[週刊ファイト3月30日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼岸田キーウ習近平モスクワこれはビックリ箱？WBC優勝マット界と音楽
タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・ELPキエフの大門In the burning all’re yearning for life to be生きる
・3日間5番組タヤ・ヴァルキリーMLW カナダAEW IMPACTタッグ王座
・映画『Mr.ノーバディ』 クリッシー・ハインド『ボブ・ディランを唄う』環境改
・ギラン77歳～Dエイリー74歳まで長老Deep Purple来日ツアー無事
・年齢制限ナシ世界潮流WWE殿堂入りアンディ・カウフマン永遠不滅！
―― 世界情勢において、岸田総理が隠密でキーウ入り、ゼレンスキー大統領と会談の裏では、モスクワで習近平とプーチンという、極めて象徴的なニュースが駆け巡った週となりました。
オフレコ 日本は侍ジャパンの「14年ぶりのWBC（ワールド・ベースボール・クラシック）優勝」に浮かれてる最中なんだけどな。
ELPキエフの大門In the burning all’re yearning for life to be生きる
―― 便乗して視覚的に目立つようにトップ画像をWBCにしているんですから、悪く言ってはいけません。経済効果は600億円と推定する学者もいるそうですから。
オフレコ とにかく、キエフ（現表記キーウ）とモスクワのニュースが並んで報道されている絵はやはり歴史の転換点として極めて重要だと思う。なぜか頭の中でグレッグ・レイクの歌うE.L.P.の♪キエフの大門Great Gates of Kievが何度も回り出したのは、果たしてボクだけなのだろうか？
ELP BLACK MOON TOUR Radio City Music Hall, NYC 93年2月3日直筆サイン
―― 「生き続ける」という決意表明ですね。戦争中ですから。ELPの『展覧会の絵』のLPジャケットでは、キエフの大門はデフォルメされた、まるでピンク・フロイドのWALL（壁）のような絵画が使われたんですが、極めて意味深な選択でした。現地の大門はお城なのに・・・。
オフレコ 北朝鮮が性懲りもなくミサイル発射しているのは、♪バーバ・ヤーガの呪いなのか(笑)。
―― ELPはプロレス界には、テレ朝『ワールドプロレスリング』のテーマ曲The Score（エマーソン、レイク＆パウエル名義 デモ音源では唯一存命中のカール・パーマー）で知られているから、関連ありとして許されます。
オフレコ なにしろ今週号には、大島慶山がスティングの名古屋公演行ったからとコラム入稿してきた。マット界に絡めてあるなら採用はする。
▼Sting来日公演堪能！プロレスラー、スティング絡めた音楽や映画秘話
―― 無味無臭の他媒体との差別化がない、誰でも書けるような普通の大会レポート出されるより、ヒット数取れる場合が多いです。
オフレコ そしてクレディ・スイスがわずか約4300億円で事実上はUBSに救済買収された。時価からは6割近くも安いが、金融不安を招く前に週末中に電撃的に決まった大きな経済・金融ニュースがあった週でもあった。
―― 1998年にスイス・ユニオン銀行とスイス銀行コーポレイションが合併してUBSになり、そして今回のクレディ・スイスですから、スパイ映画にもよく出てくる匿名での口座開設の舞台でしたけど、もはや1強だけになりました。コロナとロシアのウクライナ侵攻後は、TVドラマや映画の脚本は変わらざるを得ません。2023年、マット界の再編劇はあるんでしょうか？
オフレコ さくらの早い開花に浮かれてもいけない。地球温暖化問題、世界での異常気象勃発もある。あと、ロンドンからなんで夜中の放送だった『UFC 286』をもって、WOWOWでの放送契約が終了したニュースもあった。
―― 今後、日本ではU-NEXTでの配信となります。MMAブームが下火になった象徴なんでしょうか。
3日間5番組タヤ・ヴァルキリーMLW カナダAEW IMPACTタッグ王座
オフレコ 先週号収録の「マット界と映画」が好評で、新規の電子書籍購入者が増え反響も多数いただいた。マット界と関連あるもので構成してある。
▼7冠アカデミー賞『エブエブ』から考える映画国際潮流とマット界at once
―― 唯一、タヤ・ヴァルキリーのAEW契約と、ミッシェル・ヨーのアカデミー主演女優賞を結び付けたのはこじつけじゃないかと茶々入れてきた方もいましたけどね(笑)。
オフレコ そんなことはない。タヤは3日間で３つの団体、合計5番組に出たと評判になっている。具体的には
火曜日 MLW on REELZと、MLW FUSIONの２つのMLW番組に続けて出た。タヤは女子王者である。
▼MLWタヤ・ヴァルキリーF級戴冠！タッグ王座エリック兄弟3way戦敗退
水曜日 カナダはウィニペグの会場で続けて収録されたAEW Dynamite（顔見世）とRampage（試合、放送は現地金曜夜）に登場。AEWとの所属契約も公表される。
▼カナダウィニペグAEW遠征タヤ･ヴァルキリー契約トリオ王座漆黒防衛
木曜日 AXSで放送されたImpact Wrestlingにおいて、AEWと契約したのでベルトを落とす必要があり、デス・ドールズ（ジェシカ & タヤ・ヴァルキリー）は、急遽ザ・コーヴン（テイラー・ワイルド & キリン・キング）にノックアウト・タッグ王座を明け渡した。
▼バレット・クラブがメイン勝利！タヤ・ヴァルキリー組陥落Impact Wrestling
―― たしかにもの凄いことですね。つまり、いかにトニー・カーンが現地日曜夜にアカデミー賞を見て、こりゃ「熟女の逆襲だぁ」と興奮、火曜の午前にタヤに連絡入れて、「カナダに来れるか？」とやったから、急遽こうなったとも言えるかもということですね。
オフレコ まぁ、助演男優賞のキー・ホイ・クァンと映画『エブエブ』、ボクが原稿を書き出したのはゴールデン・グローブ賞の感動スピーチ後だったんで、プロモーター嗅覚を持っている世界中の興行主なら、あるいはジャーナリスト/評論家はその段階から動いてないとバスに乗り遅れる。
映画『Mr.ノーバディ』 クリッシー・ハインド『ボブ・ディランを唄う』環境改
