFC親会社エンデバーがWWEをも傘下に！新会社名TKO株式51%
―― その話は後半として、国内プロレスにしか興味を示さないグループの関心という点からに絞るなら、コロナが収束して会場で声出せるようになったというpositiveはあるんですが、かといって以前の集客レベルに戻ったのかと問われるなら、一度離れたファンが戻るのはいかに難しいことかというnegativeなデータを冷静に出す必要があります。
オフレコ 特に国内盟主である新日本プロレスやな。大阪城ホールDOMINIONの逆上陸で目立った辻陽太、さらに成田蓮、海野翔太の3選手を「令和三銃士」という括りで無理に売り出そうとして、本人たちからNOをつきつけられた事件が象徴している。
※600円電子書籍e-bookで読む（カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応）
’23年06月15日Iシーク追悼 NewBloodスターダムEvolution AEW新日Dominion Gleat
―― SNSで意見を表明出来る時代環境の変化もありますが、やはりセンスが古いというか、フロント陣のズレている感覚を露呈してしまいました。
オフレコ 今のところ新日はノア、全日本プロレスと共闘というか、ベルト回したりしているから東日本大震災後に開催された2012年2月の仙台大会以来となる『All Together Again』開催もあったんだけど、両国国技館で6,569人との発表なんで成功と評せるのかすら危うい。
▼元気があれば何でも出来る！新日 全日 ノア両国に集結All Together
―― すでに頻繁に交流しているので、オールスター戦というか、夢のカード実現というワクワク感がありませんから、「そんなモンだろう」という評価にしかなりませんでした。
新日AEW合同『禁断の扉』、年間最高大会もフォロワー基盤横取り現実
オフレコ それに比べてコロナ期にむしろ年商を伸ばし、今やもの凄い超黄金時代になっているアメプロとの格差が、さらに顕著になった2023年上半期との比較が避けて通れない。
―― 確かに新日本プロレスとの合同興行だったAEW『禁断の扉』が、早くも年間最高大会賞とは本誌は活字に残してますが、裏返せば、WWEとは違うものを見たいというお客さんのニーズをうまく掬って、新日のアメリカでのフォロワー基盤というか母屋を盗んでしまったのがAEWになります。
▼WオスプレイUS奪還Kオメガ禁断の扉ブライアン関節オカダ・カズチカ
オフレコ AEWを見ておけば、オカダカズチカも内藤哲也までも見られるんだから、無理に新日ワールド加入して新日を熱心に見る必然性が希薄になってしまった。まして、オカダ・カズチカはブライアン・ダニエルソンに関節技で一本負け。IWGP王者のSANADAが王座防衛っても、その試合の評価は低く、記憶に残ってない。
―― CMパンクに負けようが、大人のファには小島聡の方がよほど「いい仕事だった」と覚えられています。新日側が思い描いたようにはなりません。
AEW新番組Collisionは初回除き下降線、アメプロ供給過多の課題あり
