[ファイトクラブ]いかにして落とし処妥協するか国際合同興行US-IWGP王座+新規投入

[週刊ファイト7月14日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼いかにして落とし処妥協するか国際合同興行US-IWGP王座+新規投入
 業界Game Changer好試合連続AEW新日Forbidden Doorシカゴ大熱狂
 (c) AEW タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
part.1より続く
・予想外ウィル・オスプレイUS王座戦オレンジ・キャシディBest賞まさか
・サプライズ柴田勝頼オスプレイ首絞め オレンジのサングラス貰う特典
・ザック・セイバーJr.の右腕破壊クラウディオGスイング5回だけ三味線
・ジェイ・ホワイトIWGP防衛アダム・コール、ハングマン・ペイジ・・・オカダ
・アダム・コール脳震盪フィニッシュも白熱メイン~全13試合長過ぎ総括


 Part.1ではBuy-inの4試合から完全網羅、メインのAEW暫定王座戦ジョン・モクスリーvs.棚橋弘至は含むが、唯一の女子カードとしてあえて「日本流」を体現したサンダー・ロサvs.トニー・ストームまでを詳細した。Part.2は新日本プロレス認定のUSとIWGP王座戦をいかにして着地させたか。さらにハードコア層にはドリームマッチだった本人希望のブライアン・ダニエルソンvs.ザック・セイバーjr.が無理となって、どう落し前を付けたのかに斬り込む。

▼業界Game Changer好試合連続AEW新日Forbidden Doorシカゴ大熱狂

[ファイトクラブ]業界Game Changer好試合連続AEW新日Forbidden Doorシカゴ大熱狂

■ AEW/新日本プロレス Forbidden Door
日時:6月26日(現地時間)
会場:米イリノイ州シカゴ ユナイテッド・センター(16,529主催者発表 満員15,323人)

予想外ウィル・オスプレイUS王座戦オレンジ・キャシディBest賞まさか
<第6試合 IWGP USヘビー級王座決定戦(ジュース・ロビンソンの主張)>
○ウィル・オスプレイ
 16分43秒 ストーム・ブレイカー
●オレンジ・キャシディ
※試合後LA道場師範・柴田勝頼が見せ場を与えられる

―― 海外の新日信者には、もっとも事前のカード夢想で話題にされたのはウィル・オスプレイだったんです。マニア心を擽った。ところがオレンジ・キャシディと発表されて「?」というか、ブーイングすら聞こえたような・・・(笑)。

オフレコ 試合はやってみないとわからない。まさかこれが私的ベストマッチになるとは夢にも思わなかった。

―― なにしろジーンズのポケットに手を突っ込んだまま闘う、飛ぶ。足でチョン、チョンと蹴るフリ(!)をするギミックのインディ出身選手です。採用当初も、「小会場では受けても全国放送には無理」とジェリコ親分以下、幹部選手たちが一斉に反対したことが知られれている。AEWでは受けましたが、そもそもストロングスタイルとは対極じゃないかとなります。

オフレコ 無名だったのに、人気者になっただけのことはある。細身だしサングラスかけた普段だと、プロレスラーに見えないんだが、試合が始まって「ちゃんと出来るじゃないか」くらいで見ていたら、だんだん「こりゃ凄い」に変わって画面に見入ることになった。

―― 誰とでも合わせられるオスプレイが凄いんだという論点もありますが、ジョイント興行なんで新日ワールド英語版のケビン・ケリーも実況席に加わっているんですが、エクスカリバーによる「ケニー・オメガが新日を離れる際に、ジェイ・ホワイトとウィル・オスプレイに託した」との解説が複数回挿入されたんですけどね。

オフレコ なのでその二人がダウン役になることはありえないと、大人のファンには最初からお見通しなんだけどな(笑)。上中央の写真は「この野郎!」と、中指突き立てた手をあの魔法のポケットに突っ込む怒りのオスプレイ場面やな。

―― 勝敗はどうでもイイでしょう。オスプレイのスピードに合わせて17分弱動き回った内容を評価するのが本誌の役割です。

オフレコ 配信で世界中の試合が見られる時代になっているのに、ダラダラ試合経過とか上辺のことだけレポートして、そんなのページ数のムダ遣いだと思う。なにが肝で重要だったかを指摘するのが専門媒体やろう。

―― ネット論客とは理解力の次元が違うことを出さないと価値ありません。後半になってもペース落とさず、しかもポケットに手を突っ込んだま飛ぶとか、自身のスタイルを貫いたオレンジ君を評価すべきなんです。

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