DynamiteトロントCジェリコROHブライアンMOX嫁レネ オレンジ戴冠

(c) AEW

■ AEW Dynamite
日時:10月12日(現地時間)
会場:カナダ・オンタリオ州トロント コカコーラ・コロシアム


 WWEからの引き抜き攻勢、内部の選手間の暴力沙汰とゴタゴタ感が傍目で見ても拭えないAEWなんだが、マスコミ用の写真配布も滞っており、実は現地金曜のRampageと土曜放送の特番『Battle of The Belts』も放送されたのだが、未だに写真ナシなので本誌は掲載を見送った。
 今回のDynamiteは国境を越えてカナダのトロント初進出だったが、これまた日本時間の金曜午後になってもプレス用がないまま。Twitterに出ているわずかな点数を使っての簡易的な報告に留める。

 ニュースとしてはジョン・モクスリーがAEWと5年契約、年間で400万とも500万ドルとも囁かれる超高額年俸の長期契約を結んだことが大きい。トップ陣をガッチリ固めたことになろう。
 また、付帯するじゃないが、この件が漏れた辺りからモクスリー夫人のWWEでは元レネ・ヤングこと、現レネ・パケットも契約を締結。もともとカナダ人なので、予想通りトロント会場での出番となり、インタビュアーとしてクリスチャン・ケイジにマイクを向ける役で登場となった。ちなみにクリスチャンもカナダ人なんだが、今は大ヒールなんで地元の悪口やってブーイングなんだけど(笑)。

 カナダ出身のクリス・ジェリコが、ブライアン・ダニエルソンとROH王座を賭けて良い試合を披露して王座防衛というのは、まぁ誰もがわかっていることとはいえ正しいトロント公演の目玉でしょう。アンソニー・ボーエンズが黒人でゲイであることをむしろ「世界をよりよくするため」のアピールに使って、アクレイムドの人気は国境を越えても拡大中。但し、悪徳マネージャーのマーク・スターリングが、勝手に「シザース(ハサミ)ミー」のフレーズを登録商標したと書類を額に入れて出てきた。もうシザース・ポーズもやれないと釘を刺すんだが・・・。

 女子カードは志田光がトニー・ストームと組んで、人気のジェーミー・ヘイタ―&ブリット・ベイカー組と闘うタッグ試合。志田が歯医者のアゴ固めを抜け出しサムソンクラッチを決めることで、トニーの次の王座挑戦者は志田になりました。

 番組トリは、実質は新日本プロレスとの共同管理タイトルらしいオール・アトランティック王座戦の番組構成に。王者PACをオレンジ・キャシディが、オレンジパンチ2連発でフォールして新王者に。ジーンズのポケットに手を突っ込んだまま闘うインディー殺法の選手が、1・4東京ドームに来るんでしょうか? まぁシカゴでの合同興行『Forbidden Door』にて、期待してなかったのにウィル・オスプレイと目まぐるしい試合をやってのけて本誌は即刻誉めましたけど。

 平均視聴者数は100万人大台から983,000に落ちました。次週のDynamiteはテレビ局の都合で現地水曜夜から火曜夜にこの週だけ移動。NXTとの正面衝突となり要注目なのです。


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