Toxic再戴冠Bブレイカー早速グンサー王座戦NXT解雇?NカーターMSK

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■ NXT 2.0
日時:4月5日(現地時間 日本WWEネットワーク木曜以降)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center


 当然ながら『NXT STAND & DELIVER』月曜RAWのリキャップから始まった番組。オーランドの会場に戻ってはブロン・ブレイカーの王座奪回報告から。そこにインぺリアムのグンサーが早速の王座挑戦を表明する。但し、なぜかリング上にはファビアン・アイクナーだけだったのだが、これはあとで意味を持つことに。

 ちなみにドイツ語読みではグンター、英語読みではガンサーのスリムになったウォルターなんだが、番組内ですら両方の発音が続いており、「どっちやねん?」とカタカナ表記の日本語媒体は困っていたのだが、今回辺りからちゃんぽんの「グンサー」で統一されてきた感があり、本誌も今後はグンサーにする。なにしろロシア・ウクライナ戦争からキエフではなくキーウ表記になったご時勢である。そもそもグンターだと、ナチの将校の名前になり、不味いという指摘が当初からあった。
 ビンス・マクマホンもマクマーンにすべきなのだが、あまりにも定着しているのでこれは前者の馴染み表記に従うしかないが、親父ダスティ・ローデスはともかく、息子はコディ・ローズにすべき。なにしろ世界がリアルタイム配信時代である。必殺技もクロスローズなんだし、ローデスでは違和感ありまくりになる。現在アメリカ移住のオーストリア人の場合、客が未だ「ウォルター」と声援送っていることもあり静観していたが、SmackDownに行く観測もあるので今後は「グンサー」にする。


 WWEネットワーク視聴でも、明らかに現地ではTV版のCM明けとわかる区切りから、いきなりインぺリアムとクリード兄弟の試合が始まっていた。受け役のマーセル・バーセルがspot指示して若手組をリードしている展開構成なのが、やる側・作る側から見ているなら丸わかりなんだが、マーセルさんが最後はガチ流血までしてクリード兄弟を輝かせることに。そして、なにか誤爆とかがあったわけではないのに、なぜかファビアン・アイクナーが一人で花道から帰ってしまい、バーセルだけが残されることになる。


 バーセルがトーチャーラック・ボムとクローズライン合体技に沈むのだが、フード被った謎の二人組に襲撃され、NXT UKのプリティ・デッドリーだと正体を明かした。なるほど、『レッスルマニア』後には人事異動がつきものだが、凄いお仕事の出来るバーセル、受けまくりの試合を最後に、どうやら召集がかかったのだろう。


 本誌4月7日号のチラシにもTo The Moon月に行くと印刷しておいた新NXT北米王者のキャメロン・グライムス。次なる挑戦者に出てきたのは、かのハシゴ戦で背中をハシゴに打ち付ける痛いバンプを二度もやって、受けも出来る、兄貴ウーソズよりもポテンシャル高いと本誌も絶賛したソロ・シコアが抜擢です。そうこなくっちゃ。
 なお、ティファニー・ストラットンがサレイをコケにするセグメントはアホらしくて紹介に値しません。


 どっちのカップルがHOTか?のデクスター・ルミス w/インディ・ハートウェルと、デューク・ハドソン w/ペルシア・ピロッタのシングル戦は、YouTubeのクリップとかは下世話に凄いヒット数らしいんだが・・・。両者リングアウトで続くそうです。


 せっかくラケル・ゴンザレス&ダコタ・カイ組がToxic Attractionのジジ・ドリン&ジェイシー・ジェインを下して新女子タッグ王者となったのだが・・・。

 眠り姫ウェンディ・チューの介入もむなしく、トキシックショックでラケルがフォールされて短命王者に。恐らくこれも、ラケルに召集がかかったので急遽マッチメイク変更となったのだろう。痛し痒しかなぁ。一人残されたダコタ・カイがバックステージで暴れてましたが、次週はマンディ・ローズの女子王座に挑戦だそうです。


