[週刊ファイト4月28日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼リップサービスに着地点はあるのか? プロレスの「聖地」が感動の還暦祭
photo:山下達也 + 編集部 / by TERUZ 還暦祭2日目4・16後楽園
・旗揚げ記念日で不発だったケロちゃん猪木コール 冒頭VTRで実現
・“首負傷からの復帰”経験がある本間 顔面ウォッシュでエール
・限られた対抗戦 セミで前IWGPタッグと現世界タッグが王者組対決
・月と太陽が交わる奇跡 ジェイクに棚橋「新日本に上がってこい」
・バルコニーに設置され大会を彩る 電飾の紹介ボードは2日間限り
・大会後に関係者が「東京ドーム」連発 具体的な話はなく数年後!?
・雪解けなのか慎重路線か BOSJとG1における“続き”への葛藤
■ 後楽園ホール60周年 還暦祭
50周年 新日本プロレス+全日本プロレス
日時:4月16日(土)17:00
会場:東京・後楽園ホール 観衆1588人(札止め/主催者発表)
4月16日、後楽園ホールの開設60周年を祝う『後楽園ホール60周年 還暦祭』2DAYS興行の2日目が行われた。1962年4月16日にオープンした後楽園ホールが60周年記念日だ。名物バルコニーに設置された電飾ボード、還暦にちなんだ赤いマットに彩られながら、“50周年の新日&全日”総勢30選手が熱い闘いを繰り広げる。ソーシャルディスタンスなしの通常座席における札止めは実に3年ぶり。関係者からは「(次は)後楽園ホールというより東京ドーム主催はあるかも」との言葉も飛び出した。大会をレポートする。
旗揚げ記念日で不発だったケロちゃん猪木コール 冒頭VTRで実現
<試合前>
早福智之「還暦祭」プロデューサーが挨拶。田中ケロリングアナとアントニオ猪木がVTRで登場。猪木が「1、2、3、ダーッ!!」。
新日本プロレス1・4東京ドームで“VTR挨拶”が実現したものの、直接登場が期待された新日本3・1旗揚げ記念日(日本武道館)ではVTR出演さえなかったアントニオ猪木。この日は武道館で叶わなかった“田中ケロリングアナにコールされての登場”がVTRながら実現した。還暦祭にふさわしい昭和の鉄板シーンに会場組も視聴組も涙する。衰えは隠せなかった猪木だが、こうした場に気丈に出てくること自体が貴重そのもの。2022年という新日本50周年イヤー内でリアルな登場を見たいところだが、まずは燃える闘魂の体調回復を全力で祈り、心の中でイノキコールを連呼したい。
猪木「元気ですかーーー! ということで還暦は60年。振り返ってみてわかることで、本当にみなさん、元気な人たち、仲間たち。これから世の中が変わっていく中で、力を合わせて頑張りたいと思います。還暦おめでとうございます。いくぞーッ、1、2、3、ダーーーッ!!」。