感染状況を抑えているカンボジアだが、オミクロン株増加傾向!スタジオマッチ開催は現時点継続!『MAS FIGHT CAMBODIA』

©Town Sports
 1月9日カンボジア・プノンペンのTown Full HDTVスタジオで『MAS FIGHT CAMBODIA』が開催された。2021年11月14日大会より9分1Rの立ち技格闘技“MAS FIGHT”はグローブを着用せず、バンテージのみの古式ムエタイ“カッチューア”形式のノーグローブ戦も行われている。

 大会の核となるクン・クメール(カンボジアのムエタイ)4人トーナメントでは、トゥン・シホンが初戦ローキックによるKO勝・決勝は判定勝で優勝、賞金340万リエル=約96,000円を獲得、準優勝のカン・メンホンには180万リエル=約51,000円が授与された。
 全6試合の大会スタイル、カンボジアのムエタイ“クン・クメール”5R戦、大会の核となるワンデー4人トーナメントの初戦クン・クメール3R戦、9分1Rの立ち技格闘技“MAS FIGHT”2試合、最終第6試合にワンデートーナメント決勝戦3Rとなっている。
 カンボジアでは、昨年2021年2月中旬までCOVID-19死亡者0、感染者数も400人台まで抑え込み、全ての外国人を対象とした入国制限措置が効果を出していたが、2月下旬に初の死傷者も出て罹患者も続出※、6月下旬に感染拡大のピークから、10月に入り急減、無症状の人を検査対象から外すよう、フン・セン首相が指示したとされ、その影響だとみられている。そして感染者数減少は継続しており、ここ一週間でも1日の感染者平均は30人以下となっているが、日本でも増加傾向にあるオミクロン株の市中感染も確認され増加傾向は否めない状況で、1月10日までに229人の罹患者が確認されており、フン・セン首相は感染対策強化を関係機関に要請している。
 現在、2回のワクチン接種完了が1月10日時点で人口の81.9%(※日本は1月10日時点で79.0%)を超えているが、国内の行動制限は変わらず、3回目のブースター接種も進んで24.1%(日本は1月3日時点で0.7%)の国民が接種済となっている。
Source:日本経済新聞アジア経済ニュースカンボジア経済
・クラスター発生源は、隔離中の中国人が隔離ホテルから賄賂を使って脱走し、クラブやサービスアパートメント等で感染を広げたとされている。
SankeiBiz:https://www.sankeibiz.jp/macro/news/210308/mcb2103080612001-n1.htm
 
◇カンボジアの感染概要

「各日」は前日以降に新たに報告された感染者数
データ提供元:JHU CSSE COVID-19 Data·このデータについて
1月10日までの概要:陽性者:12.1万、死亡者:3,015
◇カンボジアのワクチン接種状況

1月10日までの概要
データ提供元: Our World in Data · 最終更新: 1 日前

※◇MAS FIGHTルール
・1ラウンド9分
・判定なし、9分闘い抜けば引分、KO決着のみ
・2ダウンでKO敗
・立ち技のみ(※投げ可)

■『MAS FIGHT CAMBODIA-week 102』
日時:2022年1月9日 15:00開始(日本17:00)
会場:カンボジア・プノンペン・TOWN FULL HD TV スタジオ
試合の様子は公式Facebookページ公式Youtubeでもライブ配信されている。
1月9日大会:https://youtu.be/BGUap1DhIVE
      https://youtu.be/i7lTf1wDD3I

<第6試合 60㎏トーナメント決勝 クン・クメール 3分3R>
○トゥン・シホン(カンボジア)-Thun Sihong
 判定
●カン・メンホン(カンボジア)-Kan Menghong

<第5試合 65㎏ MAS FIGHT 9分1R>
○トウン・チャンタク(カンボジア)-Thun Chantak
 KO ※左フック トウン・チャンタクは、左右ボディフックでダウン先取
●エリット・マカラ(カンボジア)-Elit Makara

<第4試合 57㎏ MAS FIGHT ノーグローブ 9分1R>
○ロン・セクロン(カンボジア)-Lon Seaklong
 KO ※右フック ロン・セクロンは、右ストレートからの連打でダウン先取 
●エー・ナロス(カンボジア)-Eh Naroth

<第3試合 57㎏トーナメント クン・クメール 3分3R>
●ペン・カクチョチェット(カンボジア)-Pean Kakchochet
 2RKO ※右ローキック
○トゥン・シホン(カンボジア)-Thun Sihong

<第2試合 57㎏トーナメント クン・クメール 3分3R>
○カン・メンホン(カンボジア)-Kan Menghong
 判定 
●ロン・アーチャー(カンボジア)-Long Ahchert

<第1試合 57㎏ クン・クメール 3分5R>
○レン・サロン(カンボジア)-Erit Sktry
 判定
●セク・キムファク(カンボジア)-Sek Kimphak

※カンボジア“すべての外国人に対しての入国規制”(2022年1月7日)
カンボジアへの入国
以下条件を満たしていれば隔離免除
①ワクチン接種済みであることを証明できる書類の提示
・カンボジアまたは外国の政府機関が発行したもので、英語またはクメール語で記されているもの
②陰性証明書の提示
以下条件を満たす新型コロナウイルスの陰性証明書が必要
・カンボジア到着72時間以内に居住国の保健機関・当局などから発行されたもの
※シンガポール経由便の場合は出発48時間以内
・検査の種類はPCR検査で検体は鼻咽頭スワブ(Nasopharyngeal Swab)
・英語またはフランス語で作成されているもの
・検査機関の印の押印および責任者の署名が必要
・紙媒体の原本が必要
上記書類を提示した後に抗原検査を行い、陰性であることが確認されれば(結果が判明するまで15~20分程度要する)隔離することなく無制限で国内の移動が可能
▼ワクチン未接種の場合
ワクチン未接種の場合は、隔離などの制限措置の対象となる
①入国制限措置
・隔離期間:14日間
・隔離場所:カンボジア政府が指定する隔離施設または保健省が承認した隔離可能なホテル
②カンボジア入国時の措置
以下条件を満たす新型コロナウイルスの陰性証明書が必要
・カンボジア到着72時間以内に居住国の保健機関・当局などから発行されたもの
※シンガポール経由便の場合は出発48時間以内
・検査の種類はPCR検査で検体は鼻咽頭スワブ(Nasopharyngeal Swab)
・英語またはフランス語で作成されているもの
・検査機関の印の押印および責任者の署名が必要
・紙媒体の原本が必要
隔離ホテルの予約確認書の提示またはデポジットの支払い
・カンボジア入国後に保健省が承認したホテルで隔離する場合は事前に予約して予約確認書を提示する必要がある
※予約確認書は紙媒体で必要
・予約確認書が用意できない場合は約23万円(2,000米ドル)のデポジットを支払う必要がある
新型コロナウイルス感染検査の受検
・カンボジアに到着後、新型コロナウイルス感染症の検査を受検
・検査の結果が陰性であった場合は14日間の隔離
・陽性の場合は、治療施設に移送される
※COVID-19健康保険加入の推奨されている

カンボジア国内の主な規制(移動制限や外出禁止など)2021年12月1日
8月16日より,カンボジア全土がマスク着用及びソーシャルディスタンス確保義務地域となっている
【マスクの着用が求められる主なケース】
隔離対象者、乗合バス/タクシーや公共交通機関の乗客、人が多く集まる公共の場所にいる場合、2名以上が集まる場所にいる場合など
※例外規定もあり
【ソーシャルディスタンス(1.5メートル以上)の確保が求められるケース】
職場を含め、人が多く集まる公共の場所にいる場合等
※ 例外規定もあります。
上記の感染防止措置に違反した場合の罰則は以下のとおりです。
● マスクを着用せず、保健当局及びその他の機関から警告を受けてもなおマスクを着用しない場合
● ソーシャルディスタンスを確保せず、保健当局及びその他の機関から警告を受けてもなおソーシャルディスタンスを確保しない場合;
 <罰金> 20万~100万リエル
※1リエル=0.028円 ※2022年1月11日時点