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■ WWE RAW
日時：11月29日（現地時間）
会場：米ニューヨーク州 ロングアイランド UBSアリーナ（旧ナッソー・コロシアム）
ついにあのwifiも使えなかった老朽化したナッソー・コロシアムがUBS銀行が名称権を獲得して、新たにUBSアリーナとして11月19日のシカゴのコンサートからオープンした。地理上はロングアイランドだが、地元目線だとエルモントパークはクイーンズ地区になる。番組のテロップはロングアイランド表記だった。本誌の歴代海外特派員も長年、そう書いてきた通りだ。マンハッタンから少しかかるが遠くはない。
今回のWWE、そして早速AEWも乗り込み集客数とゲート収益などで熾烈な戦争になる。そもそもMSGというより、かなり長期間ナッソー・コロシアムはWWEの実質ホーム会場だった。なので先行するWWEはAEWを意識しつつ、チケット1枚の値段で2枚とか、ダークマッチにSmackDown所属のローマン・レインズ登場と、比較的豪華な構成の大会であり、ビンス・マクマホン御大までも出演。まぁこれは事前収録セグメントではあるのだが、ビンスが出ると視聴率が上がるんだそうで・・・。残り少なくなった日本J-sports生中継をリアルタイムで見たユニバースなら、ベッキー・リンチとリブ・モーガンのセグメントをどこの時間に出し、予告はされていたがエッジの復帰が1時間目と2時間目のまたぎに投入とか、3時間番組を飽きさせないように考えて作ってきた感があったことは評価する。
悪趣味衣装のセス・ロリンズが番組オープニングに登場すると、「ビッグEとロリンズの王座戦がDAY1で決定した」とブレイキング・ニュースを発表したが、そこへ現れたフィン・ベイラーに襲われて乱闘に発展した。続けてそのまま試合に移行すると白熱の攻防を展開したが、最後はロリンズが目潰しからカーブ・ストンプをベイラーに叩き込んで勝利を収めた。
試合後、ご機嫌のロリンズだったが、オーエンズに「今日、ビッグEに勝てば俺も王座戦に加わることになる」と噓をつかれるとWWEオフィシャルに「良いアイデアだ」と承認されてしまう。
旧ナッソー・コロシアム旗艦会場なので、先週RAWに続いてビンス・マクマホン会長とオースチン・セオリーのスキットが試合の合間に番組を通して続くことになる。「一緒に見よう」となるんだが、最後は引っ叩かれると。ただ、これは期待の裏返しに他ならない。昔の名前に頼っても「明るい未来が見えません」になってしまう。
その観点からも、リブ・モーガンちゃんの調印式セグメントは期待してなかった分、面白かったかと。だいたい、プロモ合戦でも痛いところつかれていた通り、タッグ王座に挑戦とかはあっても、事前の調印式までしてもらえるシングル王座戦なんかリブのキャリアでも初のこと。一方のベッキーだが、例の『サバイバーシリーズ』シャーロット戦直後の左目も赤くなっているままでのバックステージ・インタビュー、以前は一緒の車に乗っていて事故に遭遇してとかの昔の苦悩を共にした仲を思い出して涙をこぼしながら「これで決着はついた」とやってたんだが・・・。半ガチの試合後コメントは、SNSでは公開されていたが、お茶の間にはこれが初出し。それをリブが持ち出して、「泣いてたくせに」とやるんだから、誰も期待してなかったカードに皆が感情移入すると。
そういえば、解雇されたジョン・モリソンが「プロレスはいかに物語を伝えるかで、俺はストーリー・テイラーだ」とインスタグラムに出していた。
王者ベッキーが次週のRAW女子王座戦の調印式で「初めての調印式みたいね」と次期挑戦者リブを挑発すると「黙れ！ シャーロット戦の後に泣いていたくせに」と言い返されて2人は舌戦を展開。さらに怒りを抑えられないベッキーは前哨戦を要求するとリブもこれを受諾して前哨10人タッグ戦が決定した。
ランディ・オートン&リドルの凸凹組は安定期のようで・・・。お仕事役が職人ドルフ・ジグラー&ロバート・ルードですから。
エッジの復帰はRAWの方だった。次の抗争プロフラムは誰なのか。ボビー・ラシュリーという声もあったが、そこに出てきたのはなんとミズ。相棒モリソンのようにはクビにならない中堅安泰で、ダンス番組に出てたところからの復帰。色々言う人いるが、主演アクション映画は様になってるし、社交ダンスもやれるんだから器用ではある。ただ、この日の驚きはマリース。子供産んでも体型維持しているし、リアリティ番組出てるくらいもあるんだが、立派ではある。でもモリソンも古代スペクタクル映画に出てたし、奥さんタヤ･ヴァルキリーも選手なんだが、なんで差がついたのかと考え込んでしまう。
AJスタイルズとオモスが実況席に就いてのストリート・プロフィッツvs.アルファアカデミーは、いつものRAWなので飛ばします。中身は悪くないんだが・・・。続いてがUS王座戦でダミアン･プリーストがレコニングでアポロ・クルーズを沈めました。
レイ・ミステリオ&ドミニク親子とセドリック・アレキサンダー&シェルトン・ベンジャミン戦は・・・。ドミニクがフロッグスプラッシュで取りましたが、いつものRAWです。
◆RAW女子王者ベッキーが次期挑戦者リブとの前哨10人タッグ戦で屈辱の黒星
RAW女子王者ベッキー・リンチが次週、女子王座戦で激突するリブ・モーガンと10人タッグ戦で激突すると前哨戦に敗れた上に、試合後の乱闘ではリブのオブリビオンを食らって返り討ちにされた。
チームベックス（ベッキー&クイーン･ゼリーナ&カーメラ&タミーナ&ドゥードロップ）とチームリブ（リブ&ビアンカ･ブレア&リア･リプリー&ニッキー・A.S.H.&デイナ･ブルック）の対戦は白熱の攻防を展開も最後はリブのオブリビオンをタミーナが食らってチームベックスは敗戦。試合後には両チームの乱闘が続くとベッキーがマンハンドルスラムで襲撃したが、逆にリブにオブリビオンで返り討ちにされた。
◆ロリンズがPPV「DAY1」でのWWE王座戦を発表もオーエンズの策略でトリプルスレット戦に変更
次期挑戦者セス・ロリンズがPPV「DAY1」でのWWE王座戦を発表したが、ケビン・オーエンズの策略によりビッグE vs. ロリンズ vs. オーエンズのWWE王座トリプルスレット戦に変更された。
ビッグEとオーエンズがノンタイトル戦で激突するとハイレベルな互角の攻防を展開したが、試合途中にゲスト解説をしていたロリンズがオーエンズの襲撃を受けると思わず反撃をしてしまい試合は反則裁定に。続けてロリンズはビッグＥにも襲い掛かってカーブ・ストンプで沈めたが、オーエンズの反則勝ちによりWWE王座トリプルスレット戦がアナウンスされるとマットを叩いて落胆した。
#WWEDay1
ビッグＥ vs. ロリンズ vs. オーエンズのWWE王座トリプルスレット戦が行われるPPV「DAY1」は日本時間1月2日にWWEネットワークで配信される。
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’21年12月09日号猪木Last Stand 韓国I編集長 スターダム代々木 RIZIN神戸 師走’70