All Out$100万興行CMパンク再戴冠も記者会見罵倒に裏不祥事勃発

(c) AEW

▼All Out$100万興行CMパンク再戴冠も記者会見罵倒に裏不祥事勃発
 大会後パンクのEVP(バックス)ハングマン誹謗からリアル乱闘事件に

■ AEW All Out
日時:9月4日(現地時間)
会場:米イリノイ州 シカゴ NOWアリーナ

 PPV大会『All Out』はいわゆるゲート収益だけで100万ドル突破の成功に。但し、本当のニュースはCMパンクがジョン・モクスリーをフォールしてAEW世界王座を再戴冠した大会後に起きた。
 以下、箇条書きにて要点をまとめる。

・大会後のメディア向き会見があり、普通なら「ベルトが戻って来て嬉しい」だのを述べるべきところが、「だいたい俺はスコット・コルトン(コルト・カバナ)とは10年以上口も聞いてない」から始まり、「何もやってない自称EVP」だの、名指しではハングマンの誹謗を始めた。

・現地8月17日水曜夜のDynamiteで抗争相手のジョン・モクスリーをコキ降ろすのは台本でしかないが、CMパンクがなぜかハングマン・ペイジを”卑怯者”と罵り「出てこい!」とやるのだ。出てこないことからもこれはパンクが勝手にやったガチとはわかったが、公式写真が日本時間金曜午後でも届かず。新興団体ながらいきなり世界No.2になったAEWだが、広報部門の人数とかWWEに比べたら確立されてないのは無理もなく、カメラマンの手配が付かずナシの回や、数日遅れてしかも意図的な選択場合あり。本誌拡大版には全部活字に残してある。

・その前にやったハングマンのプロモにガチが混じっていたのが発端になるが、正直「そんなのあったっけ?」程度であり、要するにパンクはバックスとも、若手レスラーたちともうまくいってなかった不満が爆発したと推測される。

・この一因にはパンクと過去訴訟沙汰になったコルト・カバナがひっそりとダークオーダー軍から外され、名目上ROH所属にしてCMパンクと収録会場で鉢合わせにならないようにした件があるのだろう。ただ、AEWべったりのレスリング・オブザーバー紙が「パンクのせいでAEWからは解雇」と書いたことで、「ニック(ジャクソン)が嘘をメディアに巻き散らした」と、プレス・コンファレンスでの怒りブチ撒けに発展してしまう。

・この会見を聞いていたバックス、CMパンクの実質後見人にしてWWEから現在はAEWのプロデューサー陣の一角に席を置くエース・スティールこと本名クリス・ガイが黙っているハズもなく、裏に引っ込んでからもパンクがおさまりがつかず暴れ出したのを契機に、クリスの投げた椅子がニックの目に当たったとか、ケニー・オメガに噛みつき髪の毛を引っ張るなど、あるまじきリアル乱闘になってしまう。

・訴訟になるリスクもあるため本稿発表時点でトニー・カーン代表は沈黙しているが、少なくともクリスはアウト処分になると観測されている。

 なお、日本時間火曜午後の時点でも『All Out』の公式写真は配布されていない。届けば本誌は徹底的に詳細拡大版をやるが、それにしてもWWEの『NXT Worlds Collide』が全5試合だけの中身充実勝負に出たのに対して、こちらはプリショーが4試合、全部では15試合と余りにも長過ぎ。べったりの現地媒体は褒めちぎっているが、本誌はこれまで通り断固として独自の評を貫く。どっちが専門媒体として優れているかを比較するのは読者の皆さんである。


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