(C)Bellator

　2015年3月27日にオクラホマ州タッカービルで『Bellator 135: Warren vs. Galvao 2』が開催された。UFCに次ぐ全米第二のMMAメジャー団体として精力的に活動するベラトールだが、今大会のメインにはバンタム級王座戦が組まれた。

　日本でMMA２戦目で、当時、日本軽量級のエース的存在だった山本”KID”徳郁にいきなり勝利した事で日本でも知名度の高い王者ジョー・ウォーレンが、かつて日本の修斗でも活躍し、ブラジリアン柔術の名門ノヴァウニオンの知将、ジョゼ・アルドの師匠でもあるマルコ・ロウロの挑戦を受けた。ウォーレンが、レスリングエリートなら、ロウロが柔術黒帯、まさにレスリング対柔術の異種格闘技戦という感じの試合は、当然、ウォーレンがテイクダウン狙いでロウロが凌ぐという展開。しかし、2R、ロウロが前転から電光石火の膝十字！これががっちり極まりウォーレンは絶叫。これをタップとレフェリーが判断し、ロウロの一本勝ちとなった。これでロウロは新王者に。弟子のアルドと共に、ノヴァウニオンがUFC、ベラトールの２大メジャー団体軽量級王座制覇を成し遂げた。

　セミファイナルには、日本大好きなスコット・コーカーが肝いりで連れてきた所英男をWEC、ベラトールとキャリアを重ねるL.C.デイビスが迎え撃った。試合は、デイビスがスプリットの判定勝ち。所も日本での試合と同じく積極的に仕掛ける動きを見せたものの、的確に打撃を当て、所の攻撃を潰したデイビスに凱歌があがった。

■　Bellator 135: Warren vs. Galvao 2
日時：2015年3月27日
場所：アメリカ・オクラホマ州タッカービル

＜バンタム級タイトルマッチ＞
○マルコ・ロウロ（挑戦者）
　2R 0分45秒　膝十字
●ジョー・ウォーレン（王者）

＜バンタム級＞
○L.C.デイビス
　判定　2-1
●所 英男

＜ライトヘビー級＞
○フランシス・カーモン
　判定　3-0
●ギレルミ・ヴィアナ

＜ライト級＞
○ライアン・クートゥア
　1R 3分23秒 リアネイキドチョーク
●ダコタ・コクレイン

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