5・10名古屋『Wanchai+PK MuayThai Super Fight』タイ強豪を迎え撃つ梅野源治・決戦直前インタビュー

 今週末の5月10日(日)名古屋国際会議場イベントホールで開催され「Wanchai+PK MuayThai Super Fight」セミファイナルでスーパーフェザー級1位の強豪・ムアンタイと対戦する梅野源治の直前インタビューが届いた。
「日本にもタイのトップとやっても技術で渡り合える選手がいることを知ってほしい」と強い意気込みで臨む梅野のファイトは要注目だ!


梅野源治電撃参戦!5・10名古屋『Wanchai+PK MuayThai Super Fight』

──ルンピニー王座への挑戦から3週間というインターバルでムアンタイ・PKセーンチャイムエタイジム戦を迎えることになりました。正直、ビックリしているファンも多いと思います。

梅野 タイ人トレーナーからは「ギャンブル的な要素がなければ、どの選手とやっても勝負になる」と言われていたし、以前からルンピニーのランカーとはどんどんやっていきたいという気持ちは持っていました。話が来たのはペットモラコット戦の前だったけど、次にムアンタイというランキング1位の選手とやったらどんな試合ができるのか。やったら自分の力を確認できるし、レベルも上げられると思ったんですよ。

──なるほど。

梅野 タイだったら、(メジャースタジアムでは次の試合までに)3週間間隔をあけないといけないことになっているけど、昔だったら2週間に一度みたいな感じでやっている選手もいた。タイ人トレーナーからは「2日連続で試合をした」という話を聞いたこともあります。タイ人ができるなら、自分もできるんじゃないか。結果的にそうすることで、タイ人はどんどん強くなっていますからね。それにほかの日本人選手は3週間間隔で試合をやらないので、差をつけられるという思いもありました。

──ペットモラコット戦後、両足をアイシングしている姿を見て、とても3週間後に試合は無理かなと予想していました。

梅野 僕はいつも試合後にそんなに痛くなくても冷やしてもらったりしている。あれは毎回のこと。ただ、足は痛かったですね。スネは蹴っても痛くないけど、足首は当たりどころが悪いと腫れちゃったりするので。

──ペットモラコット戦後、何日くらい休養しました?

梅野 3日間完璧に休んで、4日目から走り始め、5日目からは練習もという感じです。

──ところで、梅野選手同様、ムアンタイも今回の試合直前に闘っています。5月1日にタイのリゾートアイランドとして有名なサムイ島で、ファイターとして名高いセクサン・オー・クワンムアンと激突。判定負けを喫しています。

梅野 しかも、セクサンのヒジで切られているんですよね。結構切られたと聞いているので、試合中僕のパンチを受けていると傷口が開いてしまうんじゃないですかね。ケガをしているからそこを狙わないかといったら狙う。

──勝負の世界だったら、それが当たり前。

梅野 向こうがやるといった以上はね。ただ、セクサンVSムアンタイの映像を観たけど、センサンはガンガン前に出てくるタイプ。その選手がムアンタイを相手にしたら結構下がっていた。圧力は相当なものだと思う。

──映像を見る限り、組んでからの攻防とヒジが得意な選手ですよね。

梅野 センサン戦の1か月くらい前、ゴーンサックに勝ったパーンペットという一階級上の選手がいるけど、その選手を2ポンドもハンディを与えたうえでヒジでKOしている。ヒジも相当強い。とくに組んだ間際の左の楯ヒジには注意したい。ロックしても関係なしに力任せに打ってきますからね。

──対策はバッチリ?

梅野 ペットモラコットもムエカオ(ヒザ蹴りを得意とするタイプ)のはずだったけど、この間はフィームー(アウトボクシングを得意とするテクニシャン)っぽく闘っていた。相手のタイプは○△と決めつけて闘うのはよくない。本来ムエカオのセクサンもムアンタイが相手だとムエマッド(パンチを得意とするファイタータイプ)っぽく闘っていましたからね。まあ、ムアンタイの場合、ほぼ100%ムエカオで来ると思いますけどね。相手の闘い方を見ながら、計算してやっていこうと思います。

──名古屋での試合は今回が初めて。おまけに梅野選手の試合以外にも強豪タイ人絡みのマッチメークがたくさん組まれています。他の試合は気になる?