 要するにトニーD(ディアンジェロ)がイタ公マフィアのドンで、あとでサントス・エスコバのファンタズマ軍と、お互いのテリトリーを犯さないとの協定を結ぶんだが、こりゃもう『荒野の用心棒』以降のマカロニ・ウェスタンへの移行なんでしょう。もっとも、トマソ・チャンパを引退に追いやったご褒美の指輪の贈呈とか、セグメント自体はイマイチの出来でした。


 ニキータ・ライオンズが開脚式スプリットでラッシュ・レジェンドをフォールするカード、何度もリハーサルしたんでしょうけど、それにしてもラッシュさんは女なんだが、ケバいメイクのおかまさんにしか見えないなぁ。

◆KUSHIDAがワグナーに宣戦布告!ジャケットを引き裂かれたイケメン二郎の敵討ちに

 KUSHIDAが先週のNXTで襲撃されたヴォン・ワグナーに宣戦布告して2人の対戦が次週のNXTで決定した。KUSHIDAは映像で登場すると「ワグナーは大きな間違いを犯しました」と先週、日本語実況時に顔面を実況席に叩きつけられたワグナーにゆっくりの日本語、英語字幕にて言及。続けて真っ二つになったイケメン二郎のジャケットを見せながら「二郎の体の一部であるジャケットをも引き裂いた」と痛烈に批判すると、最後に「あなたの時間はアップです」と睨みつけてワグナーに宣戦布告した。これによりKUSHIDAとワグナーの対戦が次週のNXTで決定するとイケメン二郎は「KUSHIDAさんありがとう。俺もまだ怒ってるけど、どうしていいかわからない」と自身のツイッターに英語で投稿した。


 番組トリがグンサーがNXT王者ブロン・ブレイカーに挑戦という、もうやるのかなんだが・・・。試合は元ウォルターがspotをcallして若武者をリードする展開なんだが、最後はクリーンにフォールされてしまう。う~ん、ウォルターも召集なんだろう。

 実際、番組を通じて何度もジョー・ゲイシー w/ハーランドの、例によって社会学の講釈セグメントが随所に挿入されていたのだが、これが最後に意味を持つというか、リック・スタイナーの監禁に結実するのだ。

◆ブロン・ブレイカーが王座防衛もWWE殿堂者の父リック・スタイナーが監禁される

 新NXT王者ブロン・ブレイカーがグンサーを下してNXT王座防衛も、WWE殿堂者の父リック・スタイナーがジョー・ゲイシー&ハーランドに監禁されるハプニングが起きた。前日のRAWでNXT王座奪還に成功したブレイカーがNXTオープニングに登場して「俺の王座を取り戻したぞ」とアピールしているとそこへ現れたグンサーに、「俺と戦うまではベストとは言わせない」と挑発されて2人王座戦が決定する。序盤、ブレイカーは得意のスピアーを放つも試合途中に左肩にダメージを負うとグンサーに鉄製ステップに叩きつけられて劣勢となってしまう。さらにグンサーのキムラロックやパワーボム、スプラッシュで追い詰められるもカウンターのスピアーで反撃すると、最後はゴリラプレス・パワースラムで仕留めて王座防衛に成功した。

 しかし、試合後にブレイカーが王座防衛をアピールしていると突如ゲイシー&ハーランドによって監禁された父リックの様子が会場ビジョンに映し出されて激しく動揺したところで番組終了となっている。

※なお、電子書籍拡大版ではMSKのナッシュ・カーターが、女子選手の奥さんキンバー・リーを殴ったドメスティック・バイオレンスと、ナチのヒットラーの真似をした写真をSNSに出され、LGBTQ嫌いを告発されたことで解雇という情報が飛び交っている。これを徹底的に掘り下げる。


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’22年04月14日号Wマニア現地取材ダラスSD殿堂S&D AEW-ROH ノア福田Kickマサル引退