50周年イヤーに黄信号か 1万2047人は「イッテンヨン」史上最低観客数 新日本

 4日、新日本プロレスが『WRESTLE KINGDOM 16 in 東京ドーム』東京ドーム大会を開催した。

 観客数1万2047人は、いわゆる「イッテンヨン」における史上最低動員となった。コロナ禍に突入してからの「1月4日・東京ドーム」は2回目となるが、2021年に過去最低を記録した1万2689人をさらに下回った。

 2021年5月にはクラスターも発生し、ブランド力低下はコロナ禍と重なる。一方で、ファンは「コロナだけが原因ではない」と口を揃える。大物外国人の来日不可にセコンド介入連発の不評が重なり、ヒットしたマッチメイクがなかった。移動バスによる感染が懸念されることで後楽園ホール大会の比重が高まったが、後楽園の不入りが画面越しに中継される日々。あからさまな“流行ってない感”が負のスパイラルを生んだ。

 年は明けて50周年イヤー突入となったが、目立った新機軸はなし。ビジョンで創業者・アントニオ猪木が「元気ですかー!?」と叫んだこととは裏腹に、50周年イヤーには最初から黄信号が灯った。

■ 新日本プロレス WRESTLE KINGDOM 16 in 東京ドーム
日時:1月4日(火)17:00 ※第0試合は16:00開始
会場:東京・東京ドーム 観衆12,047人(主催者発表)

<第0試合/「KOPW 2022」進出権争奪ニュージャパンランボー>
鈴木、チェーズ、CIMA、矢野が『KOPW 2022』決定戦4WAYマッチ進出権を獲得

<第1試合/スペシャルシングルマッチ>
●SHO
 12分32秒 ファイブスタークラッチ
○YOH

<第2試合>
エル・ファンタズモ
石森太二
○KENTA
 8分40秒 反則
ロッキー・ロメロ
田口隆祐
●棚橋弘至

<第3試合>
ジェフ・コブ
グレート-O-カーン
○ウィル・オスプレイ
 9分27秒 ヒドゥンブレイド⇒片エビ固め
●BUSHI
SANADA
内藤哲也

<第4試合>
●成田蓮
 11分46秒 PK⇒片エビ固め
○柴田勝頼

<第5試合/NEVER無差別級選手権試合>
[挑戦者]
○EVIL
 12分10秒 EVIL⇒片エビ固め
●石井智宏
[第34代王者]
※石井が初防衛に失敗、EVILが第35代王者に

<第6試合/IWGPタッグ選手権試合>
[挑戦者/WTL2021優勝チーム]
○YOSHI-HASHI
後藤洋央紀
 15分27秒 奈落⇒片エビ固め
ザック・セイバーJr.
●タイチ
[第91代王者]
※タイチ&ザックが2度目の防衛に失敗、後藤&YOSHI-HASHIが第92代王者に

<第7試合/IWGPジュニアヘビー級選手権試合>
[挑戦者/BOSJ28優勝者]
●高橋ヒロム
 16分18秒 リバースタイガードライバーからのピンチェ・ロコ⇒体固め
○エル・デスペラード
[第91代王者]
※デスペラードが初防衛に成功

<第8試合/IWGP世界ヘビー級選手権試合>
[挑戦者/G1 CLIMAX 31優勝者]
○オカダ・カズチカ
 35分44秒 レインメーカー⇒エビ固め
●鷹木信悟
[第3代王者]
※鷹木が4度目の防衛に失敗、オカダが第4代王者に


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