梅野 とくにはないですね。ほかの試合には興味がない。確かにタイのトップどころは集まっているけど、やる相手のレベルが違いすぎるので、どうなるかは予想がついてしまう。メインも僕の前の試合も最後はタイ人が遊んで終わりというパターンになるんじゃないですか。

──自分の試合だけに注目してほしい?

梅野 それはありますね。そうすることで、僕とまわりの選手の違いを名古屋の人たちにもわかってもらいたい。そして、日本にもタイのトップとやっても技術で渡り合える選手がいることを知ってほしい。

■ Wanchai+PK MuayThai Super Fight」
日時:平成27年5月10日(日) 12時開場、13:30試合開始
会場:名古屋国際会議場イベントホール

<対戦決定カード>
★メインイベント 62kg契約 3分5R
セーンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ/ルンピニー4冠王、WMC世界ライト級王者、WPMF世界ウエルター級王者)
ヤスユキ (Dropout/REBELS-MUAYTHAIスーパーフェザー級王者)

★セミファイナル スーパーフェザー級 3分5R
ムアンタイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ/ルンピニー、ラジャダムナン両スタジアム・スーパーフェザー級1位)
梅野源治(PHOENIX/WBCムエタイスーパーフェザー級王者)

★第13試合 ライト級 3分5R
パコーン・PKセンチャイムエタイジム(タイ/ルンピニー認定ライト級王者)
小川 翔(OISHI GYM/REBELS-MUAYTHAIライト級王者)

★第12試合 63㎏契約 3分5R
ポンサワン・ペッチンダー(タイ/元プロムエタイ協会フライ級・バンタム級王者)
高橋幸光(はまっこムエタイジム/J-NETWORK&MA日本ライト級王者)

★第11試合 スーパーフェザー級 3分5R
サクーンチャイ・ベロナファーム(タイ/チャンネル7スタジアム スーパーバンタム級4位)
 中向永昌(ストラッグル/MA日本スーパーフェザー級王者)

★第10試合 71kg契約 3分5R
ジェンロップ・プンパンムアン(タイ/元ルンピニー、オムノーイ両スタジアム・スーパーフェザー級王者)
村井崇裕(京都野口ジム/NKBミドル級王者)

★第9試合 52kg契約 3分5R
コンペット・デーチャオワリット(タイ)
伊藤勇真(キング・ムエ/WPMF日本フライ級王者)

★第8試合 65kg契約 3分×3R
ラッチャヨーティン・セーンモラコット(センモラコットムエタイジムJAPAN/タイ)
福田裕介(PLACE-K/REBELS-MUAYTHAIウエルター級7位)

★第7試合 44㎏契約 3分×3R
ペットサイフォン・エラワン(タイ)
星野梨衣智(LEGENDジム)

★第6試合 55㎏契約 3分×3R
渡辺優太(チューティンムエタイジム/J-NETWORKスーパーバンタム級王者)
高橋 亮(真門ジム/NKBバンタム級2位)

第5試合 54kg契約 3分×3R
水野志保(元J-GIRLSバンタム級王者/名古屋JKファクトリー)
麻衣(NJKF・TEAM武心會)

第4試合 47.5kg契約 3分×3R
エミNKC(ナゴヤファイトクラブ)
キラッ☆Yuuki(魁塾)

第3試合 49kg契約 3分×3R
石井一成(エクシンディコンジムJAPAN)
大﨑一貴(OISHIGYM)

第2試合 アマチュアファイト51㎏契約 2分×2R
恩田 洋介(INSPIRE-S)
青野 響(スパルタンジム)

第1試合 アマチュアファイト30kg契約 2分×2R
吉成 士門(チューティンムエタイジム)
伊藤 千飛(伊藤道場)

<チケット>
VIP席   50,000円(パンフレット、フリードリンク付き)
RS席   30,000円(パンフレット付き)
A(アリーナ)席 7,500円(当日券500円アップ)
B席    4,500円(当日券500円アップ)

<チケット販売所>
チケットぴあ (Pコード828-912)
公武堂
名古屋イサミ
出場各ジム

<問い合わせ>
名古屋ムエタイジム「キング・ムエ」 
052-504-9005
info@kingmuay.com

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