16日、後楽園ホールの開設60周年を祝う『後楽園ホール60周年 還暦祭』2DAYS興行の2日目が行われた。
和田京平レフェリーがあべみほ（タイチのディーバ）さんのボディをチェックしようとする茶目っ気を見せれば、棚橋弘至とジェイク・リーが先発するという意外な展開で試合はスタートする。手拍子を煽る宮原健斗にはタイチが「汗かいてるじゃねぇか」とツッコミ。
相思相愛の棚橋と宮原は、ショルダータックル&筋肉ポーズで共演する。棚橋の「愛」は無限なのか、ジェイクにまでもエアギターを“投げる”。ジェイクはなんとエプロンで“受け止める”アクションだ。その後に「弾くかバカヤロー」と反撃こそしたが、新日本プロレスの太陽と全日本プロレスの月が一線を越えて交わった。
ジェイクが非情な落差つきバックドロップを棚橋に見舞えば、棚橋もジェイクにスリングブレイドを抜いていく。この4者に30分は短く、試合はフルタイムに。ジェイクが「これだけいろんなものが（新日本と全日本に）積み重なってるんだ。なあ、もっとやったら面白くなるんじゃないか?」と投げかける。棚橋は「まず俺から提案があるよ。ジェイク、新日本に上がって来いよ」と回答するサプライズ展開となった。2団体のビッグマッチにおける“開戦”に含みを持たせている。
■ 後楽園ホール60周年 還暦祭
50周年 新日本プロレス＋全日本プロレス
日時：4月16日（土）17:00
会場：東京・後楽園ホール 観衆1588人（札止め/主催者発表）
＜試合前＞
早福智之「還暦祭」プロデューサーが挨拶。田中リングアナとアントニオ猪木がVTRで登場。猪木が「1、2、3、ダーッ!!」。
＜第1試合/シングルマッチ＞
〇藤田晃生（新日本）
9分32秒 逆エビ固め⇒ギブアップ
●井上凌（全日本）
※藤田はキャリア初勝利
＜第1試合後＞
スタン・ハンセン、ドリー・ファンクJr.がVTRメッセージ。
＜第2試合/6人タッグマッチ＞
大森隆男(全日本）、中島佑斗(新日本)、●大岩陵平(新日本)
8分1秒 バックドロップ⇒片エビ固め
〇ヨシタツ(全日本）、田口隆祐(新日本）、マスター・ワト(新日本)
＜第3試合/タッグマッチ＞
矢野通(新日本)、〇TAJIRI(全日本)
10分12秒 エビ固め（めんそーれのサムソンクラッチを潰す）
金丸義信(新日本)、●ブラックめんそーれ(全日本)
＜第4試合/8人タッグマッチ＞
真壁刀義(新日本)、●本間朋晃(新日本)、青柳優馬(全日本)、青柳亮生(全日本)
17分25秒 デスティーノ⇒片エビ固め
〇内藤哲也(新日本)、鷹木信悟(新日本)、高橋ヒロム(新日本)、BUSHI(新日本)
＜第5試合/セミファイナル/6人タッグマッチ＞
〇後藤洋央紀（新日本)、YOSHI-HASHI（新日本)、YOH（新日本)
13分44秒 消灯（連係技）⇒体固め
諏訪魔（全日本)、芦野祥太郎（全日本)、●田村男児（全日本)
＜第6試合/メインイベント/タッグマッチ＞
棚橋弘至(新日本)、△宮原健斗(全日本)
30分00秒 時間切れ引き分け
△タイチ(新日本)、ジェイク・リー(全日本)
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