写真追加:悩める怪物ケイン!セス・ローリンズ王座防衛『WWE エクストリーム・ルールズ』

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 現地時間4月26日にイリノイ州シカゴで『WWE エクストリーム・ルールズ』が開催された。
 メインでは、因縁深いWWE世界ヘビー級王者セス・ローリンズと、挑戦者ランディ・オートンの王座戦が行われた。この試合は、双方の要求が通り、ローリンズの要望でオートンはRKO禁止、オートンの要望で邪魔の入らない金網マッチとなり、更に番組を取り仕切るトリプルHが、ゲートキーパーとしてケインが任命された。

 トリプルH&ステファニー・マクマホンの極悪夫婦率いる悪の体制側オーソリティ(権力軍)のホープとしてプッシュされているローリンズ。MITB(いつでも王座に挑戦出来る)の権利を利用して遂にWWE世界ヘビー級王座を奪ったものの、そのエゴで、同じオーソリティの仲間であったオートンとケンカ別れし、逆に王座を狙われる状況となっている。更に同じオーソリティのケインも、ローリンズのあまりに自己中心的な行動に不快感を示しており、仲間割れ必至。なんとかトリプルHがケインを説得してオーソリティに残ってもらっている状態だ。自らのエゴが招いた事とはいえ、ローリンズは仲間からも嫌われ四面楚歌となっている。
 試合は、金網から脱出して逃げようとするローリンズをオートンが捕まえて懲らしめるという状況が続き、ローリンズの子分であるJ&Jが金網の外から介入しようとしてもオートンに蹴散らされてしまう。そんな中、ケインは完全に中立で試合を見守ると思われが、なんとオートンが金網から脱出しようとすると邪魔をしたのだった。更にケインは自らリングに乗り込んできた。J&Jは、ローリンズの味方をしてオートンを倒せと命じるが、ケインはまず、このJ&Jの2人を同時にチョークスラム!
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 続いて、ローリンズとオートン、どちらを仕留めるかと思われたが、なんとオートンを掴んでチョークスラムしたのだった。ローリンズは憎いものの、直属の上司である極悪夫婦の指示には逆らえないのかと思いきや、ケインはローリンズもチョークスラムで叩きつける。全員をチョークスラムでKOしたが、ローリンズをオートンの上にかぶせてフォローするケイン。しかし、オートンはこれを返し、ケインに襲いかかりRKO。だが、この隙をついてローリンズがオートンに変形RKOを決め、そのままリング外に脱出。金網脱出でローリンズが辛くも王座防衛を果たした。
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 セミファイナルでは、ローマン・レインズが、ビッグ・ショーと対戦。しかも、通常のピンフォールで決着のつく試合ではなく、ラストマン・スタンディング・マッチという過酷なルールでの試合となった。当然、試合は壮絶なものとなり、お互いにテーブルに相手を叩きつけるという展開に。リング上だけではなく、リング下のテーブルにレインズを叩き落すビッグ・ショーというような大男2人の激しい試合が続いたが、最後は、レインズが逆転、スペイン語実況席にビッグショーを叩きつけ、さらに実況席をビッグ・ショーの上にかぶせた。ビッグ・ショーもこれでは立ち上がる事が出来ず、最後はレインズが勝利した。
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 US王座戦は、アメリカの正義の為に、悪のロシア人ルセフを、ジョン・シナが退治した。ロシアンチェーンマッチというお互いの手首をチェーンで結び、4コーナーにタッチするという過酷なもの。この試合では、なんと試合中にルセフと女性マネージャー、ラナが仲間割れ。なんとルセフが、ラナにバックステージに帰れと罵ったのだ。ラナは憮然としながら引き揚げたのだが、ラナが去ったリングでは、ルセフも力が発揮できず、シナがアティテュード・アジャストメントでルセフをKOして、コーナータッチ。見事にシナが王座防衛を果たし、掲げられた星条旗の前でベルトを持ってアピール。アメリカの正義が大勝利となった。

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■ WWE エクストリーム・ルールズ
日時:2015年4月26日
場所:アメリカ・イリノイ州シカゴ

<WWE世界ヘビー級王座スチール・ケージ・マッチ>※RKO禁止
○セス・ロリーンズ(王者)
 金網脱出
●ランディ・オートン(挑戦者)

<ラストマン・スタンディング・マッチ>
○ローマン・レインズ
 10カウント
●ビッグショー

<WWEディーヴァズ王座タイトルマッチ>
○ニッキー・ベラ(王者)
 ラック・アタック⇒ピンフォール
●ナオミ(挑戦者)

<US王座タイトル・ロシアンチェーンマッチ>
○ジョン・シナ(王者)
 4コーナータッチ
●ルセフ(挑戦者)

<WWEタッグ王座タイトルマッチ>
○ニュー・デイ(挑戦者)
 丸め込み⇒ピンフォール
●タイソン・キッド、セザーロ(王者)

<キス・マイ・アス・マッチ>
○ドルフ・ジグラー
 丸め込み⇒ピンフォール
●シェイマス

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<シカゴ・ストリート・ファイト>
○ディーン・アンブローズ
 ダーティ・ディーズ⇒ピンフォール
●ルーク・ハーパー

<キックオフショー>
○ネヴィル
 レッドアロー⇒ピンフォール
●バッド・ニュース・バレット

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