NXTUKウォルター最長王者!里村明衣子戴冠649日保持ケイ・リー・レイ蠍昇華

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■ WWE NXT UK
日時:6月10日(録画番組 日本時間配信金曜午前開始)
会場:英国ロンドン BTスポーツ・スタジオ


 日本からの視聴者目線を抜きにしても力を入れた放送回なので、近代WWEでは最長の王座保持期間となる800日以上を更新したウォルターのお出ましから。ドヴォルザークの♪新世界が鳴り響き、英国収録会場では一人だけなんだがインぺリアムのロゴがスクリーンに。「先日は一週間、両大陸を股にかけて防衛(米でのトマソ・チャンパ、英ランペイジ・ブラウン)してきた。吾輩こそは永久チャンピオンである」と宣言。もちろんこれは、Forever Championを自称する女子王者ケイ・リー・レイと呼応する布石である。


 アイリッシュ・エースのジョーダン・デブリンは、かの性被害告発でやり玉になってしまい、一時はもう解雇されたとまで長期に謹慎だった元NXTクルーザー級王者なのだが、NXT UKでは活躍している。今宵はヘビー級のサクソン・ヒュークスレイの大技を受けまくり、最後は首筋に頭突きを食らわすんだが、ガチに頭突きやると自分も痛いんだって(笑)。そこから実況はサイド・スープレックスと言っていたが、説得力のあるバックドロップでフォール勝ち。ヘビー級と闘っても負けないエースをアピールしている。


 NXT UKタッグ王者のプリティ・デッドリーが花道に登場、そのまま解説席に着いてのシンビオシス(Tボーン&プリメイト)がアン・ワイルド&ダン・モロニー組を下すタッグ戦に。特に欧州色はなくWWE流の試合展開なんだが、レベルは高いところを魅せてくれた。


 さてさて、お待ちかねのケイ・リー・レイvs. 里村明衣子である。米NXTからマウロ・ラナーロが消えて以来、やはりNXT UKのナイジェル・マクギネスの解説が全WWE番組ではイチバンしっくりくる。そして20分弱だったか尺もたっぷり貰っての至宝戦の幕が開いた。

 里村のいつもの側転をよけるspotなのに、結果的にかかとがレイの頭を直撃して「痛てぇ~」と見ている記者が声出してしまう箇所とか、実況も指摘するフィジカルな消耗戦に。しかし、長期政権を築いたレイはタフだなぁ。構成は練ってあり、お互い相手の必殺技ゴリー・ボムとデスバレー・ボムをやり合うなど、WWEネットワーク必見番組に昇華していく。


ロンドンなのでバーバリーのウインドブレイカー買いました!

◆里村明衣子が2度目の挑戦でNXT UK女子王座を初戴冠「私の人生で最も素晴らしい日」

 “ファイナル・ボス”里村明衣子がケイ・リー・レイをスコーピオ・ライジングで撃破、2度目の挑戦でNXT UK女子王座を初戴冠した。メイン戦となったNXT UK女子王座戦で里村は蹴り連打からSTFやDDTで攻め込むと、ケイがデスバレーボム、里村はゴリーボムとお互い相手の大技を放って序盤から掟破りな展開を見せた。さらに里村が不敵に笑いながら側転式ニー・ドロップやデスバレーボムを決めるとケイもスーパーキックからゴリーボム、セントーンを放つも共にカウント2。

 場外戦では里村がベルト攻撃を狙うケイにデスバレー・ボム、ケイも里村をゴリー・ボムでエプロンに叩きつけて意地のぶつかり合う激しい攻防を展開したが、最後は里村がデスバレーボムからスコーピオ・ライジングをケイの脳天に叩き込んで3カウント。里村が2度目の挑戦で649日間王座を保持したケイを撃破して見事NXT UK女子王座を初戴冠した。


 試合後、里村は紙吹雪が舞い飛ぶ中でベルトを掲げるとインタビューでは「とてもハードな試合だったが、ベストを尽くして私の人生のハイライトとなった。すべての女子スーパースターたちは覚悟しておけ!」と王座戴冠の喜びと王者の貫禄を示し、自身のツイッターでは「皆さんに感謝します。とても大変な試合でした。ケイ・リー・レイは真のチャンピオンで彼女が私の最初のライバルだったのは当然こと。私の人生で最も素晴らしい日でした。ありがとう」と英語で投稿した。