特別先行上映『迷子になった拳』12/25~12/31追加上演!“ラウェイ”を題材としたヒューマンドキュメンタリー!!

 12月4日(金)東京・新宿のK’s Cinemaで、特別先行上映された『迷子になった拳』。ミャンマーの格闘技“ラウェイ”※を題材に、日本人でラウェイに挑戦に挑戦した金子大輝と渡慶次幸平を軸に、2016年から2019年までの膨大な撮影記録を軸に“ラウェイ”が日本にどの様な経緯で拡がったか?過去の“日本ラウェイ史”記録も描かれており、単純な格闘技映画ではなく人間模様も描かれたヒューマンドキュメントとなっている。

 本来はキックボクシング団体ZONE(現在活動停止)で、ラウェイに挑戦を始めた金子大輝をメインに始まった撮影だが、ZONEが活動停止となり、日本でMTBF(ミャンマー伝統ボクシング連盟)プロモーターライセンスAを取得した中村祥之がプロモートするILFJ(国際ラウェイ連盟日本)で活躍する渡慶次幸平にスポットがあたり、前半・金子、中盤・渡慶次、後半・両者がメインともいえる予想外の展開もノンフィクションならで、答えのない闘いに挑んだ“迷子になった拳”の映画表題も納得できる内容となっている。

※バンテージのみで闘い、頭突き、投げも可能なミャンマーの伝統ボクシング。ミャンマー語“ရိုးရာလက်ဝှေ့” 英語では“LETHWEI”(スペルがメジャー)、以前は“LETWHAY”、ミャンマー民間団体ミャンマーラウェイ協会(MLA)では“LETHWAE”が使われている。

トップ写真:出演ラウェイ参戦者と監督 左手側から
・浜本雄大 2017 ILFJ Frontier 57kg ベルト(日本大会)
・紅闘志也 2009 & 2011 LETWHAY competition 引分
・ロクク・ダリ 2018 MLWC-3 引分
・金子大輝 2017 4th Air KBZ 67kg ベルト
・今田哲史 監督
・渡慶次幸平 2018 5th Air KBZ 75kg 勝者、日本人ラウェイ最多参戦


『迷子になった拳』紹介文より
”人はなぜ戦うのか?”ミャンマーの伝統格闘技ラウェイに挑戦する日本人達を通して、答えの無い問いに挑んだ監督・今田哲史。彼等の頬に流れるのは、血か汗か涙か…。”格闘技界のはしの方”の迷子だらけのヒューマン・ドキュメンタリーの傑作、ここに爆誕!

映画『迷子になった拳』公式twitterアカウント
■『迷子になった拳』追加先行上映
2020年12月25日(金)~12月31日(木)
上映会館:UPLINK渋谷
料金
一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)ユース会員(22歳以下)はいつでも¥1,000
【出演】金子大輝/渡慶次幸平/ソー・ゴー・ムドー/ロクク・ダリル/浜本”キャット”雄大 ほか
【監督】今田哲史
【音楽】GALAXIEDEAD/關洋平(NATURE DANGER GANG)/山村想(ex.どついたるねん)
【作品データ】110分
企画・主催:MLJ実行委員会(かなりかピクチャー/「彼女来来」製作委員会/橋本根大/富田未来/副島正紀・古市あきほ/チーズfilm/岡本昌也/2G film/SPOTTED PRODUCTIONS)
協賛:AOI Pro.
企画協力:K’s cinema/OP PICTURES/マメゾウピクチャーズ/TSO/フラーム/エイベックス・エンタテイメント

メイン出演選手
◇金子大輝(ポスター写真上段)
 MMA、キックボクシングを経験後、ラウェイに挑戦、現地タッティ・ラウェイクラブでも練習を積み、現地ラウェイ戦績3勝3敗 2017年12月10日4th Air KBZベルト贈呈大会でILFJ日本大会にも参戦歴のあるテット・アウン・ウー(2019年10月2日東修平と引分)をKOして勝利者ベルトを獲得する。その後キックボクシングK‐1に参戦中
※日本では、ミャンマーラウェイ現地王者と紹介されるが、ミャンマーではベルト贈呈試合の勝者(大会チャンピオン)でありラウェイ王者ではない。

◇渡慶次幸平(ポスター写真下段)
 MMA選手から、2017年ラウェイに参戦し、レフェリーストップにより敗退するも、そこからラウェイに継続参戦し、日本でラウェイを開催しているILFJの主力選手となり。日本人最多ラウェイ戦績の16戦6勝4敗6分(現地1勝2敗2分)。またミャンマー国内の子どもたちの教育環境を整えるための支援活動も行い学校再建、建築にも尽力している。現在キックボクシング参戦中1勝(1KO)2敗

2020年までのラウェイ ベルト獲得者

・田村彰敏(2004年7月10日 ミャンマー vs. 日本対抗戦 67㎏ vs.エー・ボ・セイン)

・高橋奈七永/ミャンマーでのリングネーム MOMOKO(2016年12月11日『3rd Air KBZ』 64㎏契約 vs.シュー・シン・ミン)

・浜本雄大/浜本”キャット”雄大(2017年6月16日『ラウェイinジャパン4 FRONTIER』57㎏契約 vs. ヤーザー)

・金子大輝(2017年12月10日『4th Air KBZ』67㎏契約 vs. テット・アウン・ウー)

 現在、新型ウィルスCOVID-19蔓延の影響で日本での大会は中止されており、渡慶次幸平はキックボクシングに参戦中、先行上映会翌々日開催された12月6日『REBELS.68』では判定敗けと結果を出せておらず、K-1参戦中の金子大輝もまだ勝利をあげることができず、改めてラウェイとキックボクシングは別競技であることを感じさせる。 
 本家ミャンマーでも3月本日下旬より大会は停止しているが、12月6日『Myanmar Lethwei World Championship 5』が無観客配信大会でラウェイ復活大会が開催された。


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