RリプリーGauntlet戦LivドゥドロップRAWビアンカ SロリンズRオートン

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■ WWE RAW
日時:2月14日(現地放送時間 日本YouTube水曜以降)
会場:米インディアナ州インディアナポリス ゲインブリッジ・フィールドハウス


 おや? オープニングのグラフィック、Then, Now, Forever, そしてTogetherを声に出して言ってるゾ。日本時間深夜になるCSチャンネルの英語放送番組は、ウクライナからロシア軍が撤退を延々とやっていたのだが・・・。北京五輪ではフィギュアスケートの日本人女子選手が♪Your Songを使っていたなぁ・・・というところからYouTubeの視聴開始(笑)。

◆EC前にブロック・レスナーWWE王座戦オースチン・セオリーF5葬“セルフィー撮影”

 ブロック・レスナーが「エリミネーション・チェンバー(EC)」のWWE王座EC戦を前に王者ボビー・ラシュリーと睨み合うと襲撃を仕掛けたオースチン・セオリーをF5で沈めてセルフィー撮影をした。王者ラシュリー w/ MVPがオープニングに登場して「WWE王者としてレッスルマニアに出場する前にEC戦で勝たなければならない」と王座戦に意気込んでいると、そこへ挑戦者のセス・ロリンズ、リドル、オースチン・セオリー、AJスタイルズが次々と現れた。

 ロリンズが「ラシュリーを倒せる奴を知っているぞ。“フリーキン”ロリンズだ!」と挑発すれば、AJは「俺のレッスルマニア行きを誰も止められない」と豪語。さらにラシュリーも挑戦者たちに反論しながら「どこにいるか知らないが、EC戦でレスナーを倒して俺がWWE王者としてレッスルマニアに行く」と王座防衛を宣言するとそこへレスナーが登場。レスナーはラシュリーと睨み合って一触即発となったが、背後から襲い掛かってきたセオリーを捕まえるとスープレックス連打を放ち、最後はラシュリーに見せつけるようにF5を叩き込んでセオリーのスマートフォンでセルフィーを撮影した。

 しかしねぇ、「ビンスに怒られる」と番組上でもやってるセオリー君を売り出したいなら、TVマッチでは負けさせないくれと思うんだが・・・。ましてPPV前なんだし、どうも若手の売り出し方はWWEのやり方ダメかなぁ。だからAEWの方がどんどん若手がoverしているとか、ベッキー・リンチにロンダ・ラウジーまで「ヒールやりたい」と選択するんじゃないのか?
 WWE王座EC戦が行われる「エリミネーション・チェンバー」は日本時間2月20日、レインズ vs. レスナーのユニバーサル王座戦がおこなわれる「レッスルマニア38」は日本時間4月3日・4日にWWEネットワークで配信される。


 ストリートプロフィッツのモンデス・フォードがロバート・ルードに高さがもの凄いフロッグ・スプラッシュを決めるタッグ戦は、実況席にトマソ・チャンパが付いたことがミソ。同じUSAネットワーク、といっても今回のRAWも明日のNXTも、五輪中継優先なのでNBCグループ内のSYFYに移行を余儀なくされたのだが、ドルフ・ジグラー参戦NXTの宣伝ということになる。チャンパ親父がドリンクをぶっかけてました。


 US王座戦、短い試合だったが連敗中のダミアン・プリーストがAJスタイルズを丸め込むのは先週のRAWで指摘した「行ってこい」ブッキングの典型例かと。もっとも中身はこの二人なので文句ナシなんだが、どうもWWEの安易なマッチメイクは誰もoverしないんじゃないかと。
 あと、3時間版ではオモスが、説明ないまま、やはりハートビジネスのセドリック・アレキサンダー&シェルトン・ベンジャミンを、まとめてチョークスラムのカードもあったが、YouTube版ではカットでした(笑)。

