RAW善玉負け連発!Bラシュリー3連勝Kオーエンズ-Sロリンズ-ビッグE

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■ WWE RAW
日時:12月13日(現地時間)
会場:米ミネソタ州セントポール エクセル・エナジー・センター


 番組は先週の好評だったビッグEとケビン・オーエンズのダイジェスト再紹介を比較的長く出すことから。そこから会場でのオープニングに現れたラシュリー&MVPが「俺を軽視するとどうなるか分かっただろ。ラシュリーこそが王座戦に出場すべきだ」と先週の襲撃と王座挑戦に言及すると、それぞれ現れたオーエンズ、ロリンズ、ビッグEと舌戦を展開した。さらにWWEオフィシャルにより「IF(もしも)・・・ラシュリーが3人を倒したらDAY1のWWE王座戦に加える」ことが決定する。
 事前告知カードからの変更では、ミステリオ親子vs.ストリート・プロフィッツの「RK-Broーナメント」が延期に。両サイドにケガがあったとのこと。ただ、番組途中のテロップとしてモンデス・フォードが海軍時代の体力測定テストで、全体未聞の300点、完全満点をマークしたことがあると紹介されていた。驚きはないのだが・・・。


 タッグ戦トーナメントがなくなったこともあるのか、そのRK-Broはチャド・ゲイブル師匠のアルファ・アカデミーと対戦。ここはオーティスがリドルにパワースラムを決めるケツにしていた。そこからゴチャゴチャもやってはいるがクリーン・フィニッシュである。いいことだ。


 ドゥドロップがガンガンとビアンカ・ブレアを攻め立てるが、最後は450スプラッシュが決まる女子カードはお客も沸いていた。ドゥドロップに痛めつける決着後の余韻は残しているが、これまたクリーン・フィニッシュはいいことだ。あと、すでにHP上などでは発表されてたことだが、まだ在学中のアスリートなどに資金援助してツバをつけるN.I.F.プログラムの15選手が紹介されていたが、なんかまた長身タイプばかりという・・・時代は変わっていると思うのだが。ということで五輪レスリング金メダルのゲイブル・スティーブンソンも会場に来てました。


 さて、ラシュリーは最初に対戦したオーエンズを持前のパワーで圧倒してハートロックで快勝。ただ、がっちり決まる前に早くタップするというオーエンの作戦ではある。

◆王者ベッキー・リンチとリブ・モーガンのRAW女子王座再戦PPV「DAY1」で決定

 “ザ・マン”王者ベッキー・リンチがリブ・モーガンの王座再挑戦を受諾してRAW女子王座戦リマッチがPPV「DAY1」で決定した。リングに登場したベッキーが「宣言通りに王座防衛したぞ! リブを応援していた人もいるみたいだけどな」と先週の王座防衛に言及、例の負けて不満顔のリブを応援する分身の少女の絵もタイタントロンに大写しに。するとそこへ現れたリブに「ベッキーはズルして勝っただけ。DAY1でもう1度対戦して」とPPV王座戦を要求された。ブランド対抗戦のシャーロットとの同じ「ロープ持ってた」ことはなかったことにするんだが・・・(笑)。

 これにベッキーが再戦を否定しながら「準備と闘争本能が足りていない自分を責めるべきよ」と反論すると、怒りを露わにしたリブに襲われたが、鉄製ステップ上で反撃してリブを返り討ちにすると「王座挑戦を受けてやる」と受諾して2人のRAW女子王座リマッチがPPV「DAY1」で決定した。王者ベッキー vs. リブのRAW女子王座戦が行われるPPV「DAY1」は日本時間1月2日にWWEネットワークで配信される。

◆“雪だるま”戸澤陽が24/7王座を狙うも王者デイナ&レジーの逃走を許す

 戸澤陽が“雪だるま”の着ぐるみに扮して24/7王座奪還を狙うも、王者デイナ・ブルックと王者をサポートするレジーの逃走を許した。戸澤はRトゥルースと共に雪だるまの着ぐるみに扮して雪の公園を歩く王者デイナ&レジーを待ち伏せたが、王者をサポートするレジーに妨害されて王座奪還に失敗しまう。続けてタミーナもデイナを襲撃したが、華麗なジャンプで雪を飛び越えるデイナ&レジーの逃走を許すと「邪魔しないでよ」と絶叫。すると戸澤とRトゥルースは「あれはお前に言ったんだぞ」、You! You! YOU!と言い合って失敗の責任を擦りつけた。
 セントポールはそもそも雪というイメージの街だが、CNNニュースを見たらハリケーン被害ばかり一色になっているし、どうも会場は集客に苦戦だったようだ。なんか正面の方向だけでカメラが会場全景を避けている番組構成だったこともお伝えしておく。WWEは「$10を赤十字に寄付しましょう」をやっていた。


 フィン・ベイラーとダミアン・プリーストが組んで、職人組ダーティ・ドッグス(ドルフ・ジグラー&ロバート・ルード)とのタッグ戦は、またまたスキットでの登場のビンス・マクマホンと自撮り男オースチン・セオリーのセグメント仕込みを経て、途中で邪魔するというか、その間隙からジグラーのジグザグがベイラーに決まる。もちろんセオリー君は横たわったベイラーとのツーショットを撮りまくり。


 ゼリーナvs.リア・リプリーはシングル戦なんだが、カーメラがニッキーA.S.H.を襲撃するのに気を取られてゼリーナの十字架固めでリアがフォールを取られてしまう。またもベビーフェイスの負けなのかと、さすがにこの辺りでこれでいいのかと気になりだした。


 ラシュリーの2戦目はロリンズ戦。オーエンズの襲撃により一度は反則負けとなったが、WWEオフィシャルの指示で再戦となると豪快なスピアーでロリンズを沈めて勝利を収める。


 ミズTVのセグメントなんだが、今回は元DIVAのマリース夫人が仕切るのかと見ていたら、なんとミズが「2022年のHall of Fameに殿堂入りした!」と自分で発表。いや、ビデオのパッケージは良く出来ているし、確かにアクション映画の主役からダンス番組出場まで、多彩にやれている貴重なギーク役なんだが・・・。そして「Day1でお前を引退に追い込んでやる」と。

 エッジは、「いつの日かお前は殿堂入りするだろうが」とやって、このセグメントのオチはマリースに引っ叩かれるミズなのでした。

◆“オールマイティ”ボビー・ラシュリーが圧巻の条件クリアでPPV「DAY1」のWWE王座戦に参戦

 ノーDQ戦となったビッグE戦ではラシュリーがビッグEをスピアーで沈めたが、乱入してきたロリンズとオーエンズの襲撃でチャンスを潰されてしまう。

 これに怒ったラシュリーはスピアーでロリンズをテーブル葬にすると最後はMVPの杖攻撃で怯んだビッグEにも渾身のスピアーを叩き込んで激勝。ラシュリーが見事3人に勝利してPPV「DAY1」のWWE王座戦に加わることとなった。


 “オールマイティ”ボビー・ラシュリーがケビン・オーエンズ、セス・ロリンズ、王者ビッグEを撃破して元旦PPV「DAY1」のWWE王座フェイタル4ウェイ戦に追加参戦することが決定。日本時間1月2日にWWEネットワークで配信される。


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