[ファイトクラブ]鷹の爪大賞と年間総括:国内大黒柱不在と盟主迷走~木村花さん訃報

[週刊ファイト12月17日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼鷹の爪大賞と年間総括:国内大黒柱不在と盟主迷走~木村花さん訃報
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・ノア潮崎豪防衛-全日最強タッグ優勝戦:12月頭は各団体まとめ時期
・大黒柱の居ない国内マット界!海外戦略躓きとハロルド・メイ社長解任
・NXTの方がよっぽどStrong Style~2015年テイクオーバー女子革命
・グローバル横軸、時間軸の縦線WWE-AEW-新日とマット界の未来展望
・裏ニュース大賞FOXスポーツ班のLIVE番組制作契約条項と国内の無策
・表紙回数では内藤哲也!新人プッシュもマッチメイク采配も停滞の新日
・木村花さんの訃報!#SpeakingOut運動とSNS猛威は年間総括不可欠
・桜田一男 Rジョンソン Wブリッジ Mロコ アニマル・ウォリアー訃報
・獣神ライガー Kick藤本勲 星輝ありさ UFCヌルマゴ Uテイカー引退
・WRESTLE-1解散!ZERO-1とりあえず生存、2021年は大量倒産か?
・ファイトカフェトーク企画募集~電子書籍店15周年向けて明るい話題


―― 年間総括なのか、本誌流の呼び方になる「鷹の爪大賞」なのかはどっちでもよくて、そもそも投票ではなく参加者各自が自由にやるだけなんですが、今週号には多数収録となりました。
シュート活字委員会担当分に関しては小分けになり、女子プロ編、格闘技編、アメプロ編が先行発表されています。

オフレコ 国内編やってないと言われたんでやるけど、他の寄稿者の皆さんは国内偏重の選考になってるから尊重すべきもあれば、アメプロ年間総括長編でやったのを中身でも上回れるか否か。

’20年12月10日号鷹の爪大賞 新日師走 潮崎豪-杉浦貴 BリーPパターソン SEAd鬼に金棒

―― 金曜発売の先週号にも「アイ・アム・ノア潮崎豪」とやってますから、流れは先に読んでました。12・6『NOAH the BEST 〜FINAL CHRONICLE 2020〜』が国立代々木競技場第二体育館であり、潮崎が杉浦貴を下してGHC王座を防衛したのが今週のニュースになります。

オフレコ 読めているというなら、全日本プロレスの最強タッグ、リーグ戦二連敗から始まった赤鬼・青鬼の宮原健斗&青柳優馬組が優勝や。WWE-AEWだけで毎週最低でも9-12時間のをじっくり見て巻き戻し再生までして記事書くから、マメにフォローしている団体ではないけど、国内はどこも12月最初の週にまとめてくるなぁ(笑)。これは今週号に別途収録あるからこれくらいで。

―― 年末風物詩の「最強タッグ」が途絶えなかっただけでも良しとしないといけません。

大黒柱の居ない国内マット界!海外戦略躓きとハロルド・メイ社長解任

―― それもこれもコロナに振り回された2020年でしたから。しかも世界規模です。なんか近年はウィルスと言えば、パソコンが感染してというのばかりだったんですが、あらためてウィルスに国境はないんだなぁという。

オフレコ 国内盟主の新日本プロレスは多面的な観点からも最悪の一年だったんじゃないか。決してコロナのせいだけではない。乱入、介入、レフェリーバンプでガチのファン離れを起こしている。
いくつか目に留まったSNSがあって、昔から見ているような年季の入ったファンなのに、「ああ、こんな介入の試合になって、会場行かなくて良かった」との書き込みを複数目にしたのが象徴していた。

―― そういうのが、特に賞がどうだのはやらないスタンスの記者であっても、なんらかの年間総括に求められていると考えます。なにしろハロルド・メイ社長の事実上の更迭劇がありました。

▼ RIZIN視聴率6.2瞬間最高8.9%-2班体制G1新日メイ社長更迭-猪木元気

[ファイトクラブ] RIZIN視聴率6.2瞬間最高8.9%-2班体制G1新日メイ社長更迭-猪木元気

オフレコ 年商100億円目標と掲げていたのに、まるで達成が遠のいたのはコロナのせいだけではないとの判断やろう。ズバリ、aXs TVから切られて中継枠がなくなって以来、米国戦略がまるでうまくいってないからな。
999円ワールドのネットワーク配信でフォローするハードコア層だけになってしまった。ケニー・オメガやヤングバックスらが抜けたことがいかに大きかったことか。

―― いくら熱心なマニア層はいるとしても、ケーブル局でやってない団体となると潜在層に向けての浸透拡散が難しい。オメガらがいるから新日は必見という建前が崩れました。

オフレコ まぁ、LA道場発の『NJPW Strong』が8月から東部時間SmackDown終了後の金曜夜10時から配信されている。海外戦略の建て直しに全くの無策だった、指をくわえて人気が落ちていくのを眺めていた・・・わけではないのだが。

―― 開催時期のズレたG1クライマックスにせよ、海外ファンからの関心度の落ち込みがデータにも出ていると指摘されています。

オフレコ ワールドのサブスクリプション数字は大本営発表なので本当のところがわからない。さっきのWWE-AEWだけで毎週最低でも9-12時間あると、もういいかとなるのは無理もない。

―― まして、EVILプッシュの不評があります。渡辺高章が悪い訳じゃないんですが、乱入、介入が毎晩どころか、毎試合やってたりする試合デザインが、これじゃ昔のアメプロじゃないかと。

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