◆“小悪魔”アレクサ・ブリスが完治して女子エリミネーション・チェンバー戦に参戦決定

 “小悪魔”アレクサ・ブリスが「エリミネーション・チェンバー(EC)」の女子EC戦に出場することが決定した。友達の人形リリーを破壊されて苦しむアレクサは今週もセラピーを受けると医師からバラバラになった人形リリーをギフトとして渡された。音楽は「消せ!」なのに、いまいちよくわからんセッションであり・・・。
 セグメントは2回に分けてあってガントレット戦にあとになるが、何とか感情をコントロールした(少女から大人になっている)アレクサは、医師から新しいレプリカ人形を手渡されて「リリーが隣にいればアレクサはもう大丈夫だ。このレプリカ人形にはオリジナルのリリーが残っている」と完治を告げられると「リリー、私治ったわ! 戻るわよ」と人形と会話して笑顔を見せた。さらにアレクサが「女子EC戦でエントリーの枠が残ってたよね」と意味深な発言をすると女子EC戦の6人目として出場することが決定した。

 同日にはビアンカ・ブレアが出場者5人によるガントレット戦を制して女子EC戦の最終入場の権利を獲得した。RAW女子王座挑戦権をかけた女子EC戦が行われる「エリミネーション・チェンバー」は日本時間2月20日にWWEネットワークで配信される。

◆“女子レジェンド”リタが調印式で王座奪取を宣言「私がRAW女子王者になるのよ」

  “女子レジェンド”リタが「エリミネーション・チェンバー(EC)」のRAW女子王座戦の調印式で王者ベッキー・リンチと舌戦を展開すると「私がRAW女子王者になるのよ」と王座奪取を宣言した。リタは調印式でベッキーに「リタは素晴らしい実績がある。無傷のまま去った方がいい」と試合をキャンセルするように忠告されると「私を怖がってるのね。ベッキーがどう思っても試合はやるわよ」と拒否して調印書にサインした。

 さらに怒りを露わにしたベッキーに「弱点の首も狙うけど、それはリタのせいよ」と予告されるも意思を変えないリタは「ベッキーの500日間の王座保持を終わらせて私が女子王者になるのよ」と王座奪取を宣言した。ベッキー vs. リタのRAW女子王座戦が行われる「エリミネーション・チェンバー」は日本時間2月20日にWWEネットワークで配信される。


 結局今回のRAWの目玉かつ、印象に残ったハイライトは女子勝ち抜きガントレット戦だ。元パートナーのニッキーA.S.H.がリア・リプリーのリップタイドに沈むのは誰もがわかっていたことだが、そこから次の”Watch Me”と事前のプロモが感情移入させるリブ・モーガンもイイ試合をやってのける。

 さらにドゥドロップ、最後にビアンカ・ブレア戦とリア・リプリーの快進撃が堪能できるデザインになっていて、途中のダレる時間帯に大人のファンを喜ばせてくれたのだから大きい。実際、前週に続いてSYFYチャンネルというのが末端視聴者にも理解されたのか、平均視聴者数で160万人、18-49歳デモグラフィックの最重要な平均視聴率で0.44%なのだから、USAネットワークでやるのと変わらないことになる。
 さらに細かく記載するなら、1時間目は弱く始まって169万人なのが、2時間目にむしろ上げて171万人、3時間目はやはり落ちて140万人だから、ガントレットが面白かったからではなかろうか。

 ガントレット形式の場合、最後に出てくる選手が有利に決まっていて、ビアンカ・ブレアのKODが決まるのだが、一眼レフのバッテリーが切れたのか、WWE公式の写真はここまでだった。


 YouTubeには当然カットなんだが、戸澤明も絡む24/7のバレンタインデイ・スキットが挿入されたようだ。王者デイナ・ブルックとレジーの関係はトモダチ以上にはならないとわかり、レジーが丸め込んで新王者なんだそうです。どっちみちチャンネル変えられたと推定するけど。

 あと、オーティス&チャド・ゲイブルに、ミステリオ親子レイ&ドミニクのタッグがあり、チャドが丸め込んで借りを返すと。解説席がミズ&マリースの図式なので、ECではミズvs.ミステリオだそうです。


 上記はWWE公式Twitterにあったキャプチャー画像だと思うが、アレクサ・ブリスのセグメント2のあと、番組トリはランディ・オートンvs.セス・ロリンズだった。ケツこそオーティス&チャド・ゲイブルが介入しようとして、リドルが止めに入りのゴタゴタにオートンが花道まで来て、カウントアウトが始まったので慌ててリング内に戻るが、そこにカーブストンプが決まってしまう。中身が良かったので大会は締まってはいた。


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