RAWオーティス驚ランディ セス好ビッグE ドゥドロップ3wayリブ&ビアンカ

(c) 2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.

■ WWE RAW
日時:1月10日(現地時間)
会場:米ペンシルベニア州フィラデルフィア ウェルズファーゴ・センター


 今回もブロック・レスナーから。違いはボビー・ラシュリーなんだが、ベビーフェイスになったからシェルトン・ベンジャミンとセドリック・アレキサンダーは要らないという布石あり。何度目の?との嫌味はあるのだが(笑)。レスナーとラシュリーの対峙は、「お前とは格が違う」みたいなやりとりであって、結局は命令された訳でもなくシェルトン&セドリックがラシュリーをボコりに行くも、やられてしまうオープニング・セグメントでした。

◆WWE王者レスナーが“筋肉魔人”ラシュリーと一触即発「俺を倒すのは不可能だ」

 王者ブロック・レスナー(with ポール・ヘイマン)が「ロイヤルランブル」のWWE王座戦で激突するボビー・ラシュリー(with MVP)と対峙すると「俺を倒すのは不可能だ」と舌戦を展開して一触即発となった。レスナーは番組オープニングで対峙したラシュリーに「同じリングに立てて光栄だが、20年間ずっと俺から逃げ続けてきたよな」と挑発されると「Day1までお前のことを知らなかったよ」と嘲笑って舌戦を展開。
 続けてラシュリーに「ロイヤルランブルではお前を倒してやる」と王座奪取を宣言されるとレスナーは「俺を倒すのは不可能だ! 特にお前が俺のようになりたいと思っているならな」と言い放ってリングを後にした。その後、ラシュリーはハートビジネス再結成を拒否されたシェルトン・ベンジャミン&セドリック・アレキサンダーに襲撃されたが、2人をポストに叩きつけて返り討ちにした。王者レスナー vs. ラシュリーのWWE王座戦が行われる「ロイヤルランブル」は日本時間1月30日にWWEネットワークで配信される。


 試合はRAWタッグ王座戦、リドルとランディ・オートン組にいつものオーティス&チャド・ゲイブルのアルファ・アカデミーだったのだが、なるほどここはフィラデルフィアの大会場である。なんとオーティスのWorld Strongestパワースラムがランディに決まって王座交代となるのだ。

 コンテンダーズ戦(ノン・タイトル)では毎度決まってリドルがダウン役だったのに、今回はバイパーが寝たのも特筆だろう。ひとつに凸凹組は王座を追いかける方が面白い、キャラが生きるというのもある。


 続く6人タッグ、ダミアン・プリーストにストリート・プロフィッツのベビーフェイスと、ドルフ・ジグラー&ロバート・ルードにアポロ・クルーズという組みあわせのヒール組も、細部が練ってあってスイングして中身は濃かったかと。

 まして普段は引き立て役の職人ドルフ・ジグラーのジグザグがアンジェロ・ドーキンスに決まって、うるさいフィラデルフィア客もニンマリなのではなかろうか。


 さて、SmackDownの終わり方がローマンの王座を狙うのはセス・ロリンズという暗示だったので、ここでのビッグE戦となると尺もたっぷり貰っての素晴らしい内容に。
 事前のマイクで「死と税金は逃れられないのと一緒で、ローマンは俺にはいつも負けている」の指摘通りで、セスのカーブストンプがビッグEに決まる。ヒールがずっと勝利の番組構成になるが、今回の主旨からはこれはいいんじゃなかろうか。

◆“フリーキン”ロリンズ「ロイヤルランブル」のSD管轄ユニバーサル王座挑戦表明

 セス“フリーキン”ロリンズが「ロイヤルランブル」でローマン・レインズのユニバーサル王座に挑戦することを表明した。リングに登場したロリンズは「ロイヤルランブルで俺は新ユニバーサル王者になる。ローマン・レインズ vs. セス“フリーキン”ロリンズだ」と叫んで正式に王座挑戦を表明すると、そこへ現れたビッグEに対戦要求されて2人の対戦が決定した。試合ではロリンズがトペ・スイシーダを放つとビッグEにビッグ・スプラッシュで反撃されて白熱の攻防を展開するも、最後はロリンズがエルボー2連打からのカーブ・ストンプでビッグEに勝利した。王者レインズ vs. ロリンズのユニバーサル王座戦が行われる「ロイヤルランブル」は日本時間1月30日にWWEネットワークで配信される。


 ここで、こういう形でやるのかはあるのだが、リア・リプリーとニッキーA.S.H.のチーム解散劇。「別れても友達でいよう」とハグしたものの、ニッキーが殴ることに。リアはシングルを狙っていくことになる。


 オモスが知らないjobberを潰すカードは無視するが、カッティング・エッジのコーナーは、途中でマリースが一人で帰ってしまうスキットな点が新たなツイストになってました。はい、このまま『ランブル』まで手を変え品を変えてコントは続きます。


 先週のRAWは本当に調子悪いんじゃないかと心配させたAJスタイルズだが、今週は次世代スター候補のオースチン・セオリー相手だからバッチリです。途中でNXTからグレイソン・ウォーラーが再度出てきて、ちょっかいなのでDQ裁定になるのだが、この場合は構わない。これで現地翌日放送のAJ対グレイソンは期待してイイのである。


 アレクサ・ブリスの番組復帰なんですが、セラピストの部屋を壊しただけで呪いは解けてないようで・・・トホホ。


 番組トリがベッキー・リンチが出てきて実況席に座り、次期挑戦者を決める女子の3way戦で、ビアンカ・ベレア、リブ・モーガン、ドゥドロップが闘う。女子をメインにしたが期待に応えて全員激しい試合が展開されていく。旧スペクトラムのウェルズファーゴ・センター、やはりメタルやプロレスの聖地なのであった。会場が選手パフォーマンスに与える影響は大なのである。

◆ドゥドロップ王座挑戦権奪取!「ロイヤルランブル」は王者ベッキーとRAW女子王座戦!

 ドゥドロップが次期挑戦者決定トリプルスレット戦を制して王者ベッキー・リンチと「ロイヤルランブル」のRAW女子王座戦で激突することが決定した。王者ベッキーがゲスト解説する中、メイン戦でドゥドロップがビアンカ・ブレア、リブ・モーガンと次期挑戦者決定トリプルスレット戦で対戦するとリブにはヘッドバット、ビアンカにはバックスープレックスを放った上で2人にダブル・クロスボディを叩き込んだ。さらにドゥドロップが強烈なパワーボムをリブに決めてフォールを狙えば、その上からビアンカに450スプラッシュを決められて激しい攻防を展開する。

 終盤には突如ベッキーがチャンスを迎えたビアンカに襲い掛かって2人が場外乱闘となると、その隙にドゥドロップがバンザイ・ドロップをリブに叩き込んで3カウント。ドゥドロップが次期挑戦者決定戦を制して「ロイヤルランブル」でのRAW女子王座挑戦権を獲得した。
 試合後にはドゥドロップがベッキーに握手と見せかけたビンタからマンハンドルスラムを狙われたが、持前の体格でベッキーを場外に弾き飛ばした。王者ベッキー vs. ドゥドロップのRAW女子王座戦が行われる「ロイヤルランブル」は日本時間1月30日にWWEネットワークで配信される。


※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼あらためて年末年始総括シバターDome閑散S小林~MLW訴訟WWE

[ファイトクラブ]あらためて年末年始総括シバターDome閑散S小林~MLW訴訟WWE

※500円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’22年01月20日号新日ノア横アリ S小林 JapanKick 年末年始総括シバターDome米訴訟