(C)ROH
2015年3月27日にカリフォルニア州レッドウッドシティでROH「SUPERCARD OF HONOR IX」が開催された。2015年3月29日にプロレス界最大の祭典WWE「レッスルマニア31」がカリフォルニア州で開催される為、同時期にカリフォルニア州では裏レッスルマニアとして多くのインディ団体が大会を行なっているが、その中でももっとも大きなものが、このROHの大会だ。
メインでは、現ROH世界ヘビー級王者ジェイ・ブリスコが、TNAを離脱しROHに復帰した元ROH世界ヘビー級王者サモア・ジョーの挑戦を受けた。試合はブリスコが必殺のジェイ・ドリラーを決めて見事にフォール勝ちで王座防衛。サモア・ジョーは早ければ2015年4月からWWEへ参戦すると言われているので、またすぐにROHから去る事になりそうだが、その歴代最強のROH王者と言われているサモア・ジョーを現王者のブリスコが倒した事でROHを託した形になった。
また、セミファイナルではROH世界TV王座戦、王者ジェイ・リーサルに挑戦したのは、なん新日本プロレスの獣神サンダー・ライガーだった。2015年もROHと新日本プロレスの合同大会が予定されているが、その前にライガーがROH参戦。しかし、リーサルのセコンド、トゥルース・マルティニの介入もあり、最後はリーサルがリーサル・インジェクションでライガーを仕留めて王座防衛となった。
また、サモア・ジョーと同じくWWE入りする(ただし、ジョーと違いレスラーとしてではなく、プロレスの脚本を書くシナリオライターとして契約する)ジミー・ジェイコブスがROH卒業試合を行った。団体を去るレスラーは負け役を演じるプロレスのセオリー通り、BJウィットマーに敗れたものの、ジェイコブスの女子マネージャーでもあったレイシーがサプライズで登場し、ROHのファンに別れを告げ、暖かく見送られた。
■ ROH「SUPERCARD OF HONOR IX」
日時:2015年3月27日
場所:アメリカ・カリフォルニア州レッドウッドシティ
<ROH世界王座タイトルマッチ>
○ジェイ・ブリスコ(王者)
ピンフォール
●サモア・ジョー(挑戦者)
<ROH世界TV王座タイトルマッチ>
○ジェイ・リーサル
ピンフォール
●獣神サンダー・ライガー
<ROH世界タッグ王座タイトルマッチ>
○ボビー・フィッシュ、カイル・オライリー(王者)
ピンフォール
●マイケル・ベネット、マット・テイヴェン(挑戦者)
<シングルマッチ>
○BJウィットマー
ピンフォール
●ジミー・ジェイコブス
2015年3月27日に放送された『Impact Wrestling』は、ジェフ・ハーディの復帰戦が目玉だった。
ジェームス・ストーム率いる悪の軍団レボリューションとの抗争で、ジェフ・ハーディは金網最上段からリングサイドの実況席に叩き落とされ病院送りになり、長期欠場をしていたジェフ。遂に復帰すると同時に、宿敵ジェームス・ストームと金網シングルマッチを行なう事になったのだ。
そして、試合は復活したジェフがハッスル!キレのある動きでストームを翻弄し、最後は金網の天井によじ登り、そのままダイブでストームを仕留めフォール勝ち。満点の復帰戦を飾った。
また、遂にドリュー・ギャロウェイ(マッキンタイヤ)がTNAに本格参戦する事が決定した。MVP率いる極悪ユニットBDCの傍若無人な振る舞いに立ち向かうように現れたギャロウェイ。今回の番組でも何時でも王座に挑戦出来る権利を利用して新Xディビジョン王者になったロックスター・スパッドの防衛戦に乱入しようとしたBDCを制し、その混乱の隙にスパッドがフォール勝ち。スパッドのアシストをした。そしてギャロウェイは、自分と同じく元WWEのカマーチョ(タマ・トンガの兄)、ショーン・リッカーを呼びこみ3人でBDCに対抗していく事を宣言。TNAマットに新たな抗争が始まりそうだ。
■ Impact Wrestling
日時:2015年3月27日(放送日)
場所:アメリカ・フロリダ州オーランド
<金網マッチ>
○ジェフ・ハーディ
ピンフォール
●ジェームス・ストーム
<6人タッグマッチ>
○イーサン・カーターⅢ、タイラス、エリック・ヤング
ピンフォール
●ボビー・ルード、オースチン・エリーズ、ミスター・アンダーソン
<シングルマッチ>
○オーサム・コング
ピンフォール
●ブルック
<Xディビジョン王座タイトルマッチ>
○ロックスター・スパッド(王者)
ピンフォール
●ロウ・キー(挑戦者)
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