11月7日、ミャンマーカレン州の66回目の記念ラウェイ大会が州都パアンの室内競技場で開催された。当初は11月7日から11日まで5日連続開催と発表されていたが11月7日の1日にまとめられた為、試合数も30試合以上のロングラン大会となった。試合数が多かった為か?全試合3R制で行われた為、決着戦は少なく、時間切れ引分の試合が多かった。現在もクーデターで政権を奪取した軍の抗議活動を続ける市民への武力弾圧は続き、COVID-19拡散のパンデミックもピークは脱しているものの鎮静しておらず、今後のラウェイ大会の日程は未定となっている。
source : Hein Min Zaw 、Hling Moe Oo
■『66th Kayin State Day』
日時:2021年11月7日 開始 9:00am(日本11:30am)
場所:ミャンマーカレン州パアン室内競技場
<主な試合結果 ※試合放送が途切れの為、結果不明有>
<第25試合 3分3R>
△アウン・カイン ※ILFJ日本大会参戦-Aung Khaing
2019年10月2日『ラウェイinジャパン14~神秘天命~』で渡慶次幸平にKO敗
時間切れ引分
△ナイ・トゥトゥ-Nay Htoo Htoo
<第24試合 3分3R>
●ソーヤンパイン
2RKO ※ローキック
○ソーミンアウン ※2017年12月10日『4th AIR KBZ AUNG LAN CHAMPIONSHIP』で渡慶次幸平(日本)と引分
<第23試合 3分3R>
△トゥェィ・シット・ウインライン(ミャンマー/2018年ゴールデンベルト71㎏、2016年67㎏王者)-Thway Thit Win Hlaing
時間切れ引分
△シューカレンミン(ゴールデンベルト2018 60kg王者)-Shukhalein Mee
<第22試合 3分3R>
△マイト・ヤイン(2016&2015ゴールデンベルト57kg王者)※ILFJ日本大会参戦-Mite Yine
時間切れ引分
△パッキャウ・リンナイ(ミャンマー)※ILFJ日本大会参戦1勝1分-Pat Kyaw Lin Naing
日本では現K-1に出場している蓮見光(KO勝)とケイン・コンロン(引分)
<第21試合 3分3R>
△ヤン・ナイン・トゥン(2019年ゴールデンベルト71㎏王者、2017年63.5kg王者)-Yan Naing Tun
時間切れ引分
△チェ・リン・アウン(ゴールデンベルト2006年63.5㎏、2009年67㎏、2016年71㎏王者)-Kyal Lin Aung
岩石男の異名もあるタフな選手で、ラウェイ“パウンド・フォー・パウンド”と謳われたトゥェマシャウンに唯一のKOをあたえているベテラン選手、日本人では現地大会で紅闘志也と2度対戦している(2009年、2011年)
<第19試合 3分3R>
△タ・ペイニョ(2015年ゴールデンベルト63.5kg王者、2016 ONE MMAミャンマーフェザー級王者)-Tha Pyay Nyo
ミャンマー現地で金子大輝に2度勝利しており、映画「迷子になった拳」にも登場、国際戦も多いベテラン選手
時間切れ引分
△イエスィーニ(ミャンマー/2016年、2017年、2018年MLWC57㎏王者3回、ゴールデンベルト2015年51㎏ & 2016年54㎏王者)※ILFJ日本大会1勝1敗-Ye Thway Ni
50-60㎏軽量級トップクラスの選手だったが最近は増量してきて65㎏近くある様子
今年判明しているだけで4度目の対戦は4たび時間切れ引分
<第18試合 3分3R>
△シュートンヨン
時間切れ引分
△ナットキャットアウン
クーデター軍への抗議デモに参加していて逮捕されたセイン・ミョアウン(ゴールデンベルト2019年67㎏優勝)は復帰戦でILFJ日本大会※にも参戦したミン・マウンマウンと対戦予定だったが試合中止。
※2019年年5月17日『LETHWEI IN JAPAN 12 ~勇者の証~』
ミャンマークーデター軍へのデモ参加で、今年の2月下旬から逮捕されていた #ラウェイ 2019ゴールデンベルト67kg王者စိန်မျိုးအောင်-セインミョアウン。釈放され、来月11月7日カレン州の試合に向けトレーニングだが、だいぶ身体が重そう!あと1ヶ月でどこまで戻せるか? #ရိုးရာလက်ဝှေ့ #LETHWEI pic.twitter.com/XNf84jyABE
— 紅闘志也/Toshiya Kurenai/ကူရီနိင်းတိုရှီယာ (@kurenaitoshiya1) October 7, 2021
大会1か月前の練習風景では、だいぶ太ってまだ身体も仕上がってなかった。調整が間に合わなかったか?