[ファイトクラブ]変異株シバタロン蔓延マット界”令和の眠狂四郎”シバター環状線理論

[週刊ファイト2月10日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼変異株シバタロン蔓延マット界”令和の眠狂四郎”シバター環状線理論
 by 大島慶山 w/編集部編
・柴田錬三郎の本名と奇怪な殺法で相手を倒すシバターこと齋藤光
・映画『パプリカ』「私の夢が、犯されている」「夢が犯されていく―」
・混ぜるな危険!触るな!新宿ゴールデン街までも奇怪シバター蔓延中
・渡嘉敷勝男、竹原慎二、畑山隆則の「喝」~騒げば騒ぐほど術中に嵌る
・逆境強いアントニオ猪木=環状線理論実践するシバター魔界十番勝負
・ペンギンが突然変異して現れたといわれるペギラもチャンドラーに


 シバレンこと柴田錬三郎の執筆した剣豪小説を愛読した時があった。古本屋で買い漁り、テレビドラマ化や、映画化された作品もみた。
そんな柴田錬三郎(しばたれんざぶろう)の本名は、齋藤錬三郎(さいとうれんざぶろう)。今や格闘技界の話題の中心人物の一人、シバターの本名も奇しくも齋藤である。
 齋藤光(さいとうひかる)~バテレンではなく、シバレンとの異名をとる柴田錬三郎の剣豪小説に登場しそうなシバター。剣豪小説のテレビドラマで、素浪人とか、剣豪の役が似合いそうなシバターだ。
 日頃は朝から晩まで酒浸りだけど、いざ、刀を抜くと奇怪な殺法で相手を倒すというキャスティングなどどうかな(笑)。近頃、友人や知人からも頻繁にシバターの話題を出すし、記事にも書いたので「シバターが好きなんだね!」とよく言われる。

▼柴田勝頼とシバター 大島慶山の年末年始雑感

柴田勝頼とシバター 大島慶山の年末年始雑感

▼大島慶山の「素敵にシバター・コンプレックス」

[ファイトクラブ]大島慶山の「素敵にシバター・コンプレックス」

 好きとか、嫌いとかを超越した存在だし、看過できない話題でしょ? 電車内や書店の広告で、アバターの文字をシバターに見間違える程、変異株シバタロン(仮面ライダーの怪人みたいだ)が、日本国内の格闘技界で蔓延しているのは間違いない。


▼さすがYouTuber☆バカ演じているも策士だったシバター疑惑徹底解析

[ファイトクラブ]さすがYouTuber☆バカ演じているも策士だったシバター疑惑徹底解析

 いくら、世間に批判されても、彼は屁とも思ってないだろう。実際、犯罪を犯したわけでもないのに、良識、常識、正論を振りかざしても、彼とは共通言語が違うので無意味だ。将棋の試合に、チェスピースで戦いを挑んでくるような人物である。

映画『パプリカ』「私の夢が、犯されている」「夢が犯されていく―」

 昨日に続き格闘技観戦の前のアペリティフに映画鑑賞にやってきた。大都市、新宿は自分の庭と言わないまでも、迷うことはないが、何故か池袋と銀座はいつも迷う。昭和歌謡の題材にもよくとりあげられた、銀座と池袋。そんな昭和テイストな歌謡曲を自らのセットメニューで歌っていた新宿ゴールデン街の女王、渚ようこ。彼女が天国にステージを移してから、早くも3年有余の月日が流れた。そんな彼女がフェバレット・アニメに挙げていたのが『パプリカ』だ。DVDも発売されているが、劇場の大スクリーンで観たかった。

 併映は『千年女優』、キャッチコピーは「その愛は狂気にも似ている」である。このSFファンタジーなアニメを満喫し、その後は2Dから3Dのリアルなエンタメ、プロ格闘技を楽しもうと電車に飛び乗った。これまた前日と同様に、いそいそと後楽園ホールに向かう途中の車内でスマホを見ていると、新日本プロレスの興行がオミクロン感染者と濃厚接触者が出たので、興行が中止になっている。
 つい、うっかりと忘れていた。危うく寒い中徒労に終わりスゴスゴと引き返すとこだった。ステイしてるホテルと近隣の新宿FACEでは、「東京女子プロレス」が開催されていたが、今回はまぁいいかと観戦せずに、機会を改めた。

混ぜるな危険!触るな!新宿ゴールデン街までも奇怪シバター蔓延中

 行き先をゴールデン街に変更して、行きつけのバーに入った。その店のマスターもプロレスや格闘技が好きみたいだ。店の常連客とお酒を酌み交わしながら出る話題は、未だにアントニオ猪木だったり、辰吉丈一郎だったり、亀田興毅だったりする。いまだにスポーツ新聞の紙面を飾ったりしているのも事実だ。
 そんな彼らも、酒のツマミの話題としてシバターにも注目している。シバターは、格闘技界の
モンスター・ペイシェントかもしれない。必要悪といえば少し辛辣かな。もしかしたら、プロ格闘技のイベントを、ぶっつぶそうと企てているかもしれない。それは大げさかな。
 細菌のように、格闘技のイベントを中からじわじわ侵食して、気づいた頃には、シバタロンでシバター中毒になってるかもしれない。毎日ネット上で、彼の一挙手一投足が観客に伝わり、「シバターは次は何を語るのか、何をしでかすのか」とスマホやパソコンを見るのが楽しみだ。


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