RAWベッキーBブレア以下レスリング重視:ビッグEケビン・オーエンズ

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■ WWE RAW
日時:11月1日(現地時間)
会場:米ロードアイランド州プロビデンス ダンキン・ドーナツ・センター


 なんか今回のRAWは気合が入っていた。最初の女子王座戦からトリのカードまでレスリング重視。AEWにケツを叩かれたんだろう。

◆“ザ・マン”ベッキー・リンチが王座防衛に成功してリブ・モーガンと睨み合い

 “ザ・マン”こと王者ベッキー・リンチが“EST”ビアンカ・ブレアとの激戦を制してRAW女子王座防衛に成功。試合後のインタビューでは現れたリブ・モーガンと睨み合いとなった。ベッキーはオープニングマッチとなった女子王座戦で「ビアンカをもう一度倒してやる」と意気込むとビンタを放って先制したが、ビアンカにビンタからのハンドスプリング・ムーンサルトで倍返しを食らった。さらにベッキーがディスアーマーやアームバーを狙うも、これを持ち上げて回避したビアンカにパワースラムを決められて白熱の攻防を展開。

 終盤にはベッキーがマンハンドルスラムを決めるもロープエスケイプとなるとビアンカにKODを狙われてピンチとなったが、ベッキーがターンバックルを掴んで回避すると最後は剥き出しとなったターンバックルにビアンカを叩きつけて3カウント。ベッキーが宣言通りビアンカを下して王座防衛に成功した。

 試合後、ベッキーはインタビューで「新しい対戦相手が現れる機会を作った」と答えると現れたリブ・モーガンと睨み合った。


 自撮り男オースチン・セオリーが、ドミニクに続いて御大レイ・ミステリオと対戦。619の場面でドミニクが引っ叩いたからと反則の裁定に。イイ試合なんだが、レフェリー見てなかったんですが・・・(笑)。


 王者ビッグEがメイン戦で次期挑戦者セス・ロリンズに介入されるも、ケビン・オーエンズとの初対決を制した。先週のラダー戦を制して次期王座挑戦者となったロリンズがリングに現れると「不足しているのはタイトルだけ。この挑戦権の契約書を持っている俺が次の王者だ」と王座奪取を宣言した。するとそこへ登場した王者ビッグEが「今夜、王座戦をやってやる」と対戦要求をしたが、ロリンズは「俺は先週のラダー戦でまだ100%の状態ではない」と言い訳をするとそこへ現れたオーエンズがビッグEに対戦要求をして2人が初対決がメインで決定した。


 闘っていたゼリーナ・ベガと、マスク付けると強くなるカーメラが組んで、リア・リプリー&ニッキーA.S.H.だって。短いからイイかぁ。


 前週RAWで非常に良いお仕事をしていたチャド・ゲイブルが、ご褒美なのかフィン・ベイラーとのシングル戦に登場。

 チャドが最後に綺麗なムーンサルトで舞うが、ベイラーの膝が迎撃していたというシークエンスなんだが、それはどうでもいい。イイ試合が見られて満足なのである。ちなみにチャドはフルセイル大学で博士課程もGPA4.0の優秀成績で卒業。修士号も取得したそうだ。AEWに行っていたらもっと上のランクで使って貰えただろうにとはよく評されるのだが・・・。アマレスの実績は凄いんだが、カート・アングルのように金メダルとかの肩書がなく、またビンス・マクマホンには”ショーティ”(チビ)扱いだから中堅に甘んじているのだが、勿体ない話である。そのまま舞台はストリート・プロフィッツのお出ましとなる。


 続いても前週は2試合やってくれたドルフ・ジグラー&ボビー・ルードの職人組が相手ということに。実況席にはRK-Broが座るんだが、お客は「ランディ、ランディ」とやっている。

 AJスタイルズ不在のままなのはまた説明ないままなんだが、オモスが出てきてちょっかい出すのは仕方ないのかもだが、まともなタッグ試合ではあるから文句ありません。注意を反らされたモンデス・フォードにジグラーのスーパーキックが決まります。


 ダミアン・プリーストはヒールターンなのか。好評につきまた大男同士のT-Bar(ドミニク・ダイジャコビック)戦なんだが、パイプ椅子で滅多打ち、さらにはテーブルにも落とす激しい内容に。はい、こちらのテーブルは粉々に割れます。

 レコニングが決まったあと、アポロ・クルーズ&コマンダー・アジーズが出てきてUS王座挑戦を表明してました。

◆“忍者”戸澤陽が度重なる王座奪取失敗に激怒「お前の計画はうまくいってないぞ!」

 “忍者”戸澤陽が度重なる24/7王座奪取失敗に「お前の計画はうまくいってないぞ!」とドレイク・マーベリックに怒りを露わにした。戸澤はRトゥルースと共にバックステージで24/7王者レジーに襲い掛かったが、レジーにかわされて2人は正面衝突。その後、マーベリックも加勢して追いかけたが、レジーが機材置き場からのアクロバットなジャンプを披露して逃げ切った。戸澤は度重なる王座奪取失敗にRトゥルースと口喧嘩となると指示役のマーベリックには「お前の計画はうまくいってないぞ!」と怒りを露わにした。


 そして番組トリのカード、ビッグEとケビン・オーエンズはこれまで一度も試合なかったそうで、その観点からも新鮮かつ見ごたえのある攻防を提供してくれたのだ。

◆王者ビッグEが次期挑戦者ロリンズに介入されるもオーエンズとの初対決を制す

 メイン戦となった試合は激しい攻防を展開するも途中に現れたロリンズがレフェリーの死角でビッグEにチープショットを放つと試合は混乱。オーエンズは迷いながらもフォールを狙ったが、ビッグEが何とか切り返すとそのままオーエンズを丸め込んで勝利を収めた。

 試合後にはオーエンズが次週のRAWでロリンズに対戦要求しながらビッグEに「何か起こったかわからなかったんだ」と謝罪したが、ビッグEは謝罪を受け入れずにオーエンズにビッグ・エンディングを叩き込んだ。


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