AEWシカゴYバックス悪者CMパンク詠唱Cジェリコ石井智宏ROH戦

▼AEWシカゴYバックス悪者CMパンク詠唱Cジェリコ石井智宏ROH戦
 (c) AEW 編集部編


■ AEW Dynamite
日時:11月23日(現地時間)
会場:米イリノイ州シカゴ ウィン・トラスト・アリーナ

 米国は感謝祭というのが大きいとは思うが、日本時間金曜午後になっても公式写真が届いていない。故・I編集長こと井上義啓先生は今でこそ聖人扱いだが、当時は暴君であって「高いカネ使って北海道に行かせても記事が駄目で使えやしない。証拠写真を撮ってきただけ」と”ボンクラ記者”をなじり、パソコンどころかワープロもない時代だから、原稿用紙に記事を完全に書き直していたエピソードがある。ただ、逆に言えば日本のマスコミはやはり写真ありきであって、「記事書けます」とのライターからの売り込みは定期的に受けるのだが、写真がないことにはビジュアル重視の「見る本」週刊ファイトとしてサイトにも出せないとなってしまうのだ。


 その感謝祭イヴのDynamite、無理やりTwitterから拾える画像だけで簡易的に紹介するなら、やはりなんといってもPPV大会『Full Gear』の衝撃のラストというか、あのウィリアム・リーガル卿がヒール・ターンして、MJFにブラスナックルを渡したことでのジョン・モクスリーの王座陥落になる。ということで、PPV後のテレビ番組としては当然そこからとなるのだが、これは本当の話なんだがMJFは悲劇のエリック兄弟を題材にした映画の撮影スケジュールがあったのでシカゴの会場には来ていない。
 ということでリーガルからの番組で、当然ながらMOXが詰め寄るのだが、「来週にMJF本人が話す」とかわすだけである。きっちりした説明はないままなのだった。


 もう1つの『Full Gear』からのニュースとしては、復帰したケニー・オメガ&ヤングバックスと、デス・トライアングル(PAC&ペンタ&レイ・フィニックス)のトリオ選手権王座を巡る抗争が、1・4東京ドームで日本遠征になる週を除いて、連続で7番勝負にするとの大胆な計画が発表されたこと。要するに毎回違うパターンで、7回やれるという自信なんだろう。まぁ、新AEW世界王者としてのMJF時代の幕が開いたんで、「俺たちは当面これで十分、毎週驚かせてみせます」ということなんだが・・・。


 しかし、その2回目となる今回のマッチメイク、なにしろCMパンクの地元シカゴである。いくらテレビ番組上は、なぜにパンクもエリートも番組から居なくなったのか説明ないままなんだが、さすがに会場客は暴力沙汰があったことまで知っている。なのでエリート軍は最初から計算して今宵はヒールなんだと、もう出てきた時からブーイングになることを予想した上で試合に臨んでいる。

 ヒールとベビーフェイスでは闘い方が変わってくる次第なんだが、まぁPACだけはヒールのままだけど、ルチャ兄弟は明らかに善玉の試合運びで答えていて、「お客さんの反応まですべて計算済みじゃないか」との分析はあるが、ただもうケニー・オメガが噛みつきやったりと、かの暴力事件のパロディまで試合に組み込んでいたのは正直いただけない。ちょっと悪ふざけの度を越している。
 また、案の定というかシカゴの客席からは”CMパンク、CMパンク”の合唱まで起きているのが画面からも聞こえるのだが、エリートにしたらそこも計算済みのことなんだろう。2回目はヒールのエリート軍勝利でこれで1-1なんだが、このトリオ戦にどっちが勝ったもクソもないんであって・・・。
※追記訂正 勝敗はデス・トライアングルの2勝でした。


 番組はAEWオールアトランティック王座戦として、オレンジ・キャシディ w/ベストフレンズ&ロッキー・ロメロがジェイク・ヘイガーの大切な帽子を取る、取り戻すのカードや、WWEに戻ると契約書を無視したことを言いだして謹慎処分を喰らっていたマラカイ・ブラックを含むHouse of Blackが、新婚のジュリア・ハート嬢の先導で3人とも出てくるとかのニュースは揃えてました。

 あと、あえてPPVではやらなかった次期王者挑戦権を賭けての「エリミネーター・トーナメント決勝戦」にて、怪我したままのリッキー・スタークスがスピアーでイーサン・ペイジを下すカードも。女子の3wayでのタッグ戦では6選手が顔見世なんだが、やはりサンダー・ロサが王座返上、晴れてジェイミー・ヘイターが正規王者だと発表されてました。


 もっとも、この日はなんといってもトリのクリス・ジェリコのROH王座防衛戦であって、天龍W.A.R.のSENPAI(先輩)が、ヤングボーイだったStone Temple石井智宏のBAKA(馬鹿)と、チョップで胸が切れて流血になるまでやり合うという至宝戦なのである。公式写真がないのが残念だが、これは必見です。負けようがTomohiro Ishiiの株が急上昇、これが世界配信されたという事実が肝心なのだった。


「石井とは天龍さんのWARにいた26年前からの付き合いだ。彼はとてつもないレスラーで俺にとっても挑戦だった。俺が勝ちはしたが、石井のことを尊敬している。また対戦して彼のバカ面を殴ってやりたいね」