[ファイトクラブ]NXT女子トーナメント開始!サレイ少女髪C大学生 ナタリアCジェイド

[週刊ファイト5月19日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼NXT女子トーナメント開始!サレイ少女髪C大学生 ナタリアCジェイド
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■ WWE NXT2.0
日時:5月10日(現地放送時間 日本WWEネットワーク木曜以降)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center


 やはり先週の番組、黒装束に赤マスクのジョー・ゲイシー祭司たちに襲撃され、ブロン・ブレイカーが担架送りにされる場面は、現地USAネットワーク版でも放送されておらず、そこのおさらいから今回の番組スタートとなった。
 そして新たにフードを頭にかぶせられたブロンが車で拉致され、丘から突き落とされるスキットは今回用のスキットである。もっとも漫画になってしまっており、文化人類学者?ジョー・ゲイシーが恐ろしい強敵というファンへの植え付けにはなってない気がする。まぁいいか。


 試合はNXT女子タッグ王座はかけないコンテンダーズ戦ではあったが、ジージー・ドリン&ジェイシー・ジェインのToxic Attractionに、悪さをしているウェンディ・チュー&ロクサーヌ・ペレスが挑戦。

 パジャマ姿で闘うウェンディが笑えるというのはあるが、ジェイシーがロクサーヌにスーパーキック決めての防衛なんだが、これが女子タッグ王者組の試合だと言われても・・・。この日は裏番組がNBAプレーオフ、さらにNHLのプレーオフとも重なったようで、もともと視聴率が影響受けることは想定内だったのだが、平均視聴者数533,000は最低記録を更新。視聴率も0.10%の結果はすでに日本でのWWEネットワーク視聴可能が24時間後なのですでに判明している。ただ、そういう理由だけなのかの問いかけは残ろう。この最初の試合を見て、そのままチャンネル変えた方は少なくないと思われる。
 ちなみに、WWEネットワーク版は1時間29分尺であり、現地2時間枠のテレビ版はPicture in PictureのCMも混ぜてることを思えば、やはりCMの時間を全部カットしても正規版の方が若干短い。必ずしも同じではないことは変わらないのだ。


 ジョー・ゲイシーは会場にも姿を現し、来週にはブロン・ブレイカーが「回答」するそうですけど。あと、ダイヤモンド・マインは解体なのかとやきもきさせたんだが、あとでロデリック・ストロングがレスリングで実績のある黒人のデイモン・ケンプ(東京五輪金メダルゲイブル・スティーブソン実兄だが、その件は番組では一切触れない)連れてきていたが、白人のクリード兄弟とはソリ合わずみたいなスキットにしていたのが興味深い。というより、「勝手に決めるな」とリーダーのロデリックが生意気なクリード兄弟に怒られていたんだけど。


 いよいよ女子のブレイクアウト・トーナメントが始動。結局、2時間番組を見終わって気が付いたのだが、女子のカードばかりじゃないかというのと、選抜されたメンバーは20歳前後の本物の若手ばかりだったこと。ただ、ダメ試合はなく勝った選手、一回戦で消えた選手ともにさすがに世界最大のプロレス団体は、スカウトには恐らく資金も使い良い選手を集めていることが確認出来た。


 ということで、ファロン・ヘンリーがシャイニングウィザードをスローン・ジェイコブスに決めるカードから。ファロンは怪我なんで腕吊った姿で客席にいたブルックス・ジェンセンに、ジョシュ・ブリッグスとユニット組んでたんで、すぐに忘れる記者でも名前と顔は覚えられていた。

 女子カードばかりだと不味いので、スキットのセグメント挿入なんだが、メヒコのカルテルとイタ公マフィアの仁義なき闘いは、ファンタズマ軍クルス・デル・トロの拉致に発展。作ってるマッチメイク委員会、サントス親分の電話問答台詞とかB級映画の見過ぎじゃないのか?


 ケイ・リー・レイから改名させられたアルバ・ファイアがアマリ・ミラーにスワントーンボムのフィニッシュというのは、名前だけじゃなく試合展開も変えているということなのか?


 NXT特番『イン・ユア・ハウス』の北米王座戦予定はキャメロン・グライムスにカーメロ・ヘイズなんだが、ソロ・シコアが出てきて「俺も」とやって、結局乱闘になるんだが、こっちの戦線は全員出来るから仕込みアングルどう転んでもアリです。


 先にクレイソン・ウォーラーがパリス・ヒルトン風ティファニー・ストラットンとデートしているスキットが挿入されていたんだが、NXTの台本やっている人たち、こういうカップル作るの好きやなぁ。ただ、グレイソンは試合も上手いけど、こういうスキットもやれてるのは凄い。日本のプロレスでこんなお芝居の出来る選手いるのかという話ですから。

◆“太陽の戦士”サレイが天敵ティファニーに雪辱「ついに意地悪バービーを倒したぞ!」

 “太陽の戦士”サレイがアンドレ・チェイス w/ボディ・ヘイワードと男女混合タッグを組んで、連敗している“意地悪バービー”ティファニー・ストラットンからピンフォールを奪取して雪辱を果たした。試合前、サレイは大学教授チェイス先生に「一緒にタッグを組んでミックスマッチで戦ってください。ティファニーとグレイソンが許せないんですよ」と日本語、英語字幕で懇願してパートナーを見つけると、サレイの入場は『魔法使いサリー』がペンダントでリングコスチュームに変身するギミックなんだが・・・。今回の最大の笑いはサレイだけでなく、一緒に入場したヘイワードがおさげ髪の少女、サレイの丸眼鏡になっていて大爆笑! まさかの“太陽ネックレスパワー”で変身して観客を驚かせた。これで会場がこの試合に感情移入してくれて沸いたのだから、この演出は成功なのだ。

 試合ではサレイが変形逆エビ固めやドロップキック3発でティファニーに攻め込むと顔面ドロップキックでグレイソン・ウォーラーを場外に蹴り飛ばして躍動。終盤にはティファニーにボディスラムからスピニング・スプラッシュを決められるも、セコンドのヘイワードがエアホーンを鳴らしてレフェリーのカウントを妨害するとその隙にサレイがティファニーの背後から丸め込んで3カウント。

 サレイは天敵ティファニーから切望のピンフォールを奪って雪辱を果たす、と試合後には自身のツイッターで「サレイはついに意地悪バービーを倒したぞ! チェイス&ボディ、一緒に戦ってくれてありがとう!!」とパートナーへの感謝と共に雪辱戦勝利を報告した。

◆イケメン二郎が因縁のワグナーにブチ切れて襲撃「完膚なきまで叩き潰してやる」

 イケメン二郎がブチ切れてインタビュー中のヴォン・ワグナー w/ロバート・ストーンに殴り掛かると、感情剥き出しの乱闘となって2人の遺恨が激化した。ワグナーがバックステージでインタビューを受けると代理返答したストーンは「イケメン二郎のようにワグナーに関わると客席に投げ飛ばされることになる。ワグナーはこれからも破壊を続ける」と話した。
 しかし、話の途中で突如現れたイケメン二郎が「こらぁ!」と大声を上げながら殴り掛かるとパワーに勝るワグナーに反撃されて止めに入るスタッフたちを振り払いながら乱闘となった。その後、イケメン二郎は「ストーン、黙れ! 誰も俺を止められない。俺がワグナーを完膚なきまで叩き潰してやる」と自身のツイッターで怒りを露わにした。

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