猪木に届け渾身の闘い『CHAKURIKI 11 負けるものかin浪速導夢』

 今年の5月30日大阪・世界館で開催後、早くも『チャクリキ11』の開催が大阪は門真にて、関西地方においては過去最大級の大会が行われた。
 現在のチャクリキが誇る最高メンバーが集結、各ファイターのこれまでの戦歴、背負うべき人生、そして戦うべき宿命を背負い、10試合ともそれぞれのテーマを持つ好勝負が展開されている。

 中迫がKENSOをレフリーストップで破り、K-1軍が勝利! TKOあり引退宣言あり全10試合激闘の連続だった。
 試合終了後、闘病中のアントニオ猪木にエールとばかりに中迫の音頭で、選手全員の「123ダーッで!」で締めくくられた。

■ 日本骨髄バンクチャリティ CHAKURIKI 11 負けるものかin浪速導夢
日時:2021年7月22日(木・祝)14:00
会場:大阪・東和薬品RACTABドーム(なみはやドーム)サブアリーナ(観衆1000人満員・主催者発表)

<キックマッチ 60kg契約 3分3R>
ハンマー鈴木(契明ジム)
 1R1分29秒 ノーコンテスト
苦瓜将英(T.B.NATION)

<キックマッチ アマチュア 60kg契約 2分2R>
○竹添翔太(インスパイヤードモーション)
 1R1分46秒TKO
●岡田浩幸(クリスクロス)

<キックマッチ 75kg契約 2分3R>
○nao(京都政憲会)
 2R1分28秒 TKO
●佐野直(フリー)

<キックマッチ 63kg契約 3分3R>
○松崎亮麿(T.B.NATION )
 3-0判定(30-28,30-28、30-27)
●森本大喜(クリスクロス)

<キックマッチ ウエルター級 3分3R>
○竜義(チャクリキ武湧会)
 3-0判定 (30-26、30-26、30-27)
●ワンパンマン浦野(名護ムエタイスクール)

<キックマッチ 66kg契約 3分3R(本戦マスト判定)>
●曽根修平(チャクリキ武湧会)
 2-1判定(28-30、28-29,30-29)
○竹市一樹(二刃会)

<グラップリングマッチ ヘビー級 5分2R (延長1R)>
●アンデイ南野(T.B.NATION)
 3-0判定(18-20,17-20,19-20)
○将軍岡本(フリー)

<Dream Gateヘビー級選手権試合 3分3R(延長1R)>
[王者]○入田和樹(TEAM日高)
 1R2分50秒 TKO
[挑戦者]●庵谷“出美流漫”鷹志(Exciting Break)

<ICOグラップリング ウエルター級選手権試合 5分3R(延長1R)>
[王者]○安楽ヂエゴ(グレイシーバッハ姫路)
 1R2分9秒 チョーク・スリーパー
[挑戦者]●武士正(Fighting Team A-TOYS)

 現在チャクリキ最高王者安楽ヂエコの牙城をそうと、満を持して飯塚優(GLEAT)を倒すなど着実に実績を積み上げてきた“なにわの格闘オヤジ”こと武士正が挑戦した。

 緊張感がみなぎる館内において、お互い自分の距離を測る。一瞬の隙をつきヂエゴが武士の足にタックルを仕掛け、倒すやいなや腕を首に巻き付けチョークスリーパーにて勝利。

<6人タッグ 時間無制限 イリミネーション 特別ルールマッチ>
ノブハヤシ(ドージョーチャクリキ・ジャパン) 天田ヒロミ(チャクリキ 天FIELD) ○中迫剛(ZEBRA GYM)
 3-2
●KENSO(フリー) 吉江豊(フリー)鈴木悟(TAKE IT EASY)

 あの新日本プロレスのリングで新日本軍対UWFの5対5イリミネーションマッチを記憶している昭和プロレスファンには懐かしい試合形式である。今回はK-1を席巻してきた強者と、プロレス軍のヘビー級6選手によるバトルとなった。試合前にはK-1軍はKOとオーバー・ザ・トップの場合が勝利、プロレス軍は3カウント・フォールのみが勝利であるとルールが発表された。

 KENSOがノブを急襲したところで試合がスタート。6人共一斉にリング下へ、KENSOはノブを鉄柱攻撃、天田と鈴木がリングに上がると互いにパンチとキックの応酬、ノブが援護して二人がかりで鈴木をトップロープからリング下へ投げ飛ばし、鈴木敗北。
 KENSOが怒り、天田をロープに飛ばし返るところを、自分のパンタロンのベルトを外し天田の首を絞める。ダウンした天田に吉江のボデイプレス炸裂、天田敗北。ノブがKENSOをキックで攻め、交代した吉江はチョップで応戦、逆にノブの強烈なパンチでダウン、KENSOに代わると得意の左の張手打ちで反撃、ダウンしたノブに吉江がフライング・ボデイプレスで勝利。

 KENSOは残った中迫を場外に誘い出し、机や椅子でメッタ打ち。リングに上げるとKENSOの左平手打ち、吉江のヒップアタックで攻めるが二人の連携プレイに誤爆が生じ、其の隙に中迫が吉江をオーバー・ザ・トップロープで破る。最後まで残ったKENSOと中迫はリング上で水平チョップとキックで応戦したが、最後は中迫のキックが決まり、レフリーストップで中迫が勝利し、K-1軍の勝利となる。

1人目
○天田ヒロミ
 1分58秒 
●鈴木悟

2人目
○KENSO
 3分0秒 体固め
●天田ヒロミ

3人目
○吉江豊
 5分26秒 体固め
●ノブハヤシ

4人目
○中迫剛
 8分5秒 オーバーザトップロープ
●吉江豊

5人目
○中迫剛
 10分0秒 レフリーストップ
●KENSO


※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼週総括:無観客コロナ五輪-Sポルキー追悼-新日本東京ドーム深淵分析

[ファイトクラブ]週総括:無観客コロナ五輪-Sポルキー追悼-新日本東京ドーム深淵分析

※500円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’21年08月05日号新日大阪-Dome Stardom 虎女王 プラタ Chakuriki 猪木Fight レイス