[ファイトクラブ]放送日移動Dynamiteルチャ兄弟タッグ王座覆面FTR奪取-ATT連日

[週刊ファイト10月28日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼放送日移動Dynamiteルチャ兄弟タッグ王座覆面FTR奪取-ATT連日
 (c) AEW タダシ☆タナカ編
・WWE後悔マラカイ・ブラックover期待ダンテ・マーティン&リオ・ラッシュ
・ペイジ・ヴァン・ザントBitch is back連夜のマイアミATT勢会場HEAT
・FTRがルチャ兄弟からAAAタッグ王座奪取!メキシコ提携路線順調か
・キャラ修正ジョン・モクスリー狂暴:世界王座挑戦トーナメントRampage
・Mr.ソッコ芸ダークオーダー軍vs.高品質常連Aコール&ヤングバックス
・ダービー・アレンおらずともMJFウォーロードにスティングがバット一撃
・キエラ・ホーガンとペネロピー・フォードのダメ試合ルビーSOHO存在感
・時は来た!ハングマン・ペイジ大河ドラマ完結編:ケニー・オメガ挑戦へ
・輸出文化ストロング・スタイルお茶の間へブライアンBフィッシュ寝技師


■ AEW Dynamite
日時:10月16日(現地時間)
会場:米フロリダ州マイアミ ジェームズL.ナイトセンター


 異常としか評しようのない現地金曜夜のSmackDownと、Rampageの戦争、いや死闘の翌日、佳境の大リーグMLBとフットボールNFL中継の影響なので今回と次回のDynamiteは通常の現地水曜夜ではなく土曜夜に。但し、録画番組ではなく現地ではRampageの会場で二夜連続のマイアミから生中継された。そしてブライアン・ダニエルソンが連夜に渡って凄い試合を披露することになるのだ。AEWは公式写真が遅いので、ビジュアル重視の本誌は紹介が遅れるのだが、まずは実況席にCMパンクも加わるところから。


 試合は参謀にリオ・ラッシュが付いた若手成長株のダンテ・マーティンがマラカイ・ブラックに挑む。マラカイはヒールではあるんだが、もはやAEWでのキャラを確立、お客さんが怪奇派を受け入れて声援すらされてる。WWEが生かせなかったのは何だったのか。元ブレイ・ワイアットの去就が注目はされているが、もうAEWにはバケモノ選手が存在感を増していると思う。

 怪奇キャラがいるからと、一方的に相手を潰す試合デザインにしないところがAEWである。跳躍力といいダンテは凄いのであって、存分に見せ場も与えられるのだ。

 最後はブラックマスなんだが、ダンテ&リオ・ラッシュ組は今後の注目だろう。


 連日のマイアミ、ある意味で主役級だったのはMMAの総本山ATT軍(”JDS”ジュニオール・ドス・サントス&スコーピオ・スカイ&イーサン・ペイジ)である。そして紅一点ペイジ・ヴァン・ザントが前面に出てきた。業界用語「ヒートを起こせる」かどうかであって、ダン・ランバート会長のマイクは益々冴えわたっており、お客さんに大ブーイングを起こさせている光景は圧巻である。これがヒールのお仕事なのだ。
 クリス・ジェリコ率いるインナーサークルとの抗争は続き、サミー・ゲバラとスコーピオ・スカイのシングル戦が発表されている。


 ペンタゴン&レイ・フェニックスのルチャ兄弟は現在AEWとAAAのタッグ二冠王だ。9・5『All Out』の金網戦でヤングバックスからAEWのベルトも奪取した。今回はアンドラデがスーパーラナズなるルチャドーラを連れてきたと。掛けられる王座はAAAの方である。ただ、出てきたチームを見て「うん?」と。これは見たことある、誰だっけと思ったら、実況のCMパンクがさっそくFTRだとバラしてしまうのだ(笑)。FTRはルチャにも合わせられる印象がないチームだったので、いきなり出てきてスグには正体わからなかったのだが・・・。

 但し実況陣は、試合の展開を完全には教えて貰ってなかったようで、失言というか、マスク剥いだら負けになるとやったら、恐らくヘッドセットで裏にいるトニー・カーンが「いや、この試合はAAAルールではなくAEWルールなんだ」とやったんだろうなぁ(笑)。なんか慌てて、「この試合はAEWルールになります」と言い直すまでもなく、早い段階でFTRはマスクを自分で取ってしまうのであった。

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