［週刊ファイト7月20日号］収録　［ファイトクラブ］公開中

▼飯伏幸太PAC公式発表！AコールMJF始動Better than you Bay Bay
　(c) AEW　編集部編

■　AEW Dynamite
日時：7月12日（現地時間）
会場：カナダ　サスカチュワン州サスカトゥーン　サスクテルセンター

　カナダ遠征のAEW御一行。今回はサスカチュワンにて初開催。本誌はすでに活字にしているが、ボストンでの次回『Blood & Guts』のBlackpool Combat Club（以下BCC）とエリートの5対5金網戦の5人目のメンバーとして、ドン・キャリスがPACを発表すれば、ケニー・オメガが飯伏幸太を公式発表。これでGolden Éliteとなるのであった。
　この日は、本日発売『週刊ファイト7月20日号』収録のDDT大阪大会にも出ていた高校卒業したばかりの18歳ニック・ウェインがAEW所属としてデビュー戦。若くして50歳で亡くなったバディ・ウェインの息子にして、ムーンドッグ・エド・モレッティが祖父になる三世レスラーであり、13歳の頃から試合していた。

　番組はカナダ出身クリス・ジェリコ班長の♪Judas大合唱入場から。今宵の相手はトップロープをスルスルと駆け抜けて飛ぶ曲芸師コマンダーである。

　なんとかウォール・オブ・ジェリコで仕留めるも、ドン・キャリス軍に加わる勧誘を続ける悪の司令塔。なんとトップ画像の指刺した先は28年前、昔のカルガリー時代の映像であり親分だった故バッドニュース・アレンに従う若き日のジェリコと、髪がふさふさのキャリスの子分二人である。『師匠も、「俺たちはずっと二人一緒にいるべき」と言ってたじゃないか』と。

　続いては誰が出てくるのか、誰と組むのかわからない「エリミネーター・タッグトーナメント準決勝戦」として、いつものオレンジ・キャシディの入場曲が流れ、番組がDynamiteだと条件反射する案配。組むのはダービー・アレンである。相手がダニエル・ガルシア&サミー・ゲバラとなれば、ゲバラのGTHがアレンに決まります。

　さて、さての目玉が、ありえないチームになるアダム・コール&MJF組の登場となる。相手は超大型コンビのブライアン・ケイジ&ビッグビル組であり、小さい二人がむしろ映えるように計算されたマッチメイクなのだ。さっそくTシャツ”Better than you Bay Bay”が売り出されて、確かにこれはカッコ良い。欲しくなるグッズになってるところが商魂逞しいのだ。まして、二人がビデオゲームやる事前収録セグメントも挿入されており、ゲームの宣伝にもなっている次第である。そういうありえない組合せも、日本のユークスが開発したゲームでは設定可能ということなんだろう。

　ブライアン・ケイジが二人まとめて投げ捨てる怪力spotをはさみつつ、コールのザ・ブーンが決まります。なかなか練ってある試合構成でした。