UFC薬物検査強化と罰則の厳罰化を発表！我々の愛した総合格闘技の終焉かもの重大事件

　ついに、ロレンソ・フェティータとダナ・ホワイトが、アンデウソン・シウバらの薬物検査陽性選手の続出という異常事態を受けて、第三者機関による薬物検査の徹底と、陽性だった場合の厳罰化を正式公表した。
　これにより、特に日本のファンにとっては怪物たちが暴れまわる総合格闘技というガチンコの見世物プロ興行が、また別のものに変わってしまうことを意味する。我々の愛した総合格闘技の終焉かもの重大事件であることは間違いない。
金返せ！大凡戦の上に両選手薬物陽性～波紋続くアンデウソン・シウバvsニック・ディアスUFC183

　なお、会見によると「直近で19人の抜き打ち検査から5人の不合格が出る」という不味いことになっていること認めた上で、585人いる契約選手全員の抜き打ち検査を7月1日から施行すると発表。また罰則の強化も打ち出しており、例えば出場停止期間が現在の9ヶ月から2年にするとか、恐ろしいこと口走っており、選手寿命の短いガチンコ戦士が2年試合出来ないとなると、もはや引退ということになる。
　しかし、こんなに厳しくしてエンタメとしてのMMAは生き残れるのだろうか。なんかつまらないアマの競技になってしまう懸念は払しょくされないままだ。

　ちなみに、皮肉というべきなのか、UFC会見と同日に発売されたMussle & Fiitness最新号の表紙は、どう見ても増強剤でギンギンの肉体を作ったとしか考えられない69歳のWWE会長ビンス・マクマホンである。オモテ向きはWWEも薬物禁止ポリシー実施中であるが、ボスがこれだから・・